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Red Hat Certified System Administrator(RHCSA)受験記録

Last updated at Posted at 2020-10-01

はじめに

所属している会社でRed Hat ラーニングサブスクリプションに参加させてもらえました。
これまではSolarisの経験を使ってLinuxを使ってましたが、せっかくに機会ですのでRHCSA取得を目指しました。

RHCSAは、Red Hat製品を扱うならまず初めに取るべき資格だと思うのですが、ちょっと勉強したくらいでは取れないと思います。

ここには以下のように書かれています。

Red Hat 認定システム管理者 (RHCSA) の資格を取得した IT プロフェッショナルは、Red Hat Enterprise Linux 環境で必要なコアシステムの管理スキルを備えていることになります。この資格は、RHCSA 認定試験 (EX200) に合格すると取得できます。

以下が私が受験した際の記録です。これからRHCSAを目指す方の参考になりましたら幸いです。

前提知識

私の前提知識は、Solaris歴が10年くらいで、Oracle Solaris 11 System Administratorを持っています。
LinuxはSolarisの経験を使って都度調べながら使ってる感じです。

試験内容

具体的な出題問題は書けませんが、出題範囲はこちらに書かれています。通常の操作からトラブルシュートまで広く全般的に出題されます。
また、実際のコマンド操作が必要になります。

事前準備

学習

受験の2ヶ月くらい前から徐々に初めて、1ヶ月くらい前はペースを上げました。本は買わず、以下の2コースをひたすら繰り返しました。

コマンドを頭で覚えるだけでなく、指が勝手に動くくらいまで繰り返して実践しました。
また、試験ではインターネットは使えないので、わからない場合はmanで調べたり、usageで確認するなどOSの上で確認する方法を身に着けておきました。

申し込み

試験は会場で受験するのと、リモートで自宅で受験する2通りがあります。リモート試験は最近できるようになったみたいです。
私が申し込んだときは、コロナの影響もあってか会場は数ヶ月先まで満席でした。リモートは比較的取りやすかったのですが、最近見たら2週間先くらいまで埋まってました。なので、試験受ける準備ができてから申し込むのではなく、先に試験を申し込んで、その日に向けて勉強するのがいいと思います。
申し込む際には、身分証明書の写真をアップロードする必要があります。私はパスポートを使用しました。

試験環境準備(リモート試験の場合)

リモート試験の場合、自分で試験環境を準備する必要があります。用意するものは以下です。

  • PC(ノートPC,デスクトップPCどちらでも可)
  • USBメモリ
  • 外付けカメラ
  • インターネット回線(有線推奨)

必須なものは上記4つですが、必要に応じて以下を任意で使用できます。

  • 有線マウス(無線不可)
  • 有線キーボード(無線不可)
  • 外部ディスプレイ
    • 試験で利用できるディスプレイは1つなので、ノートPCで使う場合はノートPCを閉じる必要がある。
    • その場合、必然的に有線マウス、有線キーボードが必要になる。
  • USBハブ

なので、机の上がケーブルでごちゃごちゃします。

試験前にUSBメモリに試験環境のBootイメージをダウンロードします。USBメモリはBootイメージを保存する際にフォーマットされますので、中身はすべて消えてしまいます。
試験環境はUSBメモリからBootしますので、PCのOSには影響ありませんし、試験中PCのOSは使えません。

USBメモリからBootして環境チェックまでは試験前にできますので、試験の一週間くらい前までにはやっておいた方がいいと思います。
環境チェックで、カメラがあるかと画質をチェックされます。その時はPC内蔵のカメラでもチェックが通りますが、外付けのカメラは必ず必要になります。私は最初受験しようとしたときに、PC内蔵のカメラでチェックが通って安心して、外付けカメラがなかったため当日受験できませんでした。

試験当日

受験場所の準備

受験場所には基本的に何も持ち込めません。幸い、私は寝室に机があって机の上を片付ければいいだけでした。
飲み物と軽食は持ち込めるみたいです。持ち込む場合は、事前にカメラで映します。

PCの準備

事前準備でうまくできても、本番うまく立ち上がらなかったり環境チェックで引っかかったりしました。なので、試験開始の30分くらい前には起動しておいた方がいいと思います。
USBメモリからBoot後、キーボードやマウス、ネットワークの設定が必要になります。特にキーボードを自分のPCの配列に合わせておかないと@の入力とかで焦ります。

アンケート、受験場所などのスキャン

試験開始10分前になると、試験会場?へのリンクがActiveになりますので、そこをクリックします。ぼーっと待ってても先には進みません。
まず免責事項の確認があります。次はアンケートです(もしかしたら逆だったかも)。全部英語です。
これが終わると、試験官とのチャットルームに行きます。これも英語です。
このとき、ネットワークの不調?でエラーが何度か出ました。無線でも有線でも。結構焦りますが、その時は再起動しました。試験開始時間が多少遅れても、終了時間もそれに合わせて後ろにずれてくれます。

試験官とのチャットでは、まず本人確認ってことで、申込時に登録した身分証明書を見せます。次にカメラで手を写したり、部屋全体、机の上、下、PCの上などをくまなくスキャンするように指示されます。
PCの天板にVMwareのシールを貼ってあるのですが、それは何も言われませんでした。

スキャンが終わったら、外部カメラを左上からキーボードを操作するところが映る場所に置くように指示されます。置き場所に困りましたので、何かしらの台があるといいと思います。

受験

ここまで終わると試験が始まります。
試験環境はRH124などのトレーニング環境とは微妙に異なるので、最初は試験環境を把握するのに時間がかかると思います。

途中、再度スキャンするように試験官から指示があります。ちょうど手が離せないときだったので、”Please wait.”と言ったら待ってくれました。
また、カメラを動かしたら、接触が悪かったのか「カメラが使えないよ」みたいなエラーが出てかなり焦りました。USBのコネクタをいじったら戻りましたが、全部消えたんじゃないかと思って一瞬頭を抱えました。

試験時間は2時間半で、時間になると自動でパッと終わります。もし、早く終わったら試験官にその旨を伝えると(もちろん英語で)、終了時間前に終わらせることもできます。

試験結果

試験終了後、メールで結果が届きます。
一回目はギリギリ不合格でしたが、二回目で合格できました。リテイクが一回使えますので、まずは一回受けてみてどんな試験か確認するのもアリだと思います。

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