0
6

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

Visual Studio Code + clasp で Google Apps Script 開発(Windows編)

Last updated at Posted at 2020-02-07

はじめに

Google Apps Script の開発するうえで、clasp を導入することでWebエディタでの開発に比べて開発効率が大きく向上します。

ここでは clasp の導入方法について説明していきます。

導入するメリット

  • ソースコードがローカルに存在するので、バージョン管理が簡単!
  • 好きなエディタで開発できる!
  • コードハイライト
  • より向上した Intellisense (自作のメソッドも Intellisense の対象に)
  • JS5以降で導入された新しい機能が一部利用可能(clasp push した時に自動的に変換される)
    • アロー式
    • const/let による変数宣言
    • などなど
  • TypeScript でプログラムを記述することも可能

大前提

  1. Visual Studio Code をインストールします。

    • Visual Studio Code については省略。
  2. Node.js をインストールします。

    • https://nodejs.org/en/download/ から環境にあったものをダウンロードし、インストールします。

    • npm コマンドにパスが通っていることを確認します。

      > npm --version
      6.12.1
      
      • 上記のようにバージョンが表示されればOKです。
      • コマンドが見つからない場合は、Node.js をインストールしたディレクトリに npm.cmd が存在するはずなので、環境変数 PATH に追加して再度上記コマンドを実行し確認します。
  3. 以降のコマンド作業はすべて Visual Studio Code のターミナルから行います。

    • ショートカット(Ctrl+Shift+@)、またはメニューから ターミナル - 新しいターミナル を実行することで新しいターミナルが起動します。

clasp のインストール

> npm install @google/clasp -g
...
+ @google/clasp@2.3.0

clasp コマンドにパスが通っていることを確認

> clasp --version
2.3.0
  • 上記のようにバージョンが表示されればOKです。
  • コマンドが見つからない場合は、clasp へのパスを環境変数 PATH に追加して(コマンドプロンプトを一旦終了後に)再度上記コマンドを実行し確認します。

ここまでは最初に1回だけ行います。


Google アカウントへログインする

Google アカウントにログインします。接続するGoogleアカウントが変わるごとに作業が必要です。

> clasp login
  • インターネットブラウザが起動し、Googleの認証画面に遷移するので認証します。
  • %USERPROFILE%\.clasprc.json に認証情報が保存されます。

Google アカウントからログアウトする

> clasp logout

もしくは、%USERPROFILE%\.clasprc.json を削除します。


Google Apps Script プロジェクトごとに必要な作業を行う

ここからは Google Apps Script プロジェクトごとに作業が必要です。

開発プロジェクトで使用するディレクトリを作成し、以降はこのディレクトリで作業します。
ここでは C:\workspace を作業ディレクトリとし、ソースは ./src に保存するものとして話を進めます。

> mkdir C:\workspace\src
> cd /d C:\workspace

npm を使う準備

> npm init -y

これで、作業ディレクトリに package.json が作成されます。

Google Apps Script の定義ファイルをインストール

> npm install @types/google-apps-script -S
...
+ @types/google-apps-script@1.0.10

作業ディレクトリの node_modules\@types\google-apps-script 以下に定義ファイルがインストールされます。

Google Apps Script に新しいプロジェクトを作成

> clasp create --type standalone --title testApp --rootDir ./src

実行すると作業ディレクトリに以下の2ファイルが作成されている。

  • src/appscript.json
  • .clasp.json

appscript.json のタイムゾーン変更します。

{
    "timeZone": "Asia/Tokyo",
    "dependencies": {
    },
    "exceptionLogging": "STACKDRIVER"
}

Gooel Apps Script の編集画面を開く

> clasp open

ローカルから Google Apps Script へ push

> clasp push
0
6
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
6

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?