動機
Steam Link用のゲーミングサーバーとしてWindows10のゲストをProxmoxVEで運用中。ProxmoxVEのゲームベンチ結果について公開している例があまりないので記事にしてみた。
ホストハードウェア
CPU:Ryzen 5600G (常時稼働なので65Wの省電な点、PCI Passthroughした状態でコンソールを操作したかったので内蔵グラフィックがある点で選んだ)
GPU:Nvidia Geforce 3060Ti (メルカリでマイニング落ちを購入)
RAM:32GB
マザー:ASRock AB350M
ゲストのリソース割り当て
CPU:10vCPU
RAM:20GB
その他設定
- FF15のベンチ結果を見てCPUのタイプは「host」から「EPIC」に変更(フラグの方が優先?)
- CPUはPinning
- RAMは20GBすべてHugePage
- 解像度はすべて「1920×1080」
以下、フラグ類
args: -cpu 'host,+pdpe1gb,hv_vendor_id=whatever,kvm=off,hv_relaxed,hv_spinlocks=0x1fff,hv_vapic,hv_time,hv-runtime,hv-crash,hv-synic,hv-vpindex,hv-ipi,hv-tlbflush,hv-frequencies,hv-reenlightenment,hv-stimer,hv-stimer-direct,hv-no-nonarch-coresharing=auto,+kvm_asyncpf,+kvm_steal_time,+kvm_pv_eoi,+kvm_pv_unhalt,topoext=on,invtsc=on,smep=off'
備考
- Windows10の他にUbuntu Serverが2台稼働している状態で測定。CPU使用率はほぼ0の状態
- 12スレッドすべてを割り当てなかったのは、他にもゲストがあることとホストの分も必要と考えたため
測定結果
ファイナルファンタジーXV
ファイナルファンタジーXIV
ドラゴンクエストX オンライン
BLUE PROTOCOL
ストリートファイターV
ちはやローリング
FINAL FANTASY XI
感想
- FF15、BLUE PROTOCOLについては一般に出回る3060Tiのスコアに近い
- DQX、FF14のスコアがやたら低い。なんだろう
- FF15はCPUを100%の使用率だったので、コア数の多いCPUに変更すればもう少しスコアが上がったかもしれない