LoginSignup
9
11

More than 5 years have passed since last update.

Check! Raspberry Pi Zero をリモートで開発しよう ~ Arafruit WebIDE を使ってみる

Last updated at Posted at 2016-04-10

こんばんは、オークファンの @dz_ こと大平かづみです。

Prologue - はじめに

幸運にも在庫復活のタイミングにめぐり合わせたので、 Raspberry Pi Zero を手に入れました!

より便利に使うために、Raspberry Pi をリモートから開発できる Adafruit WebIDE を試すことにしました。インストールとセットアップの手順を、備忘録として書き留めておきます。

ちなみに、Pi Zero がほしい方は、 Where is My Pi Zero? というサイトで、複数のオンラインショップの在庫状況を確認することができます。GOOD LUCK! :)

Adafruit WebIDE とは

さて、 Adafruit WebIDE とは、ほかの端末からウェブブラウザでアクセスして開発できる Raspberry Pi の IDE (統合開発環境)です。

Raspberry Pi の WiFi のセットアップさえ済んでしまえば、リモートで開発ができるのでとても便利そうです。

下図のように、単なるエディタだけでなく、 Adafruit が用意するサンプルコード集やターミナルを利用できます。ソースコードは Git で管理でき、Bitbucket と連携しています。
20160324_pizero_adafruit-webide_011.png

想定されている言語は Python です。ターミナルも用意されているのでやろうと思えば何でもできそうです。

導入の大まかな流れ

さて、Adafruit WebIDE を使えるようにするには以下の手順で簡単に利用開始できます。

  1. Raspberry Pi に Adafruit WebIDE をインストールする
  2. Adafruit WebIDE を起動する
  3. Bitbucket のアカウントを作成する
  4. Bitbucket のコンシューマーキーを発行する
  5. Adafruit WebIDE をセットアップする

導入手順

それでは、実際に導入してみましょう。

1. Raspberry Pi に Adafruit WebIDE をインストールする

まず、Raspberry Pi に Adafruit WebIDE をインストールしましょう。以下のコマンドを実行します。

# Adafruit WebIDE をインストール
pi@raspberrypi:~ $ curl https://raw.githubusercontent.com/adafruit/Adafruit-WebIDE/alpha/scripts/install.sh | sudo sh

2. Adafruit WebIDE を起動する

インストールができたら、サービスを起動します。

# Adafruit WebIDE をサービスとして起動
pi@raspberrypi:~ $ sudo service adafruit-webide.sh start

サービスを起動したら、同じネットワーク内のリモートのマシンからアクセスしましょう。ウェブブラウザで http://<Raspberry Pi のIPアドレス> または http://<Raspberry Pi のIPアドレス>:8090 を開きます。以下の画面が表示されればOKです。もし表示されない場合は、ポートが異なる可能性があるので、以下のように config を確認してみてください。
20160323_pizero_adafruit-webide_002_01.png

コンフィグを確認する

# Adafruit WebIDE のコンフィグを確認する
pi@raspberrypi:~ $ less /usr/share/adafruit/webide/config/config.js
config.js
exports.editor = {
  "port": 80,
...

この場合は、80 番ポートで起動します。

3. Bitbucket のアカウントを作成する

基本的には、上記で表示された手順に従ってセットアップを進めます。

まずは Bitbucket のアカウントを作成し、ログインしてください。

4. Bitbucket のコンシューマーキーを発行する

次に、接続用のコンシューマーキーを発行します。右上のアイコンをクリックして、「Butbucket Setting」を開きます。

OAuth > OAuthコンシューマー > 「コンシューマーキーを追加」 を開きます。必要な情報、権限を指定してコンシューマーキーを保存してください。なお、権限は適宜調整してくださいませ。
20160410_adafruit-webide_001.png

5. Adafruit WebIDE をセットアップする

次に、作成したコンシューマーキーの「鍵」「Secret」を Adafruit WebIDE に設定します。さらに、コミットの際に必要になる Full Name と email を指定して「クエリ送信」を押下します。
20160410_adafruit-webide_002.png

ログイン画面が表示されるので、Bitbucket のアカウントでログインすれば、 IDE の利用準備完了です!
20160410_adafruit-webide_003.png

Epilogue - おわりに

この後、普通に Raspberry Pi のGPIOに配線して、python のプログラム書いて実行するところまで確認できました。デバッグもできます。

また、Adafruit WebIDE には Schedule Manager というものもあるようで、定期的な処理を WebIDE に任せられるのかもしれません。

9
11
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
9
11