RubyMineで、Git > 差分の表示(Show Diff) に、ショートカットキーを割り当てようとしたら、
設定項目にはメニューと同じ名称が見つかりませんでした。

そんな困った状態を回避出来たので、今回はその設定方法をご紹介したいと思います。

普段、RubyMineではプロジェクトタブを使ってファイルを選択しているのですが、
そこから、ファイルの変更内容を確認したいとなったとき、「マウス右クリック > Git > 差分の表示」という行程を行っていました。

たまに使う程度でしたら、マウスを使って操作とかでも良いかも知れませんが、複数のファイルを確認する時など何度も利用する場合は、マウスだとなかなか手間のかかる作業となってしまいます。

そこで、ショートカットキーの出番となるのですが、残念ながら標準では設定されていません。
じゃあ、自分で設定となるわけですが、冒頭に書いたようにここではまりました。

環境設定のキーマップ内を探しても、メニューに表示されている「差分の表示(Show Diff)」という項目は見つから無かったのです。設定出来ないのかな？と考えつつも、ぽちぽち探していると、、、見つかりました。

「リポジトリの同じバージョンと比較」という名称でした。

試しに、キーマップの「リポジトリの同じバージョンと比較」に、ショートカットキーをセットしてみると、「Git > 差分の表示」にもしっかりキーが表示されました。

この設定で間違いなさそうです。

それでは設定していきましょう。

※ RubyMineには、Gitタブからファイル変更一覧を表示出来る機能があります。
プロジェクトタブにこだわらない場合は、Gitタブの方が簡単ですので、最後にそちらも少しご紹介しています。

ショートカットキー設定方法

RubyMine メニュー > Preferences... を開きます。

環境設定が開きますので、
キーマップ > 検索欄に「リポジトリの同じバージョンと比較」を入力します。

(英語表記)
Keymap > 「Compare with the Same Repository Version」

検索にヒットした「リポジトリの同じバージョンと比較」を1つ選択します。
右クリックから「キーボードのショートカットを追加」を選択し、好きなショートカットキーを設定します。

(英語表記)
「Add Keyboard Shortcut」

私はショートカットキーに「SHIFT + CONTROL + COMMAND + D」を設定しました。

ここまでで、設定完了です。

プロジェクトタブから、変更を加えたファイルを選択して、ショートカットキーを叩いてみてください。
差分ウインドウがサッと開きます。

Gitタブから差分を確認する

Gitタブ（COMMAND + 9）を使う場合は、すでにショートカットキーが準備されていますので、最初に書いたような登録の必要はありません。

使い方は簡単で、表示されている変更ファイル一覧から
ファイルを選択 > ショートカットキー「COMMAND + D」

これだけで、差分の確認が行えます。

プロジェクトタブとの違いは、ファイル一覧の表示方法になります。
Gitタブは、変更されたファイルのみが一覧で表示され、プロジェクトタブは全ファイルが階層構造で表示されます。

どちらも、一長一短があると思いますので、自分のスタイルにあった差分機能を使って効率的な開発を進めていきたいですね。

紹介しているのは、Mac版RubyMineの内容となります。