だから素人は失敗する
朝起き抜けに知る恐ろしい事態
実はUN/CHAINというWeb3のコミュニティーに申し込みをしているのだけれど、希望者殺到とかで開始が遅れていて、そのせいもあって、積ん読だった本に手をつけて作業を始めたのだけれど、3年前の情報は次々と初心者の足下を掬うのであります。
まず本に書いてあったのは
- 同期には3種類ある light, full, archiveである。
- 今回はfull同期をする。
- 8時間ぐらい掛かるので、夜中につなぎっぱにするのがよい。
- コマンドは$ geth --syncmode fast --cache=1024
で、コマンドを打つと、エラーが出る。
- fastというコマンドはない
- light, snap, fullから選べ
考え方は二つあったと、今ならわかるけれど、full同期、と何度も言われていたので、fullが焼き付くのは素人としては致し方なかったと思う。full同期といいつつ、fastというコマンドが書かれていて、それがないとなったら、「あら、誤植かな」と思うのが文系の発想だ。だから私は
$ geth --syncmode full --cache=1024 と打って眠る。
朝起きて、まだ営々と動いているターミナルを見て、最初に思ったことはこうだ。
「そうか、三年もたつと、人気も出て、チェーンも長くなっているだろうし、容量が増えているんだろうな」
まあそれは、あながち間違いではない。本には月30GBのペースで成長していて、2017年(5年も前だ!)で350GBとと書いてある。当然今はすごいことになっているはずだ。ちょっとググルと、650GBとか書いてあるものもある。2Tあるから大丈夫と考えるか、半分持っていかれるぞ、と考えるか、その辺をうろうろしながら、チカチカと走り続けるターミナルを眺める。
- light, full, archive
- light, snap, full
突然、気がついた。この並び。リスト。私が選んだfullは、旧archiveではないのか? なんて紛らわしい変更をしてくれるんだ。ググり方を変える。ともかく、できるだけ、一日でも新しい情報。ビンゴ。
私はproのマイナーになりたいわけじゃない
通信速度が600あったって、追いつくわけがない。というか、これは追いつくものではなく、つなぎっぱでずっとつきあっていく類いの同期だった。さあ、止めないと。どうやったら止まるんだ。
- gethの終了は[Ctrl]+[c]
10時間近く取得し続けたデータはどうすればいいんだ。
- geth removedb
そして改めて、snap同期を開始。ちょうど1年前の記事で、2時間ぐらい、と書いてある。さあ、どうなるでしょう。そしてその記事で恐ろしい事実も判明。なんと旧full換算だと、2021年現在15TB!!!
だからテキストはできるだけ新しいものを読みましょう