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FUJITSU Cloud Service for OSS (旧K5)をAnsibleで操作する (2)

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#はじめに
前回の投稿をRoleを使って書き直し、可能な限り汎用化しました。

playbookファイルは githubに置いています。

※事前準備等は前回のページを参照してください。

インスタンスを起動してWPを導入するサンプル

できるだけ色々なケースに使いまわせるように、role化しています。
ハードコードをできるだけ避け、メインのplaybookもしくは、varsで変数を与えて実行したいという考えで作成しました。

$ git clone https://github.com/dokuyama/ansible_fujitsu_K5.git

またはzip等でダウンロードして、ansibleを実行するマシンで展開してください。

clouds.yml.sample、single-web-WP_vars.yml.sample は環境に合わせてリネーム後編集してください。

編集後、

$ ansible-playbook single-web-WP.yml

で実行します。うまく成功すれば、Wordpressのデフォルトのページが表示できるようになります。

実行している内容

role単位で簡単に説明します。

  • ansible-ssh-key
    SSHの鍵を作成します。既に ./id_rsa_ansible, ./id_rsa_ansible.pub が存在すればそのファイルをimportします。
    (一度作ったら上書きはしません)

  • openstack-create-basic-network
    ネットワーク、サブネット、ルータの作成後、SSHのキーペアを登録します。

  • openstack-security-group/get_my_global_ip
    ansibleを実行しているマシンのアクセス元になるglobal IPアドレスを取得します。

  • { role: openstack-security-group/create, security_group_name: ["web", "mng"] }
    web,mng という名前でセキュリティグループを作成します。

  • openstack-security-group/add-rule
    セキュリティグループにルールを追加します。
    追加するルールは single-web-WP_vars.yml に以下のように記載しています。
    ※ipify_public_ip は前のタスクで取得したglobal IPが入ります。

##
## openstack-security-group/add-rule vars
##
security_group_rules:
  - { name: "http", security_group: "web", protocol: "tcp", port_range_min: "80", port_range_max: "80", remote_ip_prefix: "0.0.0.0/0" }
  - { name: "https", security_group: "web", protocol: "tcp", port_range_min: "443", port_range_max: "443", remote_ip_prefix: "0.0.0.0/0" }
  - { name: "ssh", security_group: "mng", protocol: "tcp", port_range_min: "22", port_range_max: "22", remote_ip_prefix: "{{ ipify_public_ip }}/32" }
  • { role: openstack-create-instance, server_lists: ["single-web-WP"], security_group: ["default", "web", "mng"], auto_ip: yes, volume_size: "35", volume_image: "CentOS 7.3 64bit (English) 01", server_flavor: "P3-1", group: "webservers" }
    引数に沿ってインスタンスを作成します。
    このroleを並べる事で複数台作成する事もできます。

  • check-ssh-port
    SSHがつながるようになるのを待ちます。
    ※waitの秒数が長いのは、SSHのportが開いてからauthorized_keysに登録されるまで、少々遅延があるためです。

  • { role: yum/update-all, reboot: yes }
    インストール済みのrpmを全てyum update でアップデートします。
    updateする対象のrpmが存在し、reboot がyesの場合、実行後OSの再起動を行います。

  • { role: yum/install, install_packages_lists: ["httpd", "php", "php-mysql", "mariadb-server", "MySQL-python"] }
    引数に従ってyumでパッケージをインストールします。

  • { role: php/change-timezone, timezone: "'Asia/Tokyo'" }
    phpのタイムゾーンを設定します。

  • { role: service/enable, service_name: ["httpd", "mariadb"] }
    サービスの自動起動を有効にします。

  • { role: service/restart, service_name: ["httpd", "mariadb"] }
    サービスの再起動を実行します。

  • wordpress/create-database
    Wordpress用のデータベースを作成します。

  • wordpress/install
    Wordpressのインストールを行います。
    インストール済みの場合、ファイルの存在をチェックし、スキップされます。
    wp-cliを使っています。

  • wordpress/update
    wp-cliを使ってWordpressのアップデートを行います。

  • name: print message
    最後に、導入したWordpressが表示できるURLを表示します。

今後の予定

Ansibleのアップデートが必要のようですが、loadbalancerの追加、Snapshotの取得等、もっとOpenStackの操作ができるようにしたいと思います。
前回発見したAnsibleの問題が修正されているか確認して、未解決の場合はAnsibleを複数切り替えるという記事も見かけたので、そういった方向も試してみたいと思います。

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