はじめに
Qiita Advent Calendar 2021の3日目は、
2日目に引き続き、Qiita 株式会社 プロダクト開発G デザインTMの出口(@degudegu2510)が担当します!
業務では、Qiita、Qiita Team 、Qiita JobsのUI/UX、フロントエンド、各イベント等のクリエイティブを担当しています。
ぜひQiita Advent Calendar 2021 2日目の記事もご覧ください。
この記事では、UXデザインで勘違いされがちなトピックスにまとめたUX MYTHSを
翻訳して、まとめた記事です。
- UXについて、あまり詳しく知らない。
- 最新のUXの知識について知りたい。
という人におすすめです!
ぜひ、原文の方も一緒にご覧ください。
この記事では、「流石にこんなこと思っている人いないよな...」というトピックは翻訳していません。
今回取り上げなかったトピックスについて知りたい方は、原文の方をご覧ください。
UXの神話
① 人はWebサイトをちゃんと読んでいる!?
人は本当に興味のあるコンテンツの場合のみ1語一句丁寧に読み上げます。
通常の場合は、強調されたワードや見出し、短い段落をざっと読んでいます。
そのため、それ以外の関係ない情報は全部飛ばし読みしているというわけです。
② すべてのページに3回のクリック以内にアクセスできないといけない!?
数年前のユーザビリティテストでは、3クリック・2クリックで目的の情報がない場合ユーザーが離れてしまうい、満足度も高くならないと信じられてきました。しかし、実際はクリックの回数が少ないことがユーザーを喜ばせたりするわけではないということなのです。
特に重要なのは、ナビゲーションのわかりやすさと情報が絶えることがないという予感があることです。
③ アクセシビリティはお金がかかる!?
サイトのアクセシビリティを改善したい場合、新たな機能を追加したり、新たにコンテンツを複製する必要はありません。
重要なのは、デザインする際に、ユーザーによってはアクセス可能なデバイスが限られていることや見たり読んだりする能力に違いがあることをしっかりと理解することです。
④ ストックフォトはUXを向上させる!?
ストックフォトやその他の装飾的なグラフィック要素がWebサイトに付加価値を与えることはありません。
多くの場合、UXを向上させるよりも害になります。
このような画像は、Webサイトのトピックとは関係がなく、有用な情報を持っていないので、
ユーザーはイライラすることさえあります。
⑤ デザインはオリジナルでなければいけない!?
多くのデザイナーは、新しいデザインをするとき、既存のUIをそのまま使うよりも、全てを1から作り直したいと思う人が多いと思うます。
しかし、デザインのセオリーは、既に導入されてテストが済んでおり、うまく機能しているものであることを覚えておく必要があります。ユーザーがよく知っているデザインなので、説明もマニュアルも必要ありません。
ユーザーが使いやすさを求めることを考えれば、デザインのセオリーは結局はメリットを与えるものです。
⑥ Webサイトを定期的にデザインし直す必要がある!?
「Webサイトのデザイン変更」=「コンバージョンと新規顧客が増えることを期待して、サイトの見た目をがらりと変えること」だと捉える人は多いと思います。しかし、デザイン変更のフィードバックを見てみると逆効果で、新デザインが元のものより明らかに優れていたとしてもユーザーは変更を嫌うものだということが分かってきました。
⑦ 選択肢や機能を増やすことで満足度が上がる!?
一般的には、選択肢を持つことは良いことだと考えられています。私たちは選択に慣れており、選択肢を自由に扱えると思っています。
しかし、Webサイトで選択肢が多いほどUIを理解するのが難しくなります。選択肢が多いと、意思決定がズレたり、ストレスにつながることがあります。
原則として、Webサイトを使う前はその機能の多さだけを評価しているだけで、使い始めるとシンプルな方が満足度が高いです。
⑧ アイコンだけで使いやすさを向上できる!?
アイコンのみのUIでは記憶に残りにくく、非効率な場合が多いということを多くの研究者が証明しています。
また、他の研究ではユーザーはIconの形よりもボタンの位置の方を覚えていることがUIEによってわかっています。
まとめ
この記事では、UXデザインで勘違いされがちなトピックスにまとめたUX MYTHSを
翻訳して、まとめました。
業務でもやりがちな項目も結構あり、心が痛くなりながらまとめていました。
今回まとめた内容は、1部でしかないので、興味があったら、原文の方もご覧ください。
最後まで読んでくださってありがとうございます!
Qiita Advent Calendar 2021の4日目は、
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