さて、2014年12月に引き続きやってきました!
中国は深圳(Shinzene)です!
今回はMakerFaireという、中国のメイカーが一堂に会すイベントにお邪魔し、前回に引き続きニコ技のツアーにも参加するためにやってきました。
もちろん、電気街の開拓、これから自分が活動するフィールドとしてどうこの土地と付き合っていくかの模索を進めるために来ました。
幾つかの滞在中のお話を書きづつって行きたいのですが、ここではまず旅をした中での出来事、中国で生活するために困った事やこれがあったほうが便利といった事を書き記していきたいとおもいます。
##今回の旅のお題目
- ニコ技深圳観察会参加
- MakerFaire参加
- 電気街新規開拓
- 工具、その他周辺パーツ収集
といったところが中心になります。
##香港〜越境クエスト
さて、香港から中国へ向かう皆様のお約束的なイベントになっているようですが、
私は陸路が好きで、深圳市内まで地下鉄で行く事にしました。
前回の悲惨な入国〜越境までの流れはこちら(笑)
http://dsgaragejp.blogspot.jp/2015/05/makers-road-lets_25.html
参考までに、香港から深圳市内までは、
・フェリー
・相乗りバス
・タクシー
・国境手前までバス〜電車
・電車
があるようです。
2度目とはいえ時間、地理に不慣れな状況としては一番無難な選択肢だと考えました。
自分はバスに乗ると山奥について、戻るのに一時間待ちとか貧乏くじ引くキャラなので、海外では極力避けているタイプです。
到着ゲートをくぐり香港に入国します。
ゲートを出ると両替所がありますので、ここでは「深圳市内までの交通費」を両替しました。香港島内であれば、カードが使えますし、到着時はとにかく蒸し暑く、観光などしないと決めていましたので無駄な両替は避けておくことにしました。(渡航時点ではHKD=15円)
空港(機場駅〜香港駅)までは$100となっており、到着ゲート出て正面の方向に乗り口があります。
香港駅に着いたらまず駅ビルにApple Storeがあるので場所とWifiの確認をおすすめします。
インターネットにつながるための電波難民にならないよう、ここでまず確認しておくと何かの際にはとてもありがたい場所になることでしょう。何かの際に出くわした私はそうでした(苦笑)
スタバで一息ついたところで駅ビル2Fから橋を越え、そこから中環駅へ向かいました。
地下鉄では「2度」の乗り換えがあります。
電車賃は羅湖駅まで購入。$47.5と、日本だとこの距離はちょっとお高めではないでしょうか。
旺角駅は降りて正面のホームが九龍塘向かう電車になります。
九龍塘での乗り換えは少々歩きました。
九龍塘での乗り換えでは、上水というもう一つの陸路で越境できる駅がありますが、羅湖のほうが電車の本数が多いので、今回は羅湖を選択しました。
乗車後、程なくして羅湖に到着です。
電車内は日本よりは賑やかで、機も紛れるので楽しい車内でした。
パスポートを用意し、必要な情報を記入した用紙を渡す以外は特に気構える必要はありませんが、並ぶ場所を間違えると少々面倒でした。
中国国籍を持つ人間か、香港に住む人間か、旅行者かでそれぞれ並ぶ場所がわかれます。
全ての海外旅行に言えることですが、滞在先と期間、何をしに来ているかはすぐに説明できるよう準備しておきたいところです。
ここでも決められた用紙にホテル名など記入する必要がありますので、事前に準備しておく必要があるかと思います。
越境は2度パスポートを見せ、身分を証明する必要があります。
香港を出るときと、中国に入国する時です。帰りは逆になります。
###羅湖 〜 深圳市内(燕南駅)
今回私が利用するホテルが、華強北(ファーチャンペイ)という電気街近くの燕南という駅近くのホテルなので、前回同様ではありますが、ここを目指す事にします。
羅湖からはすぐ近くなのですが、まず人民元を調達しなくてはなりません。
この度の時点でのレートは、100円 = 5元でした。小数点が面倒なので、頭の中ではこの計算でした(笑)
両替窓口に行くのもいいですが、ATMのキャッシングがとても便利です。最後に書き記しましたので、参考までに。
羅湖からまた地下鉄に乗るのですが、100元10枚を手にしているので、小銭がなくて困ってしまいました…コンビニでホットドックを買って崩すも、切符の自販機に入らなくてそれはもう困り果てました。なんとか買えましたが。
羅湖から燕南までは乗り換え一度で済むようで、料金も3元ほどで、香港島よりはお安く済みました。
###ホテルチェックイン〜デポジット
ここはちょっとしたオマケというか個人的な思い出話ですが、
以前泊まった時に、240元ほどのデポジットを取られた印象があったのですが、今回は特に要求されず。カードだったからかなと思いきや、英語が通じない&中国語ばかりでなにがなんだか…自分の英語力がおかしいのかと思いきや、向こうも発音がおかしい事が判明カードを持ったまま「サビン↑」を連呼するので、何を言っているのかと思いきや、滞在期間の「セブン」でした(笑)なんか一気に疲れががが。
なんとか部屋に到着!広いベットにシャワールーム。
WWDCで宿泊した、サンフランシスコの宿とは値段も質も大違いでそれはもう(笑)
まずは旅の疲れをシャワーで流しました!
中国での食事に気をつけないといけない事は、
- 炭水化物 × 炭水化物
- 古い油を使った炒め物
- 火が通っていないもの
- 衛生面
こんなところでしょうか。
今のところ古い油を使った料理、火が通っていないものに当たった事はありませんが、お腹をやってしまった方に聞いた話だと大体この辺で違和感を覚えたそうです。
女性は炭水化物のオンパレードには少々厳しいでしょう。
私はお粥に味のないあげパンが付いてきた時にはさすがに「ん??」でした(笑)
幾つかのお店に行きましたが、自分は
- 配膳式
- ファーストフード
- 食券購入のフードコート
が一番よかったです。
屋台の饅頭、出店などは衛生面や、注文が中国語のみというハードルで、メニューのない場所での食事はトラブルの元なので避けていました。
真功夫は自分が大好きなブルースリーをアイコンとしたお店になります。
ここは深圳に来るたび通うお店になるでしょう(笑)
というわけで、燕南〜華強北周辺の足を運んだお店をまとめるとします。
###所感
秋葉原大好きっ子の自分としては、この街が天国でございます。
どこの扉を開いてもそれはもう幸せいっぱいでございます(笑)
いろいろな店がありますが、電子パーツやアクセサリーも含め、ここはいわゆる「問屋街」と考えたほうがよさそうです。
海外やショップのバイヤーさんが買い付けに、まとめて品物を仕入れるために来る場所なのです。
そんな中で気をつけないといけない事が、お店の人は必ず「個数」を聞いてきます。
そして、決まって、一つだけの購入は少々割高なのを考えておきましょう。問屋なので、まとめて商品をさばきたいと思うのは当然です。
というわけで、お土産などに幾つかまとめ買いをする事があるのなら、10個くらいをまとめ買いしてあげると店員さんもいい顔してくれそうです。
とはいっても、株の売買やスマートフォンを見ながら店番しているような人ばかりなので、愛想は期待しないほうがいいです(笑)
注:この記事を書いた直後に大暴落の事件でした(苦笑)
燕南と華強北の間に、工事中の大きな通りがあります。
この両脇の建物がいわゆる「パーツデパート」となっており、
私はこの南側を中心に回っていました
直接現地の人に聞いたわけではないので主観ですが、どうも建てた時期によって入っているテナントの種類が偏っている印象があります。
新しければ新しいほど、自作PCであったり家電に寄ったプロダクツが中心です。通り西側を、華強北の駅から南へ行けば行くほど、ストイックなパーツショップが並んでいるようで、ICチップのリールなどが欲しい場合はこちら側なのではないでしょうか。
華強北の駅からメインストリート角の大きなデパート5F&6Fに、LEDだけを揃えているフロアがあります。
日本で買うと7〜8000円するようなLEDテープなどが、1000円以下で買えたりします。
###華強北で買っておきたいもの
まずは中国国内で使える携帯電話を買ってしまうのが良いです。ちゃんとテザリングなどもできます。
GSM、CDMAの電波帯となっており、日本に持ち帰ってもAUのSIMであれば
使えそうです(検証中)。
頑張って探していただきたいのですが、iPhone nanoが売っている(笑)
中身はもちろんAndroid。
あとはGoProもどきが多数出ており、こちらも探していただけたらと思います。
GoProもどきは、細かい仕様がそれぞれ違うので、ちゃんと確認しないと、安いからといって飛びついたら、Wifi無し、解像度720とかで、蓋を開けれガックリなんてことが無いように。
それと、最近はやりのスティックPCもチラホラ目につくようになった。
これはAndroid。無線のコントローラーと一緒に購入するのが良いかと。
###買い物のコツ
購入する前に、必ず通電、動作チェックを欠かさないようにしましょう。
売る側も拒否しなければ、むしろそれを選んだ方が悪いので、しっかり動作を確認してから購入しましょう。
中国へ発つ前に、サンフランシスコに滞在していたのですが、その時に「Uber」を使っていて、そのまま中国でも使えるとのことでとても助かりました。
ただ、中国のUberは気をつけないといけないことが多数あり、使いやすさで考えた時にはアメリカの感覚と全然違いました。
そもそも中国では日本語、英語が通じず、中国語がしゃべれるかといったらそうでもないという、なんとも言語コストの高い場所になります(苦笑)
Uberの運転手も同様の条件になるので、行きたい場所と地図のスクリーンショットはスマートフォンで準備しておくと良いです。
そして中国というか、海外でのタクシーは、通りの名前をちゃんと言わないと、日本国内のように建造物での目的地は通用しません。ここには自分もまだ不慣れな部分があり、帰る間際でようやく慣れてきた感じがあります。
ただ、その辺慣れてしまえばタクシーよりUberの方が気楽で楽しいです。
登録だけ日本で済ませておくのが効率的でしょう。
##地下鉄
Suicaのようなメトロカードを購入できるのですが、深圳市内の地下鉄はとにかく安く、一週間いても半分使い切るかといったところです。おまけに特定の駅でしか購入ができないので、5元札、1元コインを大量に用意しておくのが良いでしょう。10元、50元は切符が買えないので要注意。
そもそも中国国内の移動費は安くてどこへ行くにも助かります。
結構な距離乗っても、日本だったら100000円越えの距離でも4000円位でした。
##ATM(キャッシング)について
中国国内は香港と違いカードの使い勝手がとても悪いです。
私自身はホテル以外は使えないものと考えていました。
中国国内ではATMとCTMと種類の違うものがあり、Visaなどの海外キャッシング、Plusなどの海外でも使えるキャッシュカードはATMを探さなくてはいけないようです。
手数料はいくらかかかりますが、両替所よりは安かった印象があります。
私は羅湖の出口付近にATMがあり、その時は円換算がうまく頭の中で機能せず、一気に1000元を下ろしてしまいました(笑)日本円にすると2万円ほどです。
##最後に
深圳はまだまだこれから変貌を遂げる上、MakerFesも規模が大きくなってきます。
是非皆様は、一度ではなく、二度三度足を運んでいただけたらと思います。