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Nvidiaから出ているJetPack(NVIDIA SDK Manager)を使ってOpenCvやCudaの簡単なインストールを目指す

Last updated at Posted at 2020-07-12

###Nvidiaから出ているJetPack(NVIDIA SDK Manager)を使ってOpenCvやCudaの簡単なインストールを目指す
スクリーンショット 2020-06-19 21.43.27.png

####NividiaのGPUの乗ったマシンを用意する
NividiaのGPUは搭載したPCを用意する必要があります

$ apt-cache search "^nvidia-[0-9]{3}$"

apt-cacheでそのPCにインストールできるNvidiaドライバがわかる。
20191106123629.png
20191106125506.png

NVIDIA SDK ManagerはCuda10.0がインストールされる。NVIDIAドライバは410以上がインストールされる。
NVIDIAドライバ410以上に対応したWindows機を利用するかJatsonを利用する。
NVIDIAドライバが未対応ならNVIDIA SDK Managerをあきらめ、Cudaのバージョンを下げ手動インストールにする

https://docs.nvidia.com/cuda/cuda-toolkit-release-notes/index.html
古いPCのGpuのドライバは410以下のため、Cuda10.0は動作しない

####仮想環境ソフトを利用する
Parallels DesktopやVMWareなど
ここではparallels-desktopを使います

追記 仮想環境だとGeforceドライバが認識しない
MacならディアルブートでLinuxを起動させるか、Windowsを利用するか
外部のJetsonNanoに転送してインストールするか
(#1)
####ubuntuをインストールする
日本語版Ubuntu配布サイト
スクリーンショット 2020-06-19 19.53.39.png

カーソルはCtrk+altで開放します
Parallels Tool CDがマウントされるので一緒にインストールするとよいです。

#更新する
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade

#####NVIDIAグラフィックドライバーとCudaのバージョンの関係
NVIDIA SDK ManagerのCudaのバージョンは10.0である。古いPCのGpuと古いNividaドライバーだと動作しない。NVIDIA SDK Managerの自動インストールをあきらめて、Cudaのバージョンを下げて手動インストールに切り替えるか、新しいPCを新調するかになる

#####GPUがNvidiaかどうか確認する

sudo lshw -C display 

仮想環境上だとVirtual Video Adapterとでる
仮想環境ではNivideドライバーはインストールできないので、ホストPC(Linux or Windows)上でNivideドライバをインストールする必要がある

UbuntuがGPUを認識しているか調べる

$ sudo ubuntu-drivers devices

####Nvidiaドライバインストール 方法1

参考

UbuntuがGPUを認識しているか調べる

$ sudo ubuntu-drivers devices

GPUの型番が正しく表示されたら,以下のコマンドを実行してドライバのインストールする

$ sudo ubuntu-drivers autoinstall
# マシンにインストール済みのNVIDIAドライバを一覧表示
$ dpkg -l | grep nvidia

# apt-getでインストールできるNVIDIAドライバの一覧表示
$ apt-cache search "^nvidia-[0-9]{3}$"

nvidia-smiコマンドでドライバのバージョンやGPUの詳細が表示されるか確認する

$ nvidia-smi

正しく表示されたたらCudaのインストールへ進む

#####nvidia-smiを実行したらエラーが出た

$ nvidia-smi 
NVIDIA-SMI has failed because it couldn't communicate with the NVIDIA driver. Make sure that the latest NVIDIA driver is installed and running.
nvidia-smiはnvidiaのドライバを確認することができなかった.最新のドライバが入ってるかどうか確認してね.

この場合,Nouveauを無効化することで解決する.まず,/etc/modprobe.d/blacklist-nouveau.confを作成し,以下のように編集する.

$ sudo vim /etc/modprobe.d/blacklist-nouveau.conf

以下の内容を記入

blacklist nouveau
options nouveau modeset=0

次に以下のコマンドを実行し,カーネルモジュールを再読込する.

$ sudo update-initramfs -u

$ sudo reboot

$ nvidia-smi

参考

PCを再起動し,nvidia-smiが実行できればCUDAのインストールに進む

####Nvidiaドライバインストール 方法2
Nvidia Driverをダウンロードする
スクリーンショット 2020-06-30 14.18.07.png

搭載されているGPUのドライバを選択しRun形式のファイルをダウンロードしインストールする

$ chmod +x GPUドライバ名.run
$ sudo sh GPUドライバ名.run

nvidia-smiコマンドでドライバのバージョンやGPUの詳細が表示されるか確認する

$ nvidia-smi

######再インスール時の注意
NVIDIA SDK Managerを先にインストールすると最新のNVIDIAグラフィックドライバーをインストールされてしまい、その後マシンにあった古いグラフィックドライバーを入れようとすると、エラーが起きインストールできないことがありました。依存解決のコマンドaptitudeを使って再インストールを試しましたが、デスクトップ画面で硬直して動かなくなった。

マシンがハングアップしたので注意
sudo aptitude install libnvidia-encode-418
参考

素直にアンインストールして再インストールしたほうがいいかもしれない

sudo apt-get --purge remove nvidia-*
sudo apt-get --purge remove cuda-*

####CudaとOpenCvのインストール

NVIDIA SDK Managerをインストールする
ネットに繋がっていないとインストールできません
スクリーンショット 2020-06-19 19.51.55.png

ダウンロードしJetPackアーカイブを解凍しインストールします。
Nvidiaアカウントを作成する必要があります
スクリーンショット 2020-06-19 20.01.18.png

HostMachienを選択します。
JetPack4.3を選択します。

参考記事
スクリーンショット 2020-06-19 20.05.24.png

下の方にあるダウンロードの後にインスールするを必ずチェックします
ダウンロード中にインストールするとエラーになることがあるので必ずチェックを入れます
30Gぐらい容量が必要です
###インストール完了
スクリーンショット 2020-06-20 19.09.20.png

自動でOpenCvとCudaがインストールできました。

####JetPack 4.3 in jetson components:

L4T R32.3.1 (K4.9)
Ubuntu 18.04 LTS aarch64
CUDA 10.0
cuDNN 7.6.3
TensorRT 6.0.1
VisionWorks 1.6
OpenCV 4.1 (4.1.1)
Nsight Systems 2019.6
Nsight Graphics 2019.5
Nsight Compute 2019.3
SDK Manager 1.0.0

####cudaの場所

/usr/local/cuda
/usr/local/cuda-10.0

####opencvの確認方法

$ sudo apt-get install python3-pip

$ sudo pip3 install numpy
$ python3
>>> import cv2
>>> print(cv2)
>>> cv2.__version__
4.1.1

####公式cudaのインストール方法
公式cudaの説明

####パスの設定を追加する

$ sudo apt install vim
# vimをアップデートする
sudo apt install vim

# xとyにバージョン数字を入れる
$ sudo vim ~/.bashrc

## CUDA and cuDNN paths
export PATH=/usr/local/cuda-x.y/bin:${PATH}
export LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/cuda-x.y/lib64:${LD_LIBRARY_PATH}
# 環境変数$LD_LIBRARY_PATHにNVIDIAドライバのパスを追加
export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:/usr/lib/nvidia-番号

#保存する
$ source ~/.bashrc

# 確認する
$ nvcc -V

# CUDA Toolkitの場所の確認
$ which nvcc

#/usr/local/cuda-10.0/bin/nvcc 

参考
参考

####cuDNN のRunTimeのインストールと動作確認

cudnn-archive
スクリーンショット 2020-06-30 13.27.00.png

cuDNN Runtime Library for Ubuntuh  
cuDNN Developer Library for Ubuntuh
cuDNN Code Samples and User Guide for Ubuntu
をダウンロードしダブルクリックでインストール

参考

cuDNNの動作確認

cuda-10.0/binにパスが通っているかどうかの確認します
通っていれば、cuda-install-samples-10.0.shを実行できます
ホームディレクトリで実行します。引数にフォルダ名を記入します。cuda-install-samples-10.0.shを実行するとホームディレクトリにサンプルフォルダが生成されます。Makeファイルがあるのでmakeします
binフォルダにサンプルファイルが生成されるので実行し試します。
deviceQueryを実行しcuda deviceが有効か確認します

$ cd /usr/local/cuda-10.0/bin

# /usr/local/cuda-10.0/bin/cuda-install-samples-10.0.sh

# ホームディレクトリにサンプルコードのあるディレクトリをコピー
$ cuda-install-samples-10.0.sh フォルダ名

$ cd フォルダ名/NVIDIA_CUDA-10.0_Samples
$ make
$ cd NVIDIA_CUDA-10.0_Samples/bin/x86_64/linux/release

$ ./deviceQuery
 
$ ./bandwidthTest

$ ./volumeRender 

参考

cuDNNのインストール確認

dpkg -lコマンドでインストール済みのパッケージを一覧表示する.

# マシンにインストール済みのcuDNNパッケージを一覧表示
$ dpkg -l | grep cudnn

####cuDNNの保存場所

# debパッケージが保存されているディレクトリを確認(-Lオプション)
$ dpkg -L libcudnn7

####Yoloをインストールする

$ sudo apt install git
$ git clone https://github.com/AlexeyAB/darknet.git
$ cd darknet
darknet$ vim Makefile
GPU=1
CUDNN=1
OPENCV=1

darknet$ make

####-lcudaが見つからない エラーが出る

libcuda.soがどこにあるか検索する

# libcuda.soがどこにあるか検索する
$ locate libcuda.so

# libcuda.soの場所がヒットする
/usr/local/cuda-10.0/targets/x86_64-linux/lib/stubs/libcuda.so
/usr/loca/cuda-10.0/targets/aarch64-linux/lib/stubs/libcuda.so

libcuda.soファイルを見つけたら、x86_64-linux-gnuフォルダに作る。x86_64-linuxフォルダにlibcuda.so.1のシンボリックリンクを作るとよい記事を見つける

sudo ln -s /usr/local/cuda-10.0/targets/x86_64-linux/lib/stubs/libcuda.so /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libcuda.so.1

# libcuda.so.1とlibcuda.so 両方のシンボリックリンクが必要
sudo ln -s /usr/local/cuda-10.0/targets/x86_64-linux/lib/stubs/libcuda.so /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libcuda.so

参考

#再びmake
$ make clean
$ make

####cudnn.hファイルがないとでる。cudnn.hファイルをコピーする

cudnn インストール公式

cudnn-archive
スクリーンショット 2020-06-26 17.41.06.png

cuDNN Library for Linuxをダウンロードします

#cuDNNパッケージを解凍する。Finderからでも解凍可能

$ tar -xzvf cudnn-x.x-linux-x64-v8.x.x.x.tgz

$ sudo cp cuda/include/cudnn*.h /usr/local/cuda/include
$ sudo cp cuda/lib/libcudnn* /usr/local/cuda/lib64
$ sudo chmod a+r /usr/local/cuda/include/cudnn*.h /usr/local/cuda/lib64/libcudnn*

make時のcudnn.h not foundがエラーが出なくなる

cudnn関連

libcudnn.so.7.0.1以外のlibcudnn.soファイルを削除する
/usr/local/cuda/lib64 $ sudo rm -rf libcudnn.so libcudnn.so.7
再生する
sudo ln -s libcudnn.so.7.0.1 libcudnn.so.7
sudo ln -s libcudnn.so.7 libcudnn.so
make clean 
make

####darknet/objが書き込めない

darknet/obj 権限を変更する

$ sudo chmod 777 ホームパス/darknet/obj ホームパス/darknet/backup

再びmake

$ make clean
$ make

weightsをダウンロード

AlexeyAB版には含まれていないのでpjreddieからダウンロード

$ wget https://pjreddie.com/media/files/yolov3.weights

Yoloを実行してみる

./darknet detect cfg/yolov3.cfg yolov3.weights data/dog.jpg

Yolo実行時のエラー
####Not compiled with OpenCV, saving to predictions.png instead

DarkNetのMakefileのopenCvが1になっていない

$ vim Makefile
  OPENCV=1

####CUDA driver version is insufficient for CUDA runtime version
####CUDA driver version is insufficient for CUDA runtime version : No Such File or Directory

保留
参考
NVIDIAグラフィックドライバがインストールされていないと出る?調査中

cudaを更新もする
sudo apt-get install cuda

####No CUDA-capable device is detected

CUDA対応デバイスが検出されない
仮想環境上ではNvidiaのGPUを認識しないため。仮想環境を止めてホストPCにOSを入れ直してやる

CUDAとNVIDIAドライバ(/usr/lib/nvidia-***)のPATHチェック

出力に"/usr/local/cuda-10.0/lib64"と"/usr/lib/nvidia-番号"が含まれているか?

$ echo $LD_LIBRARY_PATH  

####CUDAとnvccコマンドのPATHチェック

出力が"/usr/local/cuda-10.0/bin/nvcc"になっているか?

$ which nvcc             
/usr/local/cuda-10.0/bin/nvcc

####nvidia-smiコマンドのPATHチェック

出力が"/usr/bin/nvidia-smi"になっているか?

 $ which nvidia-smi
/usr/bin/nvidia-smi

####アンインストール方法

# xにバージョンを入れる
sudo apt remove cuda-x-y
sudo apt autoremove
sudo apt remove libcudnnx libcudnnx-dev libcudnnx-doc
rm -rfv ~/NVIDIA_CUDA-x.y_Samples/ # サンプルコードを消す。
# ~/.bashrcに追加されたPATHの設定をテキストエディタなどで消す。
# ログアウトしてPATHの設定の変更を反映

####ポイント
Nvidia GPUを搭載したマシンを用意する
仮想環境にNvidiaのグラフィックドライバーはインストールはできない
Nividia Sdk ManegerのCudaは10.0なので古いNividiaドライバでは動かない。Cuda10.0を動作できるNvidiaDriverを利用する
cuDNNパッケージを解凍し、指定したファイル(cudnn*.h)などを指定したところへコピーする
locate libcuda.soでlibcuda.soの場所を把握する。シンボリックリンクを/usr/lib/x86_64-linux-gnuに貼る
vimで.bashrcを編集した後、source ~/.bashrcで保存しないと適用されない

####結論
Jetson nanoを使う時はNividia Sdk Manegerを使ったほうがよい。cuda10とNividiaドライバが対応している
PCにインストールする場合はGPUを調べ、NvidiaDriverが410以上に対応しているならNividia SDKを試しに使ってみる 410未満未対応ならSDKを諦め手動インストールでやる

####参考サイト

閃き- blog
かなり詳しく書いてあります

Coda linux 公式インストール情報

NVIDIA SDK Manager on Dockerで快適なJetsonライフ

Jetson TX2 への JetPack のセットアップ手順

(#1)
CUDA on WSL2
WSL2を使えばWindows上にLinuxを構築しWindowsのGPUドライバを利用できるようです。

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