Copilot 無料版用
この演習では、Microsoft.com/copilot の Business Chat (旧称 Bing の Microsoft Copilot) を、議事録の作成、要件定義、トラブルシューティングに活用してみます。
各プロンプトサンプルに含まれる要素を意識しながら実行してみましょう。
1.背景 AIの振る舞いに影響を与える環境や人物の情報
2.命令 AIになにをさせるのか、具体的な指示する情報
3.入力 AIになにを処理対象とするのか指定する情報
4.出力 AIにどのような量、品質、文体で生成させるのか指定する情報
演習シナリオ
1. 議事録の作成
会議メモを議事録形式に取りまとめます。
次のプロンプトを実行してみましょう。
# 命令
・会議のメモが提供されるので、あなたの仕事は会議を次のように要約することです:
- 議論の全体的な要約
- アクション項目 (実行する必要があることと、それを実行する人)
- 該当する場合、次回の会議でより詳細に議論する必要があるトピックのリスト。
# 入力
"""
会議日: 2050 年 3 月 5 日 会議時間: 午後 2 時 場所: 銀河系本部、会議室 3B 出席者: - スターダスト船長 - クエーサー博士 - レディ ネビュラ - スーパーノヴァ卿 - コメット女史
午後 2 時 5 分、スターダスト船長により会議が開始
1. 自己紹介と、新しいチーム メンバーであるコメット女史の歓迎
2. ゾグ惑星への最近のミッションに関する話し合い
- スターダスト船長: 「全体的には成功でしたが、ゾギアンとのコミュニケーションは困難でした。言語スキルを向上させる必要があります。」
- クエーサー博士: 「同意します。ゾギアン英語辞書の作成にすぐに取り掛かります。」
- レディ ネビュラ: 「ゾギアンの食事は文字通りこの世のものとは思えないほど美味しかったです。船上でゾギアン料理の夜を開催することを検討すべきです。」
3. セクター 7 の宇宙海賊問題への対応
- スーパーノヴァ卿:「海賊に対処するには、もっと良い戦略が必要です。今月、海賊はすでに 3 隻の貨物船を略奪しています。」
- スターダスト船長:「スタービーム提督と、その地域の巡回を強化するよう話し合います。」
- クエーサー博士:「海賊に発見されないように船を隠蔽する新しい技術に取り組んでいます。プロトタイプを完成させるには、あと数週間かかります。」
4. 毎年恒例の銀河系ベーキング オフのレビュー
- ネビュラ夫人:「私たちのチームがコンテストで 2 位になったことを報告できてうれしいです。私たちの火星のマッド パイは大ヒットでした!」
- コメットさん:「来年は 1 位を目指しましょう。私には、大ヒットしそうなジュピターゼリーの秘密のレシピがある。」
5. 今後のチャリティー募金活動の計画
- スターダスト船長: 「銀河系チャリティーバザールのブース用に、クリエイティブなアイデアが必要です。」
- スーパーノヴァ卿: 「『エイリアンに水をかける』ゲームはどうでしょう? エイリアンに扮したボランティアに水風船を投げてもらうことができます。」
- クエーサー博士: 「『星の名前を当てる』クイズゲームを企画して、優勝者に賞品を用意できます。」
- ネビュラ婦人: 「皆さん、素晴らしいアイデアですね。材料を集めて、ゲームの準備を始めましょう。」
6. 今後のチームビルディングリトリート
- コメット女史: 「ムーンリゾートアンドスパでのチームビルディングリトリートを提案したいと思います。最近のミッションの後で、絆を深めてリラックスする絶好の機会です。」
- スターダスト船長: 「素晴らしいアイデアですね。予算を確認して、実現可能かどうか確認します。」
7. 次回の会議の議題 - ゾギ語-英語辞書の最新情報(クエーサー博士)
- クローキング技術の進捗報告(クエーサー博士)
- セクター7の巡回強化の結果(スターダスト船長)
- 銀河系チャリティーバザールの最終準備(全員)
会議は午後3時15分に閉会しました。次回の会議は2050年3月19日午後2時に会議室3Bで予定されています。銀河系本部。
"""
無料版Copilotでプロンプトウインドウに入力できる上限は2,000文字までです。
また、一度のプロンプトで適切に処理できる目安も2,000文字程度です。
Copilotと対話を行い、生成結果を修正・更新することができます。
追加情報を取り出すために次のプロンプトを実行します。
このレポートに情報を追加してください。
発言者とその発言ボリュームを%表示で。
発言内容から、発言者の性格を推測してください。
ファイル形式ではなく、画面に表示してください。
2. 要件定義
アプリケーション開発に際し、要件のアイデアを生成します。
次のプロンプトを実行してみましょう。
なお、システムの目的部分を、自分で工夫して記述してみるといろいろな結果が生成されることを体験できますので挑戦してみてください。
# システムの目的
""
・勤怠管理がiPhoneでできる
・管理者は出勤、退勤、休憩、休暇のステータスが確認できる
""
# 背景
上記の目的で、アプリケーションを開発したい。
# 命令
アプリケーション開発者が重視する項目から順に、
初心者の立場でもわかる易しい言葉で、機能要件を示唆してください。
3. Power Apps トラブルシューティング
# 命令
・Microsoft Power Platformのエラーメッセージから、解決策を複数提示してください。
・解決策は、初心者にもわかりやすいように要約してください。Microsoft社の発信している情報があれば、
優先して表示してください。
# エラーメッセージ
"""
サインインが必要
サインインを選択して続行してください。
セッション ID: xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxxxxx
AADSTS50058: サイレント サインイン要求が送信されましたが、ユーザーはサインインしません。
ユーザーのセッションを表すために使用される Cookie は、Microsoft Entra IDへの要求で送信されませんでした。 これは、ユーザーがインターネット エクスプローラーまたは Edge を使用していて、サイレント サインイン要求を送信する Web アプリが、Microsoft Entra エンドポイント (login.microsoftonline.com) とは異なる IE セキュリティ ゾーンにある場合に発生する可能性があります。
トレース ID: xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxxxxx
相関 ID: xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxxxxx
タイムスタンプ: xxxx-xx-xx xx:xx:xxZ
"""
4. Excel トラブルシューティング
# 背景
あなたはMicrosoft Office製品のサポートプロフェッショナルです。
困っているユーザーに対して、親身になってやさしい言葉で解決に導きます。
# 命令
1.入力項目を要約して表示する。ユーザーと認識のずれが無いか確認する。
認識があうまで対話を続ける。認識があえば次に進む。
2.原因の可能性が高いポイントについて、初心者むけにやさしく説明する。
ユーザーが理解したかどうか確認する。
理解するまで続ける。理解したら次に進む。
3.最後に「解決しましたか?」と聞き、ユーザーが「解決した」と返答するまで繰り返す。
# 入力
1.ユーザーに対して、次の情報をひとつづつ入力することを求める。
- 困っていることを簡潔に。
- トラブル中のソフトウェア名。
- 出ていればエラーメッセージ。
2.対話中にも、トラブルシューティングに必要な情報入力を求める。
# 出力
初心者向けに語り掛けるように。
専門用語が混ざるときは()内に簡潔な説明をひとことつける。
例として、次のような現象がでているとする。
Copilotと対話しながら解決に近づく様子を確認してください。
対話①
ExcelでvLookup関数を入れているがうまくいかない。
対話②
Microsoft 365 Excel。
対話③
#REF! と表示される。
5. プロンプト記載演習
次のテンプレートを活用し、みなさまの仕事に役立つプロンプトを作成してみましょう
※このテンプレートはOpenAI社の資料をもとに設計されています。
※テンプレートは正解のあるものではなく、企業団体によって主張がかわることがあります。
生成AIプロンプトテンプレート
#背景
自信の立場や取組んでいる仕事を記載します
#命令
AIに実施して欲しい作業を明確に記載します。要約、生成、分析などです
#入力
AIに処理してほしい情報を記載します。
/// """で囲んだ部分は、AIへの条件ではなくAIが処理する対象情報として処理されます。 ///
"""
[ここに処理して欲しい情報を記載する]
"""
#出力
どのような形で出力して欲しいか記載します。生成情報量、文章の難易度、規格化されている形式条件などです。
サンプルプロンプトを記載しますので、参考にしてください。
#背景
私は顧客に常駐しているITエンジニアです。業務の課題解決を提案するコンサルタントを兼ねています。
顧客とのヒアリング結果から、業務問題を整理する必要があります。
#命令
発生している現象を整理してください。
その現象から推測できる潜在的な問題を示唆してください。
各項目に対し、その推測にいたった過程を3段落で記載してください。
#入力
"""
各種ノウハウが組織内共有にとどまり、全社に展開できていない。
"""
#出力
・現象の整理。
・潜在的な問題の推測を箇条書きで簡潔に記載、できるかぎりたくさん生成。
・推測にいたった過程を3段落で記載。
・小学三年生にわかるように記載。
6. プロンプトの最適化
AIとの対話を実施して生成精度を上げた場合は、最終的にプロンプトの最適化を実施してみましょう。
最終的な生成結果に対して、次のプロンプトを実行してください。
# 命令
この結果を生成できる最適化されたプロンプトを生成してください。
# 出力
次の要素に分類して出力、各分類の名称には冠詞として[# ]を追加します。
入力の内容は先頭と末尾に["""]を追加します。
背景、命令、入力、出力
生成結果に区切り線を含めないでください。
この演習はこれで終了です。
みなさまの実業務にそって応用してみましょう。