はじめに
「ChatGPTって何ができるんですか?」
「Claude Codeって何に使えるんですか?」
AI活用の相談を受けると、この質問が一番多い。
気持ちはわかる。でもこの質問、実は順番が逆。
「何ができるか」ではなく「何をやらせたいか」
たとえば、新しく社員を1人雇ったとする。
「この人、何ができるんだろう?」って考えるだろうか。
普通は逆。「うちの会社で、何をやらせたいか」が先にある。
それに合う人を採用する。AIも全く同じ構造。
正しい問いの立て方
| NG(遠回り) | OK(最短距離) |
|---|---|
| AIに何ができるか調べる | 自分が何をやらせたいか決める |
| ChatGPTの使い方10選を見る | 自分の困りごとを1つ書き出す |
| 全機能を覚えようとする | 1つの業務で試してみる |
具体例: 困りごとベースのAI活用
困りごと → AIへの指示
- メール返信に毎日2時間 → 要約+下書き生成を自動化
- 競合の動きが追えない → 毎日自動で競合チェック
- 提案書を毎回ゼロから → テンプレ+AIで叩き台を生成
- 議事録まとめがダルい → 録音テキスト→要約→アクションアイテム抽出
全部「やらせたいこと」が先にある。
実践: AI活用3ステップ
Step 1. 書き出す
1日の仕事で「一番時間がかかっている作業」を1つ書き出す。
Step 2. 分解する
その作業の「入力」と「出力」を明確にする。
例: 提案書作成
入力 = ヒアリング内容(テキスト)+ 過去の提案書
出力 = 新しい提案書のドラフト
Step 3. 投げる
AIに「この入力からこの出力を作って」と投げる。
これだけでAI活用の80%は始められる。
iPhoneに例えると
YouTubeで「ChatGPTの使い方10選」みたいな動画を見ても、正直半分も使わない。
iPhoneの全機能を覚えようとするのと同じ。電話・LINE・カメラしか使ってない人に「ショートカットAppの活用法」を教えても意味がない。
必要なのは**「自分の仕事で、何に困ってるか」を言語化すること**。それさえできれば、AIは答えてくれる。
まとめ
- 「AIで何ができるか」を調べるのは遠回り
- 「自分が何をやらせたいか」を先に言語化する
- 困りごとを1つ決めれば、AIは答えてくれる
- 全機能を覚える必要はない。必要な1つだけでいい
この記事はどらどらのSubstackで連載中のAI実践シリーズの一部です。毎日更新中。