忙しい時期に受けて感想が書けていなかったのですが、合格したので体験記として。
6 月の終わりごろに Python 3 エンジニア認定実践ベータ試験を受けて合格しました。
ベータ試験と書いてある通り、Python 3 エンジニア認定実践試験のベータ版として提供されています。
試験対策について
実は 6 月は、AWS Cloud Practioner, 情報セキュリティマネジメント試験, Python 3 エンジニア認定実践ベータ試験の 3 つを受けてていました。
対策は 1 週間しか取れませんでした(情報セキュリティマネジメント試験の感想はまた別途…)。
そのため要点を絞って勉強する必要がありました。勉強するにあたって参考にしたのは下記の note 記事です。
Pythonの新試験: Python 3 エンジニア認定 実践試験 (ベータ試験) に合格したので勉強方法をレポート|mikumo|note
主教材となっている「Python 実践レシピ」から出るようなので、Amazon で事前に買いました。
Pythonエンジニア育成推進協会監修 Python実践レシピ
自分が勉強した範囲について
参考にした note 記事を参考によく出る範囲について勉強をしていきました。
このうち、3 章の Python の言語については、「Python 3 エンジニア認定基礎試験」で問われた内容が多いと考え、ノータッチでいきました。
というか、1~4 章は「Python 3 エンジニア認定基礎試験」の内容とほぼ変わらないので、こちらを先に受けていれば覚えることはそれほどないはずです。
私も過去に受けているので参考にしてみてください -> Python 3 エンジニア認定基礎試験を受けて合格しました - Qiita
逆に 5 章のタイプヒントは 3.8 以降正確な情報を追えていないこともあり、公式ドキュメントも含めてよく読んだり…。
他は 14 章のインターネット上のデータ(普段はRequestsとかHTTPXで誤魔化しがちでわすれてしまう)、16 章テスト(doctest は使ったことなかった…)、17 章デバッグ(pdb とかはあまり使えてないので…)あたりが次の優先度で詳しくなかったので、よく読んだり公式ドキュメントを眺めながら理解を深めました。
逆に他はこれまでの仕事であったり、プライベートでやったことがあるような箇所が多かったので覚えていたかなーという感じです。
試験受けてよかったところとか
タイプヒントについては新機能がどんどん追加されているので、常に新しい書き方に合わせていきたいと思いました(逆に多数のバージョンをサポートするようなライブラリの場合は注意なのかも)。
あとはランダムな文字列を作ったりするときに、secrets とか hashlib とかちゃんと活用しようと思いました(反省、これまで自分で書きがちだったので)。
自分自身の経験からくる使い方を生かすのも大事ですが、新しい学びがあるのでやっぱり標準ライブラリって大事…と思いました。
(サードパーティのものは今回試験範囲から外れてるので放置しましたが、便利なものが多いのでデファクトっぽいのは触っておこうと思いました)
試験結果
1000 点中 825 点で合格でした。
記憶があいまいだったテストやデバッグの項目は点数が低かったので、勉強不足だったかなーと思います。
まとめ
Python のことを基礎試験よりも知っていないといけないということや、標準ライブラリへの知識が大幅に問われるという点で難しかったように思います。
言語系の試験は OCJP Sliver 8 以来なので何とも言えませんが(しかも古すぎるし…比較にならない…)、本試験を受けてみて Python についてはちょっと詳しいって言えるのかも? とか思いました(本当かな?)。
少なくともサードパーティのものをゴリゴリ使う前に、標準ライブラリで実はどうにかなるんじゃない? とか、タイプヒントや標準のテストを使って Python らしいコードを書いたり、というのはできそうかも? と思いました。
自分の主戦場は PHP に移ってしまいましたが、お気軽なスクリプトを書くときは Python が今でも一番手になじんでいるので、これからもちょこちょこモノを作りつつ感覚を忘れないようにしたいです。