ServiceNowの認定資格であるCertified System Administrator試験をこれから受験される方へ、試験対策をまとめてみました(あくまでも参考情報です。合格を保証するものではありません)。
~~2017年10月現在、受験料は$150、~~試験時間は90分です。2018年7月から、試験を受けるには前提トレーニングの受講が必須になりました。
申し込み
2017年夏くらいから日本語で試験を受けられるようになったのですが、日本語で受けたい場合は日本語試験用の申し込みサイトから申し込む必要があります。ServiceNow公式サイトから張られているリンクは英語試験用のサイトなので注意してください。
まずは「新規アカウントの作成」をクリックして、アカウントを登録します。他の資格試験でも同じだと思いますが、テスト会場で免許証などの身分証明書を確認されるので、仕事で旧姓など通名を使っている方は戸籍姓で登録するようにしましょう。
登録するとメールが送信されるので、メールにあるリンク先から登録したログインIDとパスワードでログインします。
右上の「試験の申込」をクリックして、「Certification Exams/認定試験」から自分が受ける試験のタイプを選択します。「オンサイトで監督された試験」「オンラインで監督された試験」「オンサイトで監督された試験(半額)」が出てきますが、特に事情がない限りは「オンサイトで監督」を選びます。1
次の画面では会場を選択します。Japan>Tokyo(または他の都市)と絞り込むと何か所か表示されますので、自分の都合に良さそうな会場を選んで「選択」をクリックします。私が申し込んだ時は東京都内で新宿や秋葉原など6か所ほどありました。
次に、日時を選びます。
予約可能な日程がカレンダー表示されますので、まず日を選んで、時間を選択します。
同意にチェックを入れて、「選択」をクリックします。
最後に、試験の種類、予約した時間、場所を確認して問題なければバウチャーコードを入力して「チェックアウト」をクリックします。これで申し込み完了です!
登録したメールアドレスに確認メールが届くので、それを印刷して当日持参しましょう。また、私は身分証明書を2種類(免許証&&保険証など)提示が必要だったので、ご注意ください。
試験範囲の確認
申し込みができたら、試験範囲を確認して学習計画を立てましょう。
試験仕様書にどんな分野がどのくらいの割合で出題されるのか書いてあります。
サンプル問題もいくつか挙げられています。私が受験した時は、このサンプル問題の中からそのまま出題されたものがありました。なのでよーく読んで、少なくともサンプル問題は確実に回答できるようにすることをオススメします。
それでは試験がんばってください!Good Luck!!
で終わってしまったら意味がないので、試験対策について書いてみようと思います。
試験対策1
会社のサポート体制が万全な場合、言わずもがなですが試験対策の王道といえばベンダーの提供するトレーニングの受講でしょう。ServiceNowでは国内でServiceNow Fundamentalsコースを開催しています。リソースに余裕がある人、または英語はちょっと。。という人にはこれが一番手っ取り早いパターンです。
- メリット:
- 3日間集中して体系的に学べる
- テキストと、試験の申し込みに使えるバウチャーコードを入手できる
- 演習用サンドボックスインスタンスを使って、実際に手を動かして学べる
- 疑問点はその場で解決できるので効率的
- 日本語で講義が受けられる
- トレーニングがカバーする範囲=試験範囲なので過不足なく学習できる
* デメリット: * 費用がかかる * 丸々3日間スケジュールをあけるのが大変 * 日本語クラスは東京でしか開催していないので、東京以外の人は移動が大変
試験対策2
公式のトレーニングに加えて、プラスアルファでの勉強もしても良いでしょう。英語に抵抗が少ないという場合は、本や有料のオンラインサービスが使えます。
スタディガイド
いろいろあるかと思いますが、例えばudemyの"ServiceNow 101: Administration"などは、アジェンダを見る限り必要な範囲の大部分は網羅しているようです。約7時間分のビデオと試験対策の練習問題などがついてきて1万円ちょっとだそうです。
市販の参考書
本も探すと出てきます。新しそうなところでは、こちらLearning ServiceNow。Kindle版は現在$40ほどです。こちらはバージョンも新しくて良さそうですが、目次を見ると、内容としては若干開発寄りというかスクリプトやメソッドの解説などに後半ページがだいぶ割かれているので、CSA試験対策として考えると不要な部分が多そうです。今後アプリ開発もやっていくというのであれば長い目で見て役に立つかもしれません。
というわけで、有料スタディーガイドおよび参考書をご紹介しました。
- メリット
- トレーニングと比較して安く済む
- 自分の都合に合わせて勉強できる
- 場所を選ばない
* デメリット * 有料である * 英語である * 試験範囲を網羅していない可能性がある * 疑問点があってもすぐに質問できない
試験対策3
まったくお金をかけたくない、かけられない!という場合は、以下の方法を組み合わせてなんとか勉強しましょう。
無料のオンライン学習リソース
ServiceNow Foundations Videos:
ServiceNowって何?というところから、基礎の基礎を解説する動画集です。
ServiceNow Product Documentation:
言わずと知れた製品ドキュメントのサイトです。疑問点はまずここで調べて見ましょう。
ServiceNow Community:
公式コミュニティです。ここではわからないことを質問したり、学習している人同士で情報交換したりできます。
ServiceNow Developers:
開発者のためのサイトです。ぜひ登録しましょう。このサイト内で19もの学習トピックが提供されています。アプリ開発寄りなのは否めないので全部やる必要はないですが、
"Build My First Application"
"Automating Application Logic"
"Securing Applications"
"Importing Data info ServiceNow"
"Coding on ServiceNow"
"Native Platform Features"
あたりは役に立つと思います。また、このサイトに登録すると開発サンドボックスとしてインスタンスを1つ借りることができます。実際の環境を触りながら勉強することができます。ひたすら読んで暗記するより手を動かしながらの方がきっと覚えられるし、楽しいです インスタンス取得方法はこちら↓を参照ください。
ServiceNowのお試しインスタンスを利用する
無料のオンライン練習問題
サンプルの問題を見られるサイトがたくさんありますので、それらを利用して対策しましょう。下記はほんの一部です。
Quizlet
Quizlet flashcards
ClassMarker.com
- メリット
- 無料!
- 自分の都合に合わせて勉強できる
- 場所を選ばない
- ある程度ServiceNowの経験があれば、オンライン練習問題をひたすらやって覚えればいけちゃうかも
* デメリット * 試験範囲をカバーできるように自力でリソースを探して勉強する必要がある * 英語である * 無料のリソースのみでは試験範囲を網羅できない可能性がある * 疑問点があってもすぐに質問できない
いかがでしたか?
ぜひ自分に合った方法で勉強して、CSA試験を突破してください!
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オンラインで受験も可能ですが、Webカメラを自分で設置したりしなければならないなど制約事項が多くて正直面倒なので、テスト会場で受ける方が楽です。また、オンサイトの半額は、前回不合格だった場合のリテイク(再挑戦)の金額です。 ↩