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Claude Code /btwコマンドを試した:サイドクエスチョンの使い所と/rewind・subagentとの使い分け

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こんにちは!株式会社DearOneの申(シン)です。バックエンドとインフラを中心に、幅広く担当しています。

本記事では、開発のリズムを崩さずに気になることを「ところで」と確認できる、Claude Codeの新機能『/btw』コマンドについて紹介します。

はじめに

Claude Codeで作業していると、こんな場面がよくあります。

「今Claudeがコード分析中だけど…さっきの設定ファイルの名前なんだっけ?」

作業を止めて新しく質問すると、これまでのコンテキストが途切れてしまう。かといってスルーするのもモヤモヤする。以前は/rewind/forkで回避していましたが、最近追加された/btwコマンドがこの問題をスッキリ解決してくれます。実際にいくつかのシナリオでテストしてみました。

/btwとは?

btwは「By the way(ところで)」の略です。Claude Codeセッション中に、メイン作業を中断せずにサイドクエスチョンを投げられる機能です。

/btw is the inverse of a subagent: it sees your full conversation but has no tools, while a subagent has full tools but starts with an empty context.
Claude Code公式ドキュメント

使い方はシンプルです。プロンプトに/btwの後に質問を入力するだけです。

/btw さっき読んだファイルの名前は?

回答はオーバーレイ形式で表示され、Space / Enter / Escapeのいずれかを押すと元の画面に戻ります。

公式ドキュメント参照: Interactive mode - Side questions with /btw

実際にテストしてみたこと

テスト1: 基本的なサイドクエスチョン

Python CLIプロジェクトでREADMEの要約をリクエストした後、Claudeが回答を作成している最中に/btwでプロジェクトの言語を聞いてみました。メイン作業はそのまま進行しつつ、オーバーレイで回答が表示されました。ポイントは、この質問と回答が会話履歴に残らないという点です。/contextで確認しても/btwの内容は表示されません。

公式ドキュメントでも同様に説明されています: "The question and answer are ephemeral: they appear in a dismissible overlay and never enter the conversation history."
公式ドキュメント

テスト2: 長時間タスク実行中の使用

テストカバレッジの分析のように時間がかかるタスクを実行中に、/btwで以前読んだ設定ファイルのパスを聞いてみました。メインタスクは止まることなく動き続け、すでにコンテキストにある情報をもとに即座に回答してくれました。

公式ドキュメント: "Available while Claude is working: you can run /btw even while Claude is processing a response. The side question runs independently and does not interrupt the main turn."

テスト3: ツール使用不可の確認

これが重要なポイントですが、/btwではファイルを新たに読んだりコマンドを実行したりするツールが使えません。プロジェクトに存在するがまだコンテキストに読み込んでいないファイルの内容を聞いてみたところ、ファイルを読まずに「現在のコンテキストにその内容はありません」と回答しました。一方、すでに読み込み済みのファイルについての質問には正確に答えてくれました。

実際にこの記事の執筆中に試してみたやり取りがこちらです。

> /btw btwでツールを使うことはできますか?

いいえ、できません。

/btwではファイル読み込み、コマンド実行、検索などのツールは一切使えません。
すでに会話のコンテキストにある情報だけをもとに回答します。

公式ドキュメントでも明記されています:
"No tool access: side questions answer only from what is already in context.
Claude cannot read files, run commands, or search when answering a side question."

新しい情報を調べてほしい場合は、subagentや通常のプロンプトを使ってください。

まさにこの通り、ツールを使わずコンテキスト内の知識だけで即座に回答してくれました。

テスト4: フォローアップ不可

/btwは単発の質問-回答のみ対応しています。オーバーレイから続けて質問することはできず、追加の質問が必要な場合は通常のプロンプトに戻る必要があります。

公式ドキュメント: "Single response: there are no follow-up turns. If you need a back-and-forth, use a normal prompt instead."

どんな場面で使うと便利?

実際に使ってみて効果を実感した場面をまとめると、以下のようになります。

  • ファイル名/パスの確認: /btw さっき読んだファイルの名前は?
  • コードの意味の確認: /btw handleAuthって何をする関数だっけ?
  • 過去の判断根拠の確認: /btw なんでaxiosじゃなくてfetchにしたんだっけ?
  • 用語/概念の確認: /btw CSRFトークンって何?

共通しているのは、すべて会話の中ですでに出てきた情報に対する確認だということです。新しい調査が必要な質問には向いていません。

公式ドキュメントでも同じ文脈で案内されています: "Use /btw to ask about what Claude already knows from this session; use a subagent to go find out something new."

/btw vs /rewind vs /fork vs subagent の比較

Claude Codeには作業フローを管理するコマンドがいくつかありますが、それぞれ用途が異なります。

項目 /btw /rewind /fork subagent
操作の手軽さ 非常にシンプル (/btw 質問) 質問→回答→Esc×2→選択 別ターミナルでCLI実行 Claudeが自動判断
回答の保存 されない(一時的) トランスクリプトに残る 別セッションとして残る タスク結果として残る
ツール使用 不可 可能 可能 フルアクセス
作業の中断 なし(作業中に使用可能) あり(質問中は停止) なし(別セッション) なし(並列実行)
適した場面 軽い確認 やや重い質問後の巻き戻し 別テーマでの詳細な調査 新情報の調査/探索

興味深いのは、/btwsubagentが正反対の関係にあることです。/btwは会話のコンテキスト全体を見られるがツールは使えず、subagentはツールを自由に使えるがコンテキストは空の状態から始まります。

この対比は公式ドキュメントでも明示的に言及されています: "/btw is the inverse of a subagent: it sees your full conversation but has no tools, while a subagent has full tools but starts with an empty context."
公式ドキュメント

まとめるとこうなります。

  • すでに知っていることの確認/btw
  • 新たに調べる必要があることsubagent
  • 質問後に巻き戻したいとき/rewind
  • 完全に別のテーマ/fork

注意点

  1. ツール使用不可: ファイル読み込み、コマンド実行、検索など一切不可。コンテキストにない内容には答えられません。
  2. 単発回答のみ: 1つの質問に1つの回答。続けて会話することはできません。
  3. 段階的ロールアウト中: 古いバージョンを利用しているとコマンドが使えません。2026年3月にリリースされたv2.1.72以降で導入された機能のため、未対応の場合はclaude update(またはnpmのupdate等)でツールを最新版にアップデートしてください。claude --versionで確認できます。
  4. トークンコスト最小: 親会話のキャッシュ(prompt cache)を再利用するため、追加のトークンコストはほぼかかりません。/costで確認できます。

公式ドキュメント: "Low cost: the side question reuses the parent conversation's prompt cache, so the additional cost is minimal."

参考資料

まとめ

/btwを数日間使ってみたところ、以前/rewind/forkで回避していた軽い確認作業が格段にスムーズになりました。作業フローを維持しながら、気になることだけをサッと確認して戻れるのがポイントです。

ただし万能ではありません。新しいファイルを読む必要があったり、コマンドを実行する必要がある質問には、やはりsubagent/forkが必要です。ツール選択の基準はシンプルです。「すでにClaudeが知っていることか、新たに調べる必要があることか」で分ければOKです。

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