GitHubなどからWebアプリのCI/CDができるAWS Amplifyですが、
今回は環境変数の設定方法と、AmplifyでホストしているReactアプリから読み込む方法を備忘録として残しておきます。
(あと以外と日本語のドキュメントがなかった)
ReactなどのWebアプリでは.envファイルなどに環境変数を定義しておいて、
process.env.{任意の名前}
で読み込むことがあると思いますが、
認証情報などを記載している場合はソース管理には載せられませんし、Amplifyで環境変数を設定して読み込む必要があります。
ちなみにAmplifyではバックエンドの構築も可能ですが、環境変数の利用はフロントエンドのみのアプリでもできます。
ちょっとしたフロントエンドだけのアプリ作って環境変数の読み込みだけしたい場合、Amplify CLIを使ったバックエンドの構築などはせずに環境変数の設定、利用が可能です。
環境変数の設定
環境変数の登録
Amplifyで環境変数を定義するにはまずAWS ConsoleでAmplifyのページに飛び、
サイドメニューから「環境変数」を選択します。
環境変数のメニューが開くので「変数の管理」から変数の登録・編集ができます。
今回はReactアプリで読み込むのでREACT_APP_
を変数名にプレフィックスとしてつけておきます。
また、複数ブランチをホストしている場合には、ブランチごとに変数を設定することが可能です。
ビルドの設定
続いてメニューから「ビルドの設定」を選択し、以下の画面を開きます。
ここではデプロイ時のビルドの設定をyaml形式で定義することができるので、ここで環境変数のエクスポートをします。
buildのcommandsに↓こんな感じで書いておきます。
出力するパスはアプリに応じて変更します。今回はルートに書きだしています。
echo "REACT_APP_HOGE=$REACT_APP_HOGE" >> .env
アプリからの読み込み
あとはアプリから
process.env.REACT_APP_HOGE
で読み込めば完了です。