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はじめに

2026年6月に開催された Figma Config 2026 で、デザインと開発の境界を再定義する大型アップデートが相次いで発表されました。

この記事では、発表された主要6機能を整理してご紹介します。

1. Code Layers

任意のデザインレイヤーをインタラクティブな「コードレイヤー」に変換できる新機能です。

これまでの「デザインかコードか」という対立を解消し、
コードを画像やベクターと同列のデザイン素材として扱う というコンセプトの機能です。
デザインフレームとコードレイヤー間を相互に行き来しながら、複数の方向性を検討できるようです。

できることは、以下の通りです。

  • コードレイヤーを複数並べて実装案を比較(デザインフレームの複製と同じ感覚)
  • 「見た目」だけでなく「実際の動作」を確認しながら検討
  • Extract designs でコードの現状をキャンバス上の編集可能レイヤーに変換
  • コードエディタで直接編集・注釈を追加
  • ワンクリックでコードレイヤーを更新 → リポジトリにプッシュ

2. Figma Motion

デザイン・図形描画・開発モードと並ぶ、モーションをキャンバスネイティブで扱う新しいモードです。

これまでAfter Effectsなど別ツールが必要だったモーション設計を解消し、
アニメーションをデザインシステムの一部として管理する というコンセプトの機能です。

デザインファイル内でアニメーションを完成させ、開発者にそのまま渡せるようになります。

できることは、以下の通りです。

  • タイムライン上でレイヤーをドラッグしてタイミング調整
  • キーフレームで位置・スケール・回転・不透明度を独立制御(自動キーフレーミングあり)
  • フェード・移動・スケールなどのプリセットを重ねがけ・シーケンス設定
  • モーション変数でイージングを定義し複数アニメーションに一括適用
  • 開発モードでタイミング・イージング曲線を検査
  • CSS / JSON / React へ直接エクスポート
  • MCP対応でコードエージェントに設計文脈を渡せる

3. Shader Fills & Effects

WebGPUを活用した、シェーダーエフェクトとシェーダーフィルという2種類のカスタマイズ可能なビジュアルツールです。

単色・グラデーションといった従来の表現を超え、
ツールの制約を超えた独自のビジュアル表現を自分で構築する というコンセプトの機能です。
複数のエフェクトをスタックしたり、Figmaネイティブのエフェクトと組み合わせて調整できます。

できることは、以下の通りです。

  • シェーダーエフェクト:パーティクル伸張・レンズ歪み・カラーアウトラインなどを既存レイヤーに適用
  • シェーダーフィル:水彩・モアレ・パターングリッドなど動的・生成的な塗りを適用
  • 複数のシェーダーをスタックし、ネイティブエフェクトと組み合わせて調整
  • パラメータ化されているためキャンバス上でリアルタイムに操作可能
  • Figma Motion と連携し、シェーダーのプロパティをキーフレーム化してアニメーション化

4. Generative Plugins

デザインエージェントへのプロンプトだけで、再利用可能なプラグインをデザイナー自身が作成できる新機能です。

従来はプラグイン開発に技術スキルと開発環境が必要でしたが、そうした障壁を取り除き、
すべてのデザイナーが自分のワークフローに合わせたツールを持てる というコンセプトの機能です。
PropsKit を活用しているため、Figmaネイティブのツールと見た目・操作感が統一されています。

できることは、以下の通りです。

  • プロンプトを入力するだけでプラグインを生成(ローカル開発環境不要)
  • HTMLのキャンバスへのインポート、ダッシュボードレイアウトの自動生成、データの可視化など
  • キャンバス上に直接配置され、繰り返し作業を効率化
  • 外部APIやAIサービスとの連携が必要な場合はクラシックプラグインのアーキテクチャを使用
  • チーム内での共有も可能

5. Figma Weave Tools

生成AIを活用したクリエイティブワークフローツール「Weave」を、Figma Design内から直接利用できる新機能です。

昨年買収したWeaveのノードベースワークフローをFigmaに統合し、
デザイン制作とAI生成パイプラインを同じキャンバス上で完結させる というコンセプトの機能です。
フリーフォーム入力なしで一貫した結果を得られる簡潔なUIに設計されています。

できることは、以下の通りです。

  • Weaveツール(Figma Design内):スタイル転送・アイコン生成・テクスチャ適用・背景置換・製品フォトシュート生成など20以上のAI画像タスクをパネルから直接実行
  • Figma Community上のワークフロー共有:自作ワークフローをテンプレートとしてチーム内・コミュニティに公開
  • Figma node(2026年夏予定):FigmaフレームをWeaveキャンバスに貼り付け、フレームの変更をワークフロー全体にリアルタイム反映

現状: Weaveツールはオープンベータ(ベータ期間中は無料)、Community上のワークフローは公開済み

6. Figma Agent

ファイル添付・Figmaファイル参照・Web検索・MCPコネクタの4つの方法でコンテキストを受け取り、チームの作業内容を理解した上でデザインをサポートするAIエージェントです。

「良いコンテキストはエージェントに情報を与えるだけでなく、何を作るかを形作る」という考えのもと、
プロジェクト・ブランド・チームの文脈に近いほど精度が上がる というコンセプトの機能です。

できることは、以下の通りです。

  • ファイル添付:ユーザーインタビュー・UXコピー・データレポートなどをチャットに直接ドロップして参照
  • Figmaファイルリンク参照:他のFigmaファイルのコンポーネント・トークン・レイアウト・スタイルの完全な構造にアクセスし、デザインパターンを正確に再現
  • Web検索:Figmaを離れずに競合UXパターン・リアルなモックアップ用コンテンツ・最新情報を取得
  • MCPコネクタ:GitHub・Atlassian・Slack・Linearなど外部ツールのコンテキストを直接統合し、チケット参照や更新の自動投稿も可能

最後まで読んでくださってありがとうございます!

普段はデザインやフロントエンドを中心にQiitaに記事を投稿しているので、ぜひQiitaのフォローとX(Twitter)のフォローをお願いします。

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