#概要
jQueryv3.2.1→v3.5.1にバージョンアップ(アップグレード)したときのメモです。
jQuery Migrateを使ってエラーや非推奨APIのチェックをします。
#jQuery Migrateとは
バージョンアップに伴って削除・変更された関数などの動かなくなった部分の補完をし、コンソールに表示して教えてくれるプラグインです。どこを修正すればよいのかが分かります。
また、jQuery3.0にバージョンアップするには1.12.xまたは2.2.xが必要です。
(参考:jQuery Migrate が便利)
今回は上記以上のバージョンでの3.xでの方法を記載します。
##使い方
まずはバージョンアップ後のjQueryを読み込みます。
その後にjQuery Migrateを読み込みます。
コンソールに警告を表示したいので、開発版(Development)を利用します。
<script src="/scripts/jquery-3.5.1.min.js"></script>
<script src="https://code.jquery.com/jquery-migrate-3.3.2.js"></script>
この状態でページをブラウザで確認すると、コンソールに警告が表示されます。
JQMIGRATE: ~~~
で表示されているのがエラーや非推奨の警告です。
エラーを解消したり、非推奨部分を書き換えるなどして警告が無くなればOKです。
.hover
や.click
などは.on
を使った記述に書き換えました。
これで、バージョンアップは完了です。
基本的には警告を無視せずなるべく解消しておくことが大事です。
(非推奨もいつかは使えなくなるので)
一応、致命的なエラーなどで解決できない場合は製品版(Production)を使えば、廃止された機能を復元し、呼び出してもエラーにならず正常に処理することが可能です。(コンソールに表示されない)
必要に応じて使用・対応してください。
#参考