というような記事に共感しつつ自分も苦手である。開発としてどう会議をサバイブしたら良いのか... 評判の良い以下をさらったので要点。
内容
表紙と絵柄は好みが分かれるかもしれない、が、ストーリー仕立てで以下。
- 初めてのダメ会議
- 確認するファシリテーションを始める
- 書くファシリテーションを始める
- 隠れないファシリテーションを始める
- Prepするファシリテーションを始める
確認するファシリテーションを始める
課題
-
決まったことが明確になっていない
- 結局何も決まってない
- 何か決まったけど、具体的に何をすればいいのかよく分からない
ファシリテーションの入門
- ファシリテート
- 用意にする・促進する
- ファシリテーション
- あるゴールを達成するための活動を、促進する、容易にするための技術
- 会議ファシリテーション
- 何かを決めることを促進する、容易にする技術
ファシリテーションのテクニック
- 決まったことの確認
- やるべきことの確認
- 終了条件の確認
いきなり下っ端が、口出ししづらいというのが最大の難関であるファシリテーション。「すみません、ちょっと理解が追いついていないので教えて下さい」などと効果的にクッションを挟んで、隠れファシリテーションする。
書くファシリテーションを始める
書く
- 意見
- 論点
- 決定事項
を書く。
個人的には、
- 事実
- 意見
も区別できたほうがいいと思うのだがどうか。スクライブ会議とは?
スクライブ
- 会議中に書く3つのこと
- 意見: 発言をそのまま書く
- 論点: 質問や議題を「問」として明記する
- 決定事項: 決まったことを「結」として明記する
- 終了条件、時間配分、結論、やるべきこと
- これだけでも議論が "見える" ようになる
- 見えるだけで議論が楽になる
重要なのは、会議で出た意見などの内容をホワイトボードに見える化し、終了条件を明確にすること。
隠れないファシリテーションを始める
ここからは本格的な内容。実際にファシリテーターとして任命された場合に有効になってきそう。
進め方
終了条件を明確にした上で、以下など。
- 振り返り 20分
- 検討課題の絞り込み 10分
- 改善策の討議 30分 * 3テーマ
- まとめ 10分
Prepするファシリテーションを始める
- フォーマットが、ここでダウンロードできる
書評
以下がわかりやすかった。
【ファシリテーションを良く知らない人】
- 一度読んだ方が良い
- 会議の世界が変わる可能性がある
- チームの人の何人かが読めば間違いなく会議が変わる
- 結局、良くわからなくても会議を良くしようとさらに思える
【ファシリテーションを良く知っている人】
- 世界では知らないが、たぶん日本で一番わかりやすいファシリテーションの本だから理解が深まる
- 間違って理解している点について学び直せる
- 上手くファシリテーションを発揮できてない人でも発揮できるようになるかも・・・
Prepシートのようなものは
でもまとめた通り、よく用意されるが、それ以前にマインドの部分で発見があった本。参考になればさいわいです。