ファシリテーションの教科書: 組織を活性化させるコミュニケーションとリーダーシップ | グロービス |本 | 通販 を読んだ。
ファシリテーションとは変革リーダーのコアスキルと...。
感想
- 単に会議の場面で議論を方向づけ、結論づける がファシリテーションかと思いきやそれだけではない、という話。
- 例えば何がしかのプロジェクト、計画、段取りにおいてどういう準備をすべきか。
- だいじなのは 全体の見取り図を描くこと 。以下、その見取り図の描き方におけるカギをまとめる。おもに「仕込み」と「さばき」。
仕込み: あるべき議論の姿を設計する
- ファシリテーションとは…
- 議論を仕込む
- 決定プロセスの納得性を高めるため
- 行動を決めるため
- 議論の出発点と到達点を明確にする
- 議論を仕込む
議論の大きな骨格をつかむ
- 合意形成のステップ
- その議論が終わった時点で、参加者や自分がどのような状態になっていればよいのか
- これって記事書くときとおなじですな
参加者の状況を把握する
- 議論に先立ち、参加者について考えておくべきことは何だろうか?
- 参加者を深く知ること
- 参加者の認識レベルを丁寧につかむこと
- 参加者の意見、態度を予測し賛否両論かんがえること
- 参加者相互の関係性に気を配ること
「論点」を広く洗い出し、絞り、深める
- 論点とは、意見が答えになるような問い
- 論点を飛ばして意見だけ述べてしまうと散らかってしまう
- 論点とは問い、問題提起
- 問題は広げたあと、絞り込み、重み付けて、深める
合意形成・問題解決のステップでファシリテーションを実践する
- アウトプット: 結果としての状態
- インプット: その状態に影響を与える要因・投入要素
- 論点の把握
- 最終的に議論の到達点、重要な論点とその関係を頭に刻み、論点の地図を持った状態にすることが「仕込み」のゴールである
さばき: 議論を活性化し、思考を導く
- さばきの基本動作とは
- 発言を引き出す
- 発言を理解し、共有する
- 議論を方向づける
- 結論づける
- 発言を引き出し、理解する
- 発言を深く理解する
- 議論を方向づけ、結論づける
- 今、議論すべきでない論点への対応
- 他の参加者の同意を確認する
- 議論すべき論点
- 広げる
- 深める
- 止める
- まとめる
- どうしてもまとまらないときはより詳細化し、ある点は合意、ある点はまだ、と分ける
- 今、議論すべきでない論点への対応
- 対立をマネジメントする
- 相互の背景にある認識
- 「ポジショントーク」の本来の意味は単にその通りポジションからの目線での意見だよななどと思った
- 敢えて対立を「放置」し意見を引き出せるだけ引き出してから、まとめることもできる
- 相互の背景にある認識
- 感情に働きかける
- ファシリテーションは「合気道」
- 2つのやり方がある
- コントロールする
- 敢えてコントロールしない
- 2つのやり方がある
参考記事
「コンサル一年目が学ぶこと」 と比べると高度だがこちらのほうが手練れの開発者向けで腹落ちする内容かもしれない、と感じる。特にリモートワークでは リモートワークにおけるファシリテーションの方法論 - Google スライド こんなスライドも。
【要約・まとめ】『ファシリテーションの教科書』をまとめてみた | ビジネス書要約ブログ -BYB-
【感想・ネタバレ】ファシリテーションの教科書―組織を活性化させるコミュニケーションとリーダーシップのレビュー - 漫画・無料試し読みなら、電子書籍ストア ブックライブ
以上です~