設定メソッドの削除(Remove Setting Method)

1つずつリファクタリング技法まとめ
個人的に簡単かつ取り入れ易いと思うものから

目的

すぐ引き出せるようにする

基本作業サイクル

• システムを動かして仕様を精査
• テストメソッドを作成
• テストの失敗を確認
• テストの成功を確認
• 小さい変更、随時テスト実行(パターン追加失敗確認->成功確認)
• 最後テスト実行
• 最後動作確認

設定メソッドの削除(Remove Setting Method)とは

不要なsetterを削除すること
フィールドの情報を書き換えられたくない(べきでない)場合、それを自明にすること

ポイント

• クラスの作成時に暫定的に追加していた記述を見直す。
• setterが行えることによって起き得る弊害を考える。

例

class Person
  attr_accessor : relatives

  def initialize(args)
    @relatives = args[:relatives]
  end
end

　　　↓

class Person
  attr_reader : relatives

  def initialize(args)
    @relatives = args[:relatives]
  end
end

書籍情報

Jay Fields (著), Shane Harvie (著), Martin Fowler (著), Kent Beck (著),
長尾 高弘(訳), リファクタリング:Rubyエディション
https://amzn.to/2VlyWML

雑感

使い易さは汎用性だけではないことをしっかり念頭におく