はじめに
前回の投稿で、LANとWANについて学習を進める中で、自分で図を描いてみました。
(こんな感じの⇩)
今回はこの図にもあるスイッチと、よく比較されるハブについてまとめてみました。
ハブ(リピータハブ)
通信ネットワークの集線装置の一種。
OSI参照モデルの第1層(物理層)でネットワークを接続する。
特徴として、下図のように接続しているすべてのコンピュータに電気信号を送ることが挙げられる。
(PC1からPC4にデータを送信する場合を想定⇩)
リピータハブはあくまで電気信号の中継が役割なので、接続されているすべてのコンピュータにそのまま電気信号を送る。
受信側は自分宛のデータであれば受け取り(PC4)、自分宛でなければ無視する(PC2,PC3)。
また、上記のようにPC1からPC4にデータを送信している間、他の端末同士が通信を行うことはできない。
リピータハブは、学校で校内放送で個人を呼び出す場合に例えられる。
(自分が呼び出されたのでなければ無視する感じ)
スイッチ(スイッチングハブ)
リピータハブと同じく通信ネットワークの集線装置の一種であるが、
宛先のコンピュータのみに電気信号を送る点が大きく異なる。
先ほどの図のようにPC1からPC4へデータを送信する場合、データはPC4に向けてのみ送信される。
また、同時にPC2⇔PC3間のデータ送受信も可能である。
スイッチングハブは通常OSI参照モデルの第2層(データリンク層)で動作する。
リクエストを受けると、リクエスト内容から送信先のMACアドレスで送信先を特定してリクエストを送信する。
リピータハブと比べると、通信回線を不要なデータが流れないためネットワーク全体の性能を向上させることに繋がる。
最近ではスイッチングハブを導入するケースがほとんどとなり、リピータハブの需要は減少している。
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[次回]
本当はルーターについても、もっと深ぼりたかったのですが、
長くなりそうなため別の投稿にまとめたいと思います。