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kintoneAdvent Calendar 2024

Day 2

にこkinが4冊揃ったので読んでみた

Last updated at Posted at 2024-12-02

これは kintone アドベントカレンダー 2日目の記事です。

昨日(12/1) は、@yukaffy さんの2024 年の cybozu developer network と周辺のエンジニアマーケティング活動 でした。

はじめに

こんにちは。
(人によってははじめまして?)

ふれーむといいます。
※技術同人誌関連ではふーれむと表記するケースがあります。「フレームワーク」でミーム汚染を起こす関係で……

技術同人誌界隈でそれとなくコミュニティ活動をしているものです。あとkintone界隈では界隈の片隅に生息しながら、kintoneをもっと使いやすく使ってもらう仕事をしています。

技術同人誌×kintoneという話でいうと、今年はにこkinが世に出た年でした。

にこkin、知ってます?

にこkinは、今年発刊されたkintoneの技術同人誌である、『SEにこそ読んでほしいkintoneの技術的な話』という技術同人誌のシリーズ(現在全4冊)です。

今回ありがたいことに、手元に丁度今年刊行された、にこkinが4冊揃ったので読んでみました。

seにこkin.png

Vol.1 ノーコードツールのデータ設計は超重要

この冊子については、頒布の初出しは技術書同人誌博覧会10(2024/5/12) でした。

冊子の構成としては、アンチパターン(要はこういう設定や設計をやってはいけないよ…… というノウハウ)が半分、参考になるポイントが半分 という感じの本で、論点が良くまとまっていました。

一つ気になった点としては、ルックアップフィールドについては言及があったのですが、関連レコード一覧フィールドについては言及がなく、ちょっとそこが勿体ないなぁ……という感じでした。

ただ「本がある」という大きなメリットからみれば、それは微々たる話(本があれば、その本を元に客観的な視点を足したり、本をベースに意見交換したり、検討を加速できる)なので、こういった本が世に出るのは非常に良い事だな という感覚を得ました。
※これは、kintone SIGNPOSTの「先駆者の話」や「プロの伴走」にも通じるところがあるかな…… 当然ながら本だけで代替はできないのですが、その前段としては良い気がします。

Vol.2 要件定義フェーズの勘どころ

ここからVol.4までは、実際にみなさんが最初に頒布に触れる機会はサイボウズ商店さんか、Cybozu Days 2024 だったのではないかと思います。

この冊子については、基本的には要件定義の話でもあるし、権限周りの話や kintoneSIGNPOSTでいうところの「基本機能から考える」をもう少しブレークダウンした話が中心です。これもよい。

Vol.3 運用後の改修で失敗しないためのポイント

こちらも公式のXのポストを貼っておきましょう

kintoneを基本機能だけで使っていると影響が少ないような気もするのですが、プラグインやJavaScriptカスタマイズ、外部連携サービスなどを使っているときにやってしまうとつらみが出るポイント(例えばフィールドコードを運用後に変えてみたりだとか……)

また、削除・移行に関する論点などもコンパクトにまとまっていて、個人的には 4冊の中で一番好きな冊子 です。

Vol.4 カスタマイズ開発における知っておきたいお作法

現状、最後に出た冊子であるVol.4は、JavaScriptでのカスタマイズ開発における様々なポイントになります。

あまりJavaScriptカスタマイズをしていない人には刺さらない内容かもしれないのですが、まあこの技術同人誌はタイトルにも入っているように、「SEにこそ読んでほしい」なので、ある意味では原点回帰したのかな~ という感じの内容です。

冊子が薄い割に結構ポイントを絞った情報が載っているので、JavaScriptカスタマイズをしている人はたたき台になるかもしれません(既に知ってる人も多いかもですが)。

おわりに

かんたんに今年のkintone技術同人誌を紹介してみましたが、どうだったでしょうか?

サイボウズ商店さんでは店頭で販売されているようなので、気になった方は足を運んでみても良いかもです!


また、技術同人誌自体が気になった方は、コミケの技術同人誌エリアや、技術同人誌の即売会に足を運んでみるのもおすすめです!

技術同人誌の即売会で一番日程が近いものでいうと、技術書同人誌博覧会11(2025/1/25)@横浜産貿ホール マリネリア があります。
(私はコアスタッフをしています。たいへん手前味噌ですまない……)
https://gishohaku.dev/

入場無料なので、気になった方はぜひお越しください!

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