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●catalinaについて
tomcatのコードネームが catalina(カタリナ) です。
様々なところで catalina という単語がでてくるので、tomcat=catalina という脳内変換をしましょう。
●ポート番号について
デフォルトでは 8005(SHUTDOWN)、8009(AJP3)、8080(HTTP)という構成になっています。
●ログについて
デフォルトでは ${CATALINA_HOME}/logs/catalina.out にログが出力されます。
tomcat運用中には頻繁に参照することになるため、このパスはつねに把握しておきましょう。
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●tomcatとjdkのダウンロード
tomcatとjdkのバージョンはできるだけ合わせておく
●ファイルの解凍
tarでいつも通り解凍
●解凍したディレクトリの移動
例)
jdkは/usr/local/jdk-9.0.1 という名前で移動
tomcatは/usr/local/tomcat-9.0.1 という名前で移動
※バージョン番号はつけておく
●シンボリック作成
/usr/local/jdk-9.0.1 は /usr/local/javaにリンクを張る
/usr/local/tomcat-9.0.1 は /usr/local/tomcatにリンクを張る
※バージョンアップ作業などではシンボリック先を変えれば楽になる
※シェルスクリプト内でのパス指定が楽になる
●tomcatユーザ作成と所有者変更
useraddでtomcatユーザを作成
chownで/usr/local/tomcat 以下全部のファイルの所有者変更
●環境変数の定義
tomcatユーザのbashrcかbash_profile に記述する
※.bash_profileと.bashrcは、共にログインしたときに実行される設定用のシェルスクリプト。
.bash_profileは、ログイン時だけに実行される設定ファイル。ここでは、環境変数の設定などが行われる(内容はディストリビューションによって異なる)。
.bashrcは、ログイン時に.bash_profileから読み込まれるという形で実行されるが、別のシェルが起動したときにも実行される。
tomcatの起動スクリプト内にも記述する
※起動スクリプトは手動で作成してsystemctlで利用できるようにしておく
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JAVA_HOME=/usr/local/java
CATALINA_HOME=/usr/local/tomcat
PID_FILE=${CATALINA_HOME}/logs/tomcat.pid
CLASSPATH=${CATALINA_HOME}/lib/servlet-api.jar:${CATALINA_HOME}/lib
TOMCAT_USER=tomcat
export JAVA_HOME CATALINA_HOME PID_FILE CLASSPATH TOMCAT_USER
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●ダイレクトに起動・停止する場合
tomcatユーザで下記を実行
/usr/local/tomcat/bin/startup.sh
/usr/local/tomcat/bin/shutdown.sh
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