はじめに
Red Hat Certified Specialist in OpenShift Administration を受験し、2回目で取得できました。
昨年、RHCSAやCKAを取得したのですが、これはそれらよりも難しく感じました。これからこの資格の取得を目指す方の参考になれば幸いです。
試験内容
こちらに試験範囲が書かれています。
具体的な出題内容は書けませんが、この範囲の全てが出題されるわけではありません。また、2回受験しましたが2回とも同じ内容でした。
事前準備
学習
会社でRed Hat ラーニングサブスクリプションに参加させてもらえたので、以下の2コースをひたすらやりました。
- Red Hat OpenShift I: Containers & Kubernetes(DO180)を2周
- Red Hat OpenShift Administration II: Operating a Production Kubernetes Cluster(DO280)は5、6周
試験は実際のコマンド操作が必要になりますので、テキストを読んで勉強するだけではだめで、実際に手を動かさないとダメだと思います。
手が勝手に動くくらいまでひたすらコマンド操作を繰り返しました。
申し込み、試験環境準備
RHCSAと同じです。自宅からリモートで受験しました。
試験当日
受験場所の準備、PCの準備、アンケート、事前確認
RHCSAと同じです。
受験
OCPクラスタにログインして問題を進めていきます。注意すること、気づいたことは以下になります。
- この試験環境がわかりづらくて、一回目に受験したときにはOCPクラスタにログインできるまでに30分くらいかかりました。
- パスワードやユーザアカウントが「redhat」とか単純なものではなくて、妙に打ちづらいワードなのでコピペが大切です。ブラウザではctrl+cでコピー、ターミナルにはctrl+shift+vでペーストできます。
- マニュアルを見ながら進められます。内容はここと同じですが、試験環境にローカルで落としてあるものを使います。
- このマニュアルも使いにくくて、全体の検索ができません。「認証および認可」「ネットワーク」などの各項目のページ内であれば検索できます。なので、調べたい機能がどの項目に書かれているかは事前に把握しておいた方がよいです。
- HTMLとPDFが見れますが、HTMLだと重くて全然開きません。PDFで見た方がよいです。
- HTMLの方では日本語は選べるのですが、結局開きませんでした。英語のマニュアルを読むつもりでいた方がよいです。
- マニュアルよりは
oc adm policy -h
などコマンドの中で確認した方が早いです。 - DO280の演習が完璧にできるようになってもできない問題がありました。
試験結果
1回目は合格スコアの半分程度しか届かず惨敗。2回目で何とか合格できました。
2回目は1問を除いて全部できたと思ったのですが、思ったよりもスコアが低かったです。どこを間違えたのか謎。
試験時間は3時間ですが、2回目は1時間残して終了できました。この場合は試験官に伝えれば終わりにできます。