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新人エンジニアが最初に覚えたい!迷子にならないフォルダ&ファイル整理術

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こんにちは、decopon です。

私はエンジニアになりたての頃、「あれ、さっき保存したファイルどこいった?」と1日に何度も自問していました。
ダウンロードフォルダはカオス、同じ名前のファイルが量産され、最終版(最終の最終)のファイルがどれか分からない。
そして極めつけは、先輩のPCを見せてもらったときの衝撃。
すべてが整然と整理されていて、「この人プロだ…!」と軽く感動したのを今でも覚えています。

この記事では、そんな経験を経て学んだ
「新人エンジニアが最初に身につけておきたいフォルダ&ファイル整理の基本」 を、
初心者の方にも伝わるようにご紹介していきます。


📁 第1章:整理の第一歩は「分類」と「命名」ルールを決めること

✅ なぜ整理が必要なのか?

  • 必要なファイルをすぐに探せることは、仕事のスピードとストレス軽減に直結します。
  • 自分だけでなく、チームメンバーと共有する資料の信頼性にも関わってきます。
  • コードやドキュメントは“積み上がっていくもの”なので、初期のルールづくりが超大事!

📚 フォルダの分類ルールの例(最低限これだけ)

🗂️ フォルダの分類ルール例(プロジェクトベース)
MyProject/
├── docs/ # 仕様書・打ち合わせメモ・提案資料など
├── src/ # ソースコード(HTML, CSS, JSなど)
│ ├── frontend/
│ └── backend/
├── assets/ # 画像・PDF・フォントなどの素材
├── test/ # テストコードやログ
├── tmp/ # 一時的に使うデータや検証ファイル(あとで消してOK)
└── README.md # プロジェクトの概要や手順まとめ

部署やプロジェクトによって多少の違いはあっても、「何のためのファイルか」が一目で分かる構造にしておくのがポイントです。

📝 ファイル命名ルールのコツ

  • 日付を入れる:2023-12-10_design-v1.docx
  • 区切り記号はハイフン or アンダースコア:snake_casekebab-caseがおすすめ
  • “最終” “最新版”は禁止! → v1, v2, v3 とバージョン管理する

🚫 悪い例:
最終デザイン本当の最終fix済み(3).docx ← 過去の私です…


次回は、よくあるファイル整理の“失敗あるある”と、それを防ぐための予防線についてお話しします。

💥 第2章:よくある失敗パターンとその回避策

ファイルやフォルダを整理しようと思っても、最初はなかなかうまくいかないもの。
ここでは、私自身が実際にやってしまった“整理下手あるある”と、同じ轍を踏まないためのポイントをご紹介します。


❌ パターン1:「最終」「本当の最終」「最終修正」地獄

やってしまいがち:
デザイン案.docx
デザイン案最終.docx
デザイン案本当の最終.docx
デザイン案_最終修正ver2今度こそ確定.docx

何が問題?
・どれが最新なのか分からない
・共有するときに相手も混乱する
・バージョン管理が曖昧でやり直しに弱い

回避するには?

  • ルールを決めるYYYY-MM-DD_概要_vX.docx など日付とバージョン番号で管理
  • 確定ファイルは「final」ではなくバージョンアップで保存する
  • 共有時は「最新版はこちらです」と一言そえる気遣いを

❌ パターン2:「とりあえずデスクトップ」フォルダ爆誕

やってしまいがち:
作業中に保存したファイルやスクショが全部デスクトップに散乱。
気づけば謎のPDFと画像が数十個…。

何が問題?
・必要なファイルが埋もれて見つけにくい
・PCの動作が重くなることも
・リモート会議で画面共有するときに若干恥ずかしい

回避するには?

  • 「Inbox」フォルダを1つ用意し、仮置き場所を明確にする
  • 定期的に「整理タイム(5分)」を設ける習慣をつける
  • 保存先を「デスクトップ以外」に意識的に指定する

❌ パターン3:「同名ファイルで上書き事故」

やってしまいがち:
同じファイル名で保存してしまい、前のデータが上書きされて消えた…

回避するには?

  • 保存時にバージョンや日付をつけて、逐次バックアップ
  • ファイルの上書き保存を“習慣”にしすぎない(こまめな別名保存推奨)
  • クラウドストレージ(Google Drive, OneDriveなど)の履歴復元機能を活用する

✅ ここでの学びまとめ

ファイルの整理は「未来の自分を助けるための思いやり」です。
最初から完璧を目指さず、“やらかしにくい仕組み”を作っておくことが、実は一番の近道。


🛠️ 第3章:エンジニア向けの整理テクニック

ここからは、エンジニア視点で押さえておきたい 「開発しやすい」フォルダ&ファイル構成 のポイントを紹介します。
コードを書くうえでは、ただ整理するだけじゃなく、「再利用しやすく」「共有しやすい」ことも大事なんですよね。


💡 1. プロジェクトごとにルートフォルダを作る

開発では“ひとつのプロジェクト=ひとつのフォルダ”が基本です。
todo-app/
├── src/ # コード
├── test/ # テストコード
├── docs/ # 仕様・設計メモ
└── README.md # 概要や使い方

  • 混在を避けるため、異なる案件はフォルダを分ける
  • README.md は“未来の自分と他人のためのナビゲーション”として必須

⚙️ 2. .gitignore を活用して「余計なものを除外」

バージョン管理ツールGitを使う場合、.gitignoreで「コミットしないファイル」を指定しておくと便利です。

よく無視するファイル例:
node_modules/ .env .DS_Store *.log

  • エディタの設定ファイルやログファイルなど、チームで共有不要なものは除外しましょう
  • GitHubに.gitignoreテンプレートも豊富にあるので、自分の言語・環境に合ったものを使うのがおすすめ!

🏷️ 3. リファクタビリティを意識した命名&ディレクトリ設計

  • フォルダ名・ファイル名には“用途”や“機能名”を含める
    • login-form.jsxuser-service.ts など一目で役割が分かる名前が◎
  • 命名は英語で統一(チーム開発を見据えて)
    • コードは世界共通語…とはいえ、迷ったらChatGPTや辞書を活用すればOK!

💬 「過去の自分VS未来の自分のリーダビリティ戦争」に勝つための命名、大事です。


📚 4. 補足資料・ナレッジの置き場を決めておく

設計メモや会議記録、Tipsなどが散らからないように、docs/ というフォルダを確保しておくと整理しやすくなります。

例:

docs/
├── meeting-notes/
├── api-spec/
└── architecture.png

  • 資料のPDFやスライドも一緒に保存しておくと便利
  • ドキュメント化する習慣がつくと、チーム内の“知の資産”も増えていきます

✅ ここでの学びまとめ

エンジニアの整理は“自分だけのため”ではなく、コードの未来やチームの誰かのための気遣いでもあります。
わかりやすい構成と命名は、最高のコミュニケーションツールになるんです。


⚙️ 第4章:便利ツール&自動化で整理をもっとラクに

整理は大事。でも、「毎回ちゃんとやる」は意外と難しい…!
だったら、“ラクに続けられる仕組み”を使いましょう。
ここでは、ファイル整理をサポートしてくれる便利ツールや、ちょっとした自動化の工夫をご紹介します。


🧭 1. Everything Search:爆速ファイル検索ツール

Windows標準の検索機能にイライラしていた私が出会って感動したのがこれ。

  • ファイル名の一部だけで爆速検索
  • インデックス化で検索スピードが圧倒的に早い
  • 軽量&シンプルでとにかく使いやすい

💬 「昔の設計メモ、どこ行ったっけ?」となっても、Everythingなら秒で見つかります。


📦 2. PowerToys(特に PowerRename)

Microsoft公式の拡張ツールで、ファイル整理にも最適。

  • PowerRename:複数ファイルの名前を一括変更できる
    → 例:「画像 (1).png」「画像 (2).png」→「2023_event_01.png」などに一気にリネーム!

  • 「ファイル名の表記揺れを整えたい」

  • 「一括で日付をつけたい」

そんなときに重宝します。


📁 3. 自動整理フォルダ(タスクスケジューラ+バッチファイル応用)

少し上級テクですが、「特定の拡張子を自動で移動する」などの自動整理も可能です。

例:Downloads/フォルダにある.pdfを定期的にdocs/へ移す

  • バッチファイル(.bat)で処理を記述
  • タスクスケジューラで定期実行設定

「散らかる前に勝手に整えてくれる」この発想、クセになります。


🧠 4. その他おすすめの“ゆる自動化”アイデア

  • Clibor / Ditto:コピペ履歴を賢く保存(定型文やパスもラクラク管理)
  • AutoHotkey:ショートカットの自作で作業速度UP
  • マウスジェスチャーソフト:ファイル操作の簡略化に便利

✅ ここでの学びまとめ

“整理し続けられる環境”を作ることが、最大の整理術です。
自分のズボラさを責めるのではなく、“ズボラでも散らからない仕組み”を味方にしましょう。


📝 まとめ・あとがき

エンジニアになりたての頃、
ファイルを探すたびに「あれ、どこに保存したっけ?」と迷子になる日々を送っていました。
正直、ファイル整理なんて“手が空いたときにやればいい”と思っていたんですが、
ある日、先輩のPCを見て衝撃を受けました。

整ったフォルダ構成。明快なファイル名。無駄のない検索操作。

「これが…仕事できる人のPCか…!」

そんな衝撃と少しの憧れから、私も少しずつファイル整理の工夫を取り入れてきました。


この記事では、

  • 整理の基本:分類と命名のコツ
  • よくある失敗と対策
  • エンジニアならではの構成設計
  • 整理が続く便利ツールや自動化

といった内容を、私なりの経験からご紹介しました。

整理は“完璧”を目指さなくても大丈夫。
大事なのは、「未来の自分が迷わないこと」 と、 「仕組み化でストレスを減らすこと」 です。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事が、ファイル整理に悩む誰かのちょっとしたヒントになればうれしいです。
「私も同じ失敗したよ〜」や「こういうやり方もおすすめ!」などあれば、ぜひコメント欄で教えてください😊


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