この記事の結論
個人的なTODO管理はSlack上で、Slackの「ブックマーク」機能だけで十分でしたという話です。
やりたいことが小さいなら、凝ったツールは要らない。
最低限のやりたいことを見直してシンプルに要件を満たすのも工夫。
2ヶ月ほどやってみてこれでいいなと思ったのでまとめます。
課題だったこと
Slackであちこちのチャンネルに投稿された読みたい情報が流れてしまう問題
Slackはコミュニケーションツールとしてはとても便利なのですが
あちこちのチャンネルに記事の紹介や情報が流れてしまうと後で追いかけるのが大変じゃないですか?
「一週間ぐらい前にどこかで見た気がするんだけどなー…」(あちこちのチャンネルをポチポチ)
(15分経過)
「…スレッドの中だったわ…」
とか頻繁に発生しています。
- 全く同じことを私もやりがち。
- だけでなく人に頼まれたこと、差し込まれたことが散らかって忘れる。
- TODO管理って、とにかく忘れないことが大事。忘れないためには 一箇所に集約できる ことが必須。
- と考えると結局 情報の起点がSlackなので、Slack上で完結してできる ことがベスト。
- Trello とかそんな大げさなことはしなくてよい。
で、どうにかしたいと考えていた。
課題の詳細を洗い出し
先の記事では
- 手軽に
- まとめられる
- 読んだかどうかわかる
- 読んだ後も残しておける
- 他人が投稿したのも残せる
- 複数のチャンネルで使える
- 複数のワークスペースで使える
が要件定義されているのですがこれを参考にするとまあ私はせいぜいこんな感じ。
- 手軽に
- まとめられる
- 読んだかどうかわかる
- 複数のチャンネルで使える
むしろ簡単に**「今」、「何を読む」、「やる」**べきかだけが、その材料だけが目の前にあればよい。
解決策
元記事は
というツールとSlackとを連携させてclickupに情報を集約する手法での解決が図られているので興味のある方はぜひそちらへ。今回私は、以下の方法で解決することを試している。
Slackのブックマーク! 以上!
**「ブックマーク」**である。よく似たところに「ピン留め」があるが、
- チャンネルメンバー全員に周知を促したいメッセージは、チャンネルへのピン留め。
- ピン留めはチャンネルメンバー(もしくはダイレクトメッセージ)全てに有効。
- 一方ブックマークは自分にのみ有効。逆に言えば自分の目の前のTODOはこれで良い。
- 自分自身にのみ重要度が高いメッセージ(もしくはファイル)に、ブックマークする。
ブックマーク、全く活用できていなかった。
具体的フロー
朝、お仕事開始時。今日のGoogle Calendarをみて、やることリストを作成する。
<今日やること>
〇〇打合せ
〇〇雑談会
問合せ対応
チケット
チケット
チケット
...をチームのSlackチャンネルに投稿。これはもともとチームで行っているルール。
★そのままその投稿をブックマークする。
これ以外に差し込みが入ったら、reacjiで自分のtimesチャンネルに収集する。
★その投稿もブックマークする。
ブックマークを眺めながらお仕事する。
★タスクが終わったなと思ったらブックマークを剥がす。
で、常にブックマークだけを見ていればやることが把握できるというしくみ。
ブックマークが少なくなるとお仕事が終わる清々しさ。
ポイント
TODO管理のコツはともかく集める。いつでも見られるところに置く。だと思います。Slackが現実的に、モバイルでもPCでもどの端末でもいつでもどこでも最もアクセスしやすいツールであることを考えると、それをベースにすることが肝。Trelloやその他カンバンツールなどなどいくらでも試したいものは出てくる。しかし今、本当に必要なものは? 敢えてシンプルに考えることも勧めたい。
他のツール例
「クラウドに散ったタスクを一つのカレンダーで管理したい!」――急遽テレワークを導入した中小企業の顛末記(46)
国内企業の採用情報がTrelloでダダ漏れだと話題に ~公開設定を今すぐ見直して!
ClickUp におけるユーザー/チーム/ワークスペース等とタスクの関係 (類似製品との比較含む)
色々ツールがあって、活用できることも大事。一方要件を定義して、要らないものは削り、意外とシンプルに十分満たせることもあるという話でした。複雑にすれば事故るし。参考になればさいわいです。