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kintoneAdvent Calendar 2024

Day 1

2024 年の cybozu developer network と周辺のエンジニアマーケティング活動

Last updated at Posted at 2024-12-01

はじめに

2024年の cybozu developer network とその周辺のエンジニアマーケティング活動について振り返ります。

cybozu developer networkとは

サイボウズ製品の技術情報を発信する公式サイトです。API ドキュメント、SDK/ツール、Tips などのコンテンツや、Q&Aコミュニティを持っています。無償の kintone 開発者ライセンスの発行もしています。
Garoon, cybozu.com 共通管理などその他のサイボウズ製品も守備範囲ですが、今回は kintone 部分にフォーカスをあてて振り返ります。

Web サイトの URL はこちら↓
https://cybozu.dev/ja/

サイボウズのエンジニアマーケティング活動とは

私たちの属するサイボウズのエンジニアマーケティング部門は、「DevRel(Developer Relations)」をする集団です。

サイボウズの製品や技術について社外の人にわかりやすく広めていき、結果的により多くの IT エンジニアにサイボウズ製品を扱ってもらうために活動しています。

その核となっているのが cybozu developer network ですが、マーケティングしていく中で、イベント や SNS 、技術同人誌など、Web サイト以外のチャネルも実は重要だったりします。

cybozu developer network を港とすると、その他の活動は船。
港にいるだけでは行き着けないところまで、求められる情報を届けに行ってくれる船は欠かすことのできない存在です。

cybozu developer network 振り返り

トップページメッセージ変更

これまで、トップページのメッセージは「カスタマイズで kintone と Garoon を
最大限活用する」だったのを、「3万社の業務課題をサイボウズのソリューションで解決しよう」に。
3万社、というのは kintone の導入社数です。
kintone を使ったシステム化のビジネスチャンスの可能性をアピールしたかったのと、近年はカスタマイズだけでなくシステム構築全般の情報を提供していっているので、このように変更しました。
とはいえ、気になるのはメンテナンス問題。いち早く気づける自信がないので、4万社になったらどなたか教えてくれると助かります。

サイト多言語化🇪🇸🇹🇼

昨年プラットフォームを移行したからこそできた、念願の多言語化!現在、スペイン語と繁体字を提供しています。

サイト内検索の絞り込み UI 変更

サイト内検索をして、ヒットしたのがコミュニティ投稿ばかりで見たいものが見つからないというのがあるあるでした。
カテゴリと製品で絞り込みをできるようにしました。

コンテンツ系:

今年は新しいノウハウ系記事を昨年の2倍以上の32本を公開しています。(2024/11/29時点)
その中でもいくつかピックアップします。

プラグイン開発チュートリアル

プラグイン開発チュートリアルシリーズ「はじめようプラグイン」を公開しました。
きっかけは、昨年のユーザーアンケートで、「プラグイン開発を体系的に学べるコンテンツが欲しい」という要望があったことです。
JavaScript カスタマイズの経験はあり、プラグイン開発にはじめてチャレンジしたい方向けに書かれています。
はじめよう kintoneプラグイン

情シス向け Tips

developer network の Tips コンテンツは、JavaScript プログラミングコンテンツだけではありません。今年は、業務改善、DXに課題感を感じている情シスの方向けの効率化ノウハウも公開しています。
今年公開したものは以下5本です。

AI関連 Tips

トレンドのAI関連。2025年はもっと公開していきたいところです。企画中のものがいくつかあるのでお楽しみ!

Azure Open AIでkintone 要約プラグインに組み込む

アクセス数上位の Tips

2024年に公開された中で、今年のアクセス数上位1の Tips です。
データ設計の Tips が1位、連携 についての考え方 Tips が4位と、JavaSript 開発以外のシステム構築トピックの注目度が感じられます。

  1. kintone におけるデータ設計の基本
  2. kintoneカスタマイズでよくあるCSSの書き方サンプル
  3. プラグインを作成してみよう
  4. 連携パターン別kintoneと外部システムの連携方法と選び方のポイント
  5. 一覧に設定した絞り込み条件を使ったカスタマイズビューの作成

開発者ライセンス案内ページリニューアル

kintone API を試す開発者のための無償環境、kintone 開発者ライセンス。その案内ページをよりメリットがわかるようにビジュアル等を変更しました。

カスタマイズの動作確認をしたい・・開発スキルを向上するための自由にさわれる環境が欲しい・・そんな方はぜひご活用ください!

Web だけでないコンテンツ

ネットの記事だけではわかりにくい…ネットだけではないもっと詳細な情報も知りたい。
そんな方に、勉強会、動画コンテンツや技術同人誌もあります!

kintone devCamp

以前「ステップで学ぶ kintone カスタマイズ」として提供していた「kintone devCamp」が、SI エンジニア向けにリニューアル!

プラグイン開発、Open AI 連携など Advanced レベル以上の内容をオフライン勉強会でおこない、これまでの「ステップ〜」の内容をいつでも学べる動画コンテンツ形式で提供しています。
動画は逐次追加していくため、お楽しみに!

kintone 技術同人誌「SEにこそ読んでほしいkintoneの技術的な話」

kintoneの技術的な勘所や、kintoneの導入/運用においてエンジニアに求められることについて何冊かに分けてお伝えします。

現在販売されているのは次の4冊です。
1.ノーコードツールのデータ設計は超重要!
2.要件定義フェーズの勘どころ
3.運用後の改修で失敗しないためのポイント
4.カスタマイズ開発における知っておきたいお作法

サイボウズ商店のオンラインショップで、全冊試し読みおよび購入ができます。
https://page.cybozu.co.jp/-/shoptachiyomi/activities/tags/同人誌

BOOTH にて電子書籍版もお求めいただけます。
kintone-labo - BOOTH
https://kintone-labo.booth.pm/

おわりに

コロナ禍も落ち着きが見られオフラインの活気が戻ってきた 2024年。オンライン/オフラインもいろいろな種まきができたと思います。

なお、社内の事情ですが、私たちのエンジニアマーケティングのチームは 2025年より、これまでの「システムコンサルティング本部」を離れ「API エコシステム本部」としてあらためて活動していくことになりました。

新しい組織で、サイボウズの API およびエコシステムを盛り上げていきます!
cybozu developer network ならびにエンジニア向けコンテンツについて、2025年もよろしくお願いいたします。

最新の技術情報のキャッチアップは X の @kintonedevjp をぜひフォローください。

  1. 2024/12/1時点。Tipsとチュートリアルのみで、既存記事を分割したものは除く

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