FlexおよびActionScript3.0でどんなことをやってきたか
・サーバー連携する業務アプリケーションの開発
・同人ゲームの開発
ダメだったところ
埋め込みデータが増えるとコンパイルがどんどん遅くなり、終いにはエラー。
コンパイラがとにかく重い。特にファイルの埋め込みを行うと顕著に重くなる。
埋め込みファイルの形式にもよるが、40~50MBほどの埋め込みになると頻繁にコンパイル時にJavaのヒープエラーが起きるようになり、コンパイルすらできなくなる。
仕方ないので一部ファイルを埋め込みではなく外部ファイルとしてロードすることで解決。
バグが多い。不可解な挙動が多い。
データグリッドなどは高度なことをしようとすると毎週のようにバグが見つかるレベルの品質。
データグリッドはそもそも複雑なコンポーネントだから多少は仕方ないとしても、それ以外でも仕様なのかバグなのか不可解な挙動も多い。
例えば親コンポーネントと子コンポーネントのサイズがずれていないとクリッピングが効かないなど。
実行速度が遅い
V8など高速なJavaScript処理系が増えてきたなか、AS3.0の実行速度はすごく遅く感じる。
CPUを使うような計算はサーバーサイドを使えるならサーバーサイドで行った方がよい。
AIR形式での配布時にコードサイニング証明書が必要になる
インストーラーにコードサイニング証明書を付けないと警告が表示されてしまう。
そしてこのコードサイニング証明書は有効期限があるうえにすごく値段が高い。
年間2万円とかするので個人では気軽に払えない。
Flex自体の開発速度が遅い
次世代コンパイラ(ASC2.0)などはもう何年も開発しているはずなのに、いまだにMXMLの解釈ができないなど、なかなか開発が進んでいない。
バグフィックスも遅い。
AdobeはもうFlexにあまり投資する気がないのかもしれない。オープンソース化したから後は勝手にやってねってことなのかもしれない。