まえがき
「Teamsアプリのチャットルームで、部長から緊急の修正依頼が…」
「作業するか〜…」
「メインモニタにブラウザとエディタを用意して…」
「Teamsアプリはサブモニタに…」
「さてブラウザの要素検証をば…」
「ショートカットは… Command+Shift+C
だな…」
ポンポン♪ポンパパっポンポン♪♪ポンポン♪ポンパパっポンポン♪♪
_人人人人人人人_
> 突然の通話 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
「あわわ…」
「お偉いさんも沢山いるチャットルームに、あたかも緊急かのように通話をかけてしまった…」
概要
まえがきのような事故を起こしてしまった事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか…
私はあります!
Teamsのchatアプリでは、 Command+Shift+C
のショートカットで、現在アクティブなチャットルームに通話をしてしまいます。
ブラウザの「要素の検証」ツールを開くショートカットと同じなので、
要素検証をしようと思ったらアクティブになっているアプリがTeamsで、誤って通話をかけてしまった
ということが起きます。
しかし残念ながら、Teamsアプリの機能ではショートカットの変更・無効化ができません。
ですがMacOSにおいては、以下の方法で無効化が可能です。
そう、karabinerならね。
1. Karabiner-Elementsのインストール
Karabiner-Elements からインストーラーをダウンロードし、端末にインストールします。
2. 設定ファイルを設置
設定ファイルのjsonを .config/karabiner/assets/complex_modifications/
配下に設置します。
{
"title": "Disable call shortcuts",
"rules": [{
"description": "Disable call shortcuts in Teams apps.",
"manipulators": [{
"type": "basic",
"from": {
"key_code": "c",
"modifiers": {
"mandatory": ["command", "shift"]
}
},
"to": [{
"key_code": "escape"
}],
"conditions": [{
"type": "frontmost_application_if",
"bundle_identifiers": [
"^com\\.microsoft\\.teams$"
]
}]
}]
}]
}
無効化
と言っていますが、実際は設定ファイルの通り escapeキー
に置き換えています。
置き換えるキーを変更する場合は適宜調整ください。
3. 設定を有効化
Karabiner-Elementsのアプリを開き Complex Modifications
の項目から Add rule
をクリックし、追加した設定を Enable化
してください。