はじめに
Linuxでルーティングを確認する際によく使うのはtracert, tracepathだと思います。
が、実際に知りたい経路ってPC内の外に出るまでの経路が知りたい場合の方が個人的には多いんですよね。
ググっていつも引っかかるのはtracert
, tracepath
だったりしますが、こちらはPCから抜けた先がメインなのでちょっと違う。
そんな時用のコマンド、以前に一時期使ってから忘れてしまって困ってたんですが、今日再び発見したので覚書
自PC内のルーティングが知りたい、そんな時にはip route get
使っていたコマンドはこれです。ip route get IPアドレス
。
こんな感じでどのデバイス・アドレス宛にルーティングが組まれているかが分かります。
$ ip route get 192.168.1.233
192.168.1.233 dev br0 src 192.168.1.1
Androidのように細かなルーティングを組んでるシステムだと便利
Android OS上のルーティングって、ip routeのルーティングだけじゃなくip ruleを組み合わせた構成になっています。
通常は意識しないからいいけど、ここに自前でローカルネットワークを追加しようとなるとすぐ「あれ?この場合はどこに抜けるんだ?」みたいになりがち。
tracert
でも追えなくはないけどnetwork unreachableになると追いにくかったりしたので、単純に「このIPはどこに抜けるのか?」が分かるこのコマンドが非常に便利でした。