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Figma Desktop MCPサーバーに接続できなくて沼った話

Last updated at Posted at 2026-01-14

はじめに

安全運用について: 本記事のファイアウォール設定はローカル連携の検証目的です。不要になったらルール削除・許可元限定を推奨します。

「Figma MCPサーバーよりデスクトップアプリ経由のMCPサーバーの方がより正確に出力できるらしい」という話を聞いて、比較検討しようとした時の話です。

実際にFigma Desktopアプリ経由のMCPサーバーを設定してみたところ、WSL(Windows Subsystem for Linux)環境からWindows OS上で動作しているFigma DesktopアプリのMCPサーバーに接続できない問題に遭遇し、試行錯誤を繰り返した結果、ようやく解決できました。

同じ問題で困っている方の参考になればと思い、この記事を書きます。同じ沼にはまらないように、ぜひ参考にしてください。

環境

  • OS: Windows 11
  • WSL: WSL2
  • Figma Desktop: 最新版
  • Cursor: 最新版
  • Figma : 複数アカウント所持

何が起きたのか

最初は順調だった...はずだった

まずは.cursor/mcp.json に設定を追加しました。

{
  "mcpServers": {
    "figma": {
      "url": "http://127.0.0.1:3845/mcp"
    }
  }
}

「よし、これで動くはず!」と思ってCursorを再起動したのですが...

Figmaへ接続できません。

CursorのMCPサーバー一覧を見ても、Figmaが表示されません。おかしいな...と思いながら、Figma Desktopアプリが起動しているか確認。起動してる。ポート3845が開いているか確認。開いてる。

「あれ?なんで接続できないんだろう?」

試行錯誤の始まり

まずは基本的な確認から始めました。

  1. Figma Desktopアプリを再起動 → 変わらず
  2. Cursorを再起動 → 変わらず
  3. 設定ファイルのJSON形式を確認 → 問題なし
  4. ポート番号を確認 → 3845で合ってる

「もしかして、URLが間違ってる?」と思って、http://127.0.0.1:3845 にしてみたり、http://localhost:3845/mcp にしてみたり...でもダメ。

なのになんでCursorからは接続できないんだ...

気づきの瞬間

ここでようやく気づきました。WSL環境からWindows OS上のサービスに接続する場合、127.0.0.1 ではダメなんじゃないか?

WSLとWindows OSは別のネットワーク空間にあるので、WSLから 127.0.0.1 にアクセスしても、それはWSL自身のローカルホストを指していて、Windows OSのローカルホストには到達しないんですよね。

WindowsマシンのIPアドレスを確認して設定を変更しましたが、まだ接続できませんでした。ファイアウォール設定を確認したところ、ファイアウォールの設定が不完全で、WSLからの接続を許可する設定が正しくできていませんでした。

さらに、複数のFigmaアカウントを保持しており、接続確認していたアカウントがDev modeを持つ組織のアカウントではなかったことも判明しました。

解決方法

全体の手順概要

  1. Figma DesktopアプリでMCPサーバーを有効化
  2. WindowsマシンのIPアドレスを確認
  3. .cursor/mcp.json の設定を変更
  4. Windows OSのファイアウォール設定
  5. Dev modeを持つFigmaアカウントでログイン

1. Figma DesktopアプリでMCPサーバーを有効化

確認方法:

  • Figma Desktopアプリが起動していることを確認
  • アプリが最新版であることを確認(設定→「About」から確認可能)
  • Dev modeへ変更後、インスペクトペインからMCPサーバーを有効化

image.png

MCPサーバーを有効化すると、ポート3845で起動します。特に設定は不要です。

2. WindowsマシンのIPアドレスを確認

私の環境(WSL2+Cursor+Figma Desktop)では、WSL側の 127.0.0.1 だとWindows側のFigma MCPに到達できませんでした。

Windows PowerShellまたはコマンドプロンプトで実行:

ipconfig

「イーサネット アダプター」または「Wi-Fi アダプター」の「IPv4 アドレス」を確認(例: 192.168.xx.xx

3. .cursor/mcp.json の設定を変更

ファイルの場所: ~/.cursor/mcp.json または .cursor/mcp.json

{
  "mcpServers": {
    "figma": {
      "url": "http://<YOUR_WINDOWS_IP>:3845/mcp"
    }
  }
}

重要なポイント:

  • 127.0.0.1 ではなく、Windowsマシンの実際のIPアドレスを指定
  • URLには必ず /mcp パスを含める(:3845 だけでは接続できない)
  • 設定変更後はCursorを完全に再起動

4. Windows OSのファイアウォール設定

WSLからの通信を許可するため、ポート3845を開放します。

重要: ローカル連携目的のため、プライベートネットワークのみで許可することを推奨します。パブリックネットワーク(カフェWi-Fi等)では開放しないよう注意してください。

コマンドライン(推奨):
管理者権限でPowerShellを開き、以下を実行:

New-NetFirewallRule -DisplayName "Figma MCP Server" -Direction Inbound -LocalPort 3845 -Protocol TCP -Action Allow -Profile Private

GUIでの設定:

  1. 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「Windowsセキュリティ」→「ファイアウォールとネットワーク保護」→「詳細設定」
  2. 「受信の規則」→「新しい規則」
  3. 「ポート」→「TCP」→「特定のローカル ポート」に 3845 を入力
  4. 「接続を許可する」→**「プライベート」のみチェック**(「パブリック」はチェックしない)→「完了」

注意: 必要に応じて「ドメイン」もチェックできますが、「パブリック」はチェックしないことを推奨します。可能であれば、許可元(RemoteAddress)をローカルサブネット等に限定し、検証が終わったらルールを削除してください。

ルールの削除方法:

  • GUI: Windowsセキュリティの詳細設定→「受信の規則」→「Figma MCP Server」を右クリック→「削除」
  • PowerShell: 管理者権限で Remove-NetFirewallRule -DisplayName "Figma MCP Server" を実行

5. 権限設定

重要: Figma Desktopアプリ経由のMCPサーバーでは、Dev mode権限を持つアカウントのみが接続可能です。Dev mode権限を持たないアカウントでは接続できません。

Dev modeを持つ組織のアカウントでFigma Desktopにログインしている必要があります。

  1. Figma Desktopアプリを開く
  2. 右上のプロフィールアイコン→「Switch account」
  3. Dev modeを持つ組織のアカウントでログイン
  4. Cursorを再起動

Dev modeの確認: Figma Desktopでファイルを開き、右上に「Dev Mode」ボタンが表示されるか確認

まとめ

WSL環境からWindows OS上のFigma Desktop MCPサーバーに接続できない場合、以下の3点をチェックしてください。

接続できない原因のチェックリスト

  • ① IP指定: .cursor/mcp.json127.0.0.1 ではなく、Windowsマシンの実際のIPアドレス(192.168.xx.xx)を指定しているか
  • ② ファイアウォール設定: ポート3845を開放し、プライベートネットワークのみで許可しているか(パブリックネットワークでは開放しない)
  • ③ Figmaアカウント/Dev Mode: Dev modeを持つ組織のアカウントでFigma Desktopにログインしているか

同じ問題に遭遇した方の参考になれば幸いです。

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