はじめに
MacOSをAWSで構築してみたら思いのほか料金がかさんだので、参考のために費用を公開します!!
こんな人におすすめ!
- MacOSをお試しで使ってみたい!
- IOSアプリをビルドするためだけにMacOSが必要!
前提
- 合計コスト:$253.45 (37,821円 ※149.22円/ドル)
- 使用サービス:専有ホスト+EC2インスタンス
- 使用期間:一か月弱
- EC2インスタンス情報:
- インスタンスタイプ:mac1.metal
- ストレージタイプ:gp3
- ストレージサイズ:400 GiB
インスタンスは使用しない間は停止し、専有ホストは1日が過ぎるとすぐにリリースしてました。
日別にかかった料金は以下の通りです。
サービス別料金と内訳
サービス別料金
専有ホスト+EC2インスタンスのコンピューティングの費用が約9割を占めています。
内訳
青①
専有ホストにかかる費用になります。
合計の約8割を占めていますね。
専有ホストは一日を過ぎないとリリースができません。
そのため短時間での使用であったとしても確定で一日分の費用が発生してしまうため、効率的な使用方法を考える必要があります。
青②
ストレージにかかる費用になります。
多くはないですが、円換算で2,372円なので無視できません。
無料枠で30 GB-Mo用意されていますが、全く足りてないですね。
青③
おそらくデータ転送にかかる費用になります。
chatGPT曰く、「AWSのデータセンターからインターネットや他のリージョンにデータを送信する際の通信量に対する料金」とのことです。
こちらも無料枠で100GB用意されていますが、大幅にオーバーしています。
また10TBを超えた際は別の料金レートで換算されるようなので、注意が必要ですね。
無料枠について
赤③
EC2インスタンスのアクティブ時間にかかるコストは無料枠で十分賄いきれました。(無料枠は年合計の10%程しか使用していない)
まとめ
- いくら短時間の利用であっても、専有ホストは必ず一日分のコスト(約4000円)がかかるので、料金がかさんでしまう。
- 専有ホスト以外のコストについては無料枠で十分賄える。
最後に
MacOSを利用するときは必ず一日分の利用が見込まれるという方にはおすすめです!
また小規模ビジネスであれば、300 USD 相当のクレジットの提供を受けることもできるので、キャンペーンをうまく使えばお得に利用することは可能です。
(AWSよりクレジット申請のメールが届きます。)
とはいえ、2025/2/22時点でMac miniが94,800円(税込)~で購入できるので、利用時間が1か月以上を超えてくる場合はハードウェアを購入したほうがお得ですね!!