新人さんにすすめる有益な技術書達 2022春 - Qiita に記載しておきつつ自分はしっかり読めていなかったので読んだ本。開発者にも有益な「コンサル一年目が学ぶこと」について理解した点のまとめと、開発者として「コンサル」な人とお仕事をする上でどういうマインドを持ちたいかのメモです。
図解 コンサル一年目が学ぶこと | 大石哲之 | ビジネス・経済 | Kindleストア | Amazon
https://d21.co.jp/book/detail/978-4-7993-1532-3
感想
- ストイックだなあ... 言っていることはわかる。でもストイックだなあ... という感想である。
- 何故これらが大事なのか、のテクニカルな側面はもっと他の本で深掘りするのが良いのかもしれない。例えば会議の議事進行などは 「世界で一番やさしい会議の教科書」を読んだので、その要点 - Qiita がおすすめであるし、文書作法なども色々記事はある。
- 読んでよかった点もある。 「コンサル一年目が学ぶこと」を読んで、コンサル会社の「容赦ない」カルチャーについて思い出した。 | Books&Apps ... この記事の「容赦ない」という表現に共感する。コンサル界隈の各位、大変だな...
- 数字を大事にするマインドには同意である。彼らをリスペクトしながらお仕事せねばと感じた。
要点
- 「15年後にも役立つ普遍的なスキルを基礎的レベルから理解できる本」。
第1章 コンサル流話す技術
- 結論から話す
- 短い時間で物事がシンプルに明確にできる
- PREP法
- Point
- Reason
- Example
- Point (繰り返し)
- Talk Straight 端的に話す
- 質問にまず答える
- 率直に物を言い、駆け引きをしない
- 数字というファクトで語る
- 意見は封殺されることがあるが、事実は封殺しようがない
- 経験のない者の武器は数字
- 論理と数字は共通語
- 感情より論理
- 相手のフォーマットに合わせる
- 相手の期待値を把握する
第2章 コンサル流思考術
- 「考え方を考える」という考え方
- 全体から細部へ
- ロジックツリーを使いこなす
- 雲雨傘 提案の基本 etc
- 事実: 雲が出ている
- 解釈: 雨が降りそうだ
- アクション: 傘を持っていこう
- 雲・雨・傘 はセット。フィードバックを受けて改善する
- 自分の考えを持つ
第3章 コンサル流デスクワーク術
- 文書作成の基本、議事録書きをマスターする
- 最強パワポ資料作成術
- ワンスライド、ワンメッセージ
- エクセル、パワーポイントは、作成スピードが勝負
- シンプルな課題管理表を
第4章 コンサル流ビジネスマインド
- ヴァリューを出す
- 喋らないなら会議に出るな
- 「発言しない人の価値はゼロ」
- 「時間はお金」と認識する
まとめ
- 「意見は封殺されることがあるが、事実は封殺しようがない」。わかるけど、そのとおりだけど、封殺って言いまわしはコワイな。「コンサル」もそりゃ大変だよな... コンサルの世界の共通言語というのもいろいろ興味深い
- 会議で「発言しない人の価値はゼロ」といった辺りでお腹いっぱい大満足感をもって読了 ごちそうさまでした
- 敢えて批判的に読もうとは思わないが、「コンサル」大変だよな... と改めて認識できた本である。言っていることはどれもこれも「正論」であるので、社会人とは、体力だな、と認識しながら、時折たのしい事も考えながら彼らと接していきたい。
おつかれさまでした。以上です~