現職はPHPを書いていますが、前職でPythonを書いていたことや、この試験がベータ版の時から興味を持っていたので、タイミングを見て今回受けました。
結果
CBTで受験し、会場ですぐ結果を受け取りました。
合格点700点に対し950点で合格できました。
余談ですがCBTでの受験自体が数年ぶりで、予約や受験するまで慣れず大変でした。
試験自体の勉強方法
主教材である O'Reilly Japan - Pythonチュートリアル 第4版 をざっと読み直しました。
そのうえでDIVE INTO CODE、プライム・ストラテジーで公開されている模擬問題を3回ほど解きました。
勉強日数は2, 3日です。前職で数年間Pythonを書いていることもあり、文法や挙動的なところはあまり苦労しませんでしたが、環境構築や標準ライブラリについては知らない部分もあり、学び直しになりました。
総勉強時間は7時間くらいです。書籍が3時間、模擬試験とその復習が4時間くらいの割合です。
その多くの時間はテスト当日の受験時間までの勉強がメインです。
試験勉強をして学びになったこと
元々そこそこの量を書いているので、学んだことは少ないのですが
- 特殊引数
- 4. その他の制御フローツール — Python 3.9.4 ドキュメント
- 位置引数のみ許容、キーワード引数のみ許容、などなどの指定を便利に記載できる
- ざっくり知っていたが、あまり活用できてなかったので再発見
- try-except-else-finally
- 自分でざっくり書くと except あたりを上に投げて終わってしまうことが多かった
- else, finallyの動きを学びなおせたのでよかった
- 例外の連鎖
- 8. エラーと例外 — Python 3.9.4 ドキュメント
- この機能は単純に知らなかったです
- nonlocal文
- 9. クラス — Python 3.9.4 ドキュメント
- これも使ったことがなかったので知らなかったシリーズ
- 標準ライブラリ
- この辺りは知らなかったので勉強になりました
試験に関する感想
- 業務で1か月くらいオブジェクト指向っぽく設計・構築しているサービスの開発者だったら、それほど勉強しなくても受かるんじゃないかなーと思いました
- 基礎、と銘打たれている通り
- とはいえ、自分が抑えられていなかった機能に気づき学ぶ良い機会になりました
- 受験前に模擬問題は解くのをおすすめします
- なんといっても無料なので
- 個人的にDIVE INTO CODEよりプライム・ストラテジーのほうが難しかったように思います
-
Python 3 エンジニア認定実践試験 もそのうち来るみたいなので、公開されたら受けようかなと思いました
- ベータ試験の募集に気づくのが遅すぎたので受けれなかった
- 実践試験を見据えて今回基礎試験を受けてきたこともあるので、今回試験慣れできたのはプラスだと考えています
- データ試験の方は今のところ受けるモチベーションが産まれていないです
- 自分の技術的興味分野としてはWebサービス開発やインフラ・クラウドなどの環境の構築に向いていて、データ分析はツールやサービス等で利用者としてうまくやりたい気持ちだからです
- 自分で手を動かしてデータ分析したくなってきたら視野に入れてみようかと思います
- 現在はPHPエンジニアなので、PHPの試験とかも眺めてみようかな、とは思っています
- 試験概要 – PHP技術者認定機構
- PHP8の上級試験の模擬問題も公開されているので興味があります
- セキュリティ周りも気になります
まとめ
言語に対する勉強やその価値を示すのは毎回難しいなと思います。この認定基礎試験はプログラミングに多くの時間をかけている人からすると簡単すぎるのではと個人的には感じますが、このような試験があることで知識証明として出せる、というのは一つメリットなのかなと思います。
また自分自身がある程度業務でも書いてきたPythonであっても機能上知らないものがまだまだあり、試験をきっかけに知識に深みが出たように思います。
ただ知らなければ勉強しなければ!という意識を強く持ちすぎないよう、楽しんでプログラミングをしながら自身の成長にもつなげていけるといいなと思っています。