まえがき
技術書典20が、4/11(土)からオンライン開催され、本日4/12(日)には池袋でオフライン会場もあった。
前回は、電子版のみでオンライン出展した(過去記事参照)が、今回は物理本を印刷してのオンライン出展をしてみた。
結論としては、爆死濃厚。
過去記事
今回の新刊
何を血迷ったか
電子版なら最悪まったく売れなくとも財布は痛まない。
いや、執筆に費やした労力とかを考えればマイナスだが、そこには目をつぶろう(それを算入したら、「利益」が出る所などないだろう)。
しかし、製本という工程が必要な物理本には、必然的に印刷代という目に見える金銭的負担が発生する。
もちろん「後から印刷」という、売上部数が決まった後から印刷発注ができるしくみもあって、売れた分だけ刷るということが可能だ。
だが――俺がそんなに賢く見えるか?
作るんだったら、表紙を豪華にしたいなあ、オプションを色々付けてみたいなあ、なんて浮かれたことを夢想し「あれ、そうすると後から印刷使えなくね? 仕方ない。会期前に部数を決めないとね。んー、じゃあ100部刷ろう」という、馬鹿特有の浅慮で、既に印刷部数を決めて発注済みなのである。
100という数字にも根拠はない。多く刷れば原価は下がるだろう、くらいの雑な見積もりである。
損益分岐点を超えなければ明確な赤。いや、金銭的な損失なんて、宝くじが外れたものだと考えれば甘受できる(このペースなら赤はないはず)。
しかし、会期後に送られてくるであろう売れ残った本の山を見て、精神を保っていられるだろうか?
落ち着くんだ…
『素数』を数えて落ち着くんだ…
マヌケは見つかったようだな
前作に比べると売れていることは確かだ。
前回は2日目時点の売上が2部だったから、それの約3倍(紙3部、電子4部の計7部)と考えれば大健闘だが、どんぐりの背比べだとも言える。
さらに致命的に抜けているのは、電子版のみ購入の方が存在することを完全に考えに入れていなかった点だ。
要は、見込み値=印刷部数としてしまっていた。
甘々の予測の、更に倍は売れないと完売ラインに到達しない。
今のままのペースでゴールしたとして、印刷部数の半分も捌けていない計算になる。
(後から印刷を使わなかったのは"浅慮"だったが、電子版についてはマジで考慮の外だった)
教訓
ということで、需要予測をちゃんとしましょう。できないなら、後から印刷に頼りましょう。
少なくとも、このペースだとかなりの冊数が家に届く未来が見えている。
これに懲りたので、次に紙で出すなら素直に後から印刷を使おうと思う。