MacからChrome Remote DesktopでWindowsへ!英数/かなキーでIMEを完璧に切り替える「最終奥義」(F13が効かない環境向け)
はじめに
MacからWindowsマシンに「Chrome Remote Desktop(以下CRD)」でアクセスするとき、手元のMacの「英数」「かな」キーでWindowsのIMEをオンオフしたいですよね。
一般的には「Karabiner-Elementsで英数・かなをF13/F14に化けさせて、CRDのキーマッピング設定を使う」という定石が知られています。
しかし、最近はどういうわけか**「F13や特殊キーがMac版Chromeの仕様によって完全に弾かれ、マッピング設定が一切効かない(無反応になる)」**ケースが多発しています。(私もこれで底なし沼にハマりました…)
この記事では、その厄介な壁を絶対に突破できる「最終奥義」の設定をまとめました。
普段のMacのブラウジングに影響を与えず、さらに「Commandキーでのコピペ」まで自然に再現できる完全版です。
解決策の考え方
F13やPC専用の特殊キーがブラウザに弾かれるなら、アプローチを変えます。
「Chromeが絶対に弾かない普通のキー通信(CtrlやShift等)」に化かして送信し、Windows側のIME設定でそれを拾い上げるというバイパス作戦をとります。
手順1: Windows側(リモート先)のIME設定
WindowsのMicrosoft IMEの設定を開き(タスクバーの「A」や「あ」を右クリック > 設定 > キーとタッチのカスタマイズ)、以下のショートカットを割り当てます。
-
Ctrl + Space ➜
IME-オフ -
Shift + Space ➜
IME-オン
※この2つのショートカットにオンオフを分離させることで、「左親指でオフ、右親指でオン」のMac特有のスタイルがWindows上でも実現します。(もしプルダウンにオン/オフ単体がない場合は、とりあえず「IME-オン/オフ」などのトグルでも動きますが、Windows版のGoogle日本語入力を入れるとオン専用・オフ専用にしっかり分けられます)
手順2: CRDを「アプリ化(PWA)」する
通常のChromeのタブで開くのではなく、アドレスバーの右側付近にある「アプリをインストール(↓のアイコン)」を押して、CRDを独立した専用アプリにします。
これでKarabiner側で「このアプリの時だけ設定を効かせる」という条件分岐が綺麗に動くようになり、普段のSafariやChromeの検索で日本語が打てなくなる副作用を防げます。
手順3: 究極のKarabiner一発設定コマンド
Mac側の「ターミナル」を開き、以下のコマンドをコピペして実行してください。
(英数/かなの設定に加えて、「左Command ➜ 左Ctrl」などのすり替えも全て含まれた設定ファイルが一瞬で作成されます)
mkdir -p ~/.config/karabiner/assets/complex_modifications && cat << 'EOF' > ~/.config/karabiner/assets/complex_modifications/crd_combo_complete.json
{
"title": "★CRD 最終奥義 + Commandキーでコピペ",
"rules": [
{
"description": "Chrome RD専用:英数/かなの切替 + 左右CommandをCtrlに変更",
"manipulators": [
{
"type": "basic",
"from": { "key_code": "japanese_eisuu" },
"to": [ { "key_code": "spacebar", "modifiers": [ "left_control" ] } ],
"conditions": [ { "type": "frontmost_application_if", "bundle_identifiers": [ "^com\\.google\\.Chrome\\.app" ] } ]
},
{
"type": "basic",
"from": { "key_code": "japanese_kana" },
"to": [ { "key_code": "spacebar", "modifiers": [ "left_shift" ] } ],
"conditions": [ { "type": "frontmost_application_if", "bundle_identifiers": [ "^com\\.google\\.Chrome\\.app" ] } ]
},
{
"type": "basic",
"from": { "key_code": "left_command" },
"to": [ { "key_code": "left_control" } ],
"conditions": [ { "type": "frontmost_application_if", "bundle_identifiers": [ "^com\\.google\\.Chrome\\.app" ] } ]
},
{
"type": "basic",
"from": { "key_code": "right_command" },
"to": [ { "key_code": "right_control" } ],
"conditions": [ { "type": "frontmost_application_if", "bundle_identifiers": [ "^com\\.google\\.Chrome\\.app" ] } ]
}
]
}
]
}
EOF
手順4: 有効化と「Macの横取り」防止設定
- Karabinerの「Complex modifications」>「Add rule」を開き、一番上に現れる 「★CRD 最終奥義 + Commandキーでコピペ」 を
Enableにします。(CRDに内蔵されているキーマッピング設定画面は使いません。今まで設定していたものがあればゴミ箱で消してOKです) -
【超重要】 Macの初期設定では「Ctrl + スペース」が入力切り替え等に割り当てられており、このままだと信号がWindowsへ届く前にMac本体に横取り(吸収)されてしまいます。
Macの「システム設定」>「キーボード」>「キーボードショートカット」>「入力ソース」の中にある、「前の入力ソースを選択(^ スペース)」のチェックを必ず外して(オフにして)ください。
おわりに
これで、MacBook一台からWindowsへ接続した際も、キーボードの操作感のストレスなくシームレスに爆速Windowsを操ることができます。机の上が2つのキーボードとマウスで埋まるカオスも解決です!
F13キーをマッピングする古い記事を見て「なぜか設定枠で無反応…」「青いポップアップが出て終わる…」という沼にハマった方の救済になれば幸いです。