背景
2025年7月現在、5年以上使っているデスクトップ Windows マシンがありますが、Cドライブの空き容量が少なくなってきたのでどうにかしたいと思ったのがきっかけです。調べてみると空き容量は 25GB ほどのようです。
現在のマシンの詳細
デスクトップマシン本体は、2019年前後に購入した Dospara の GALLERIA GAMING DESKTOP マシンで、15万円程度のモデルです。
ストレージ
CドライブとDドライブがあります。Cドライブは250GB(空き25GB)で、Dドライブは1000GB(空き200GB程)となっています。
Cドライブは NVMe/PCIe M.2 SSD で、Dドライブは SATA HDD となっています。
マザーボード
ASRock AB350M-HDV です。
このマザーボードは後継モデルとして AB350M-HDV R4.0 がありますが、今回のマシンのマザーボードは後継モデルではありません。
- 4 x SATA3 6.0 Gb/s コネクタ、サポート RAID (RAID 0, RAID 1 および RAID 10), NCQ、AHCI およびホットプラグ機能
- 1 x ウルトラ M.2 ソケット, M キータイプ 2242/2260/2280 M.2 SATA3 6.0 Gb/s モジュール、および、最大 Gen3 x4 (32 Gb/s) (Matisse、Picasso、Summit Ridge、Raven Ridge、Pinnacle Ridge の場合) 、または、最大 Gen3 x2 (16 Gb/s) (A シリーズ / Athlon シリーズ APU の場合) までの M.2 PCIe モジュールに対応
このマザーボードは、M.2 SSD スロットが1つだけ付いています。
メモリ
8GB x 2 の 16GB が装着されています。
ストレージ不足の解消方針
(案1) HDD ストレージで増設する
- 既存ストレージ
- M.2 SSD 250GB
- Cドライブ
- SATA HDD 1000GB
- Dドライブ
- M.2 SSD 250GB
- 追加ストレージ
- SATA HDD 1000GB
- Cドライブ
- SATA HDD 1000GB
Cドライブはもともと M.2 SSD Gen3 x4 で最大 32Gbps (= 4000MB/s) の転送速度が出ているので、Cドライブの増設を HDD でやってしまうと SATA で 6Gbps (= 750MB/s) しか転送速度が出せないため、パフォーマンスが落ちる問題が生じます。
(案2) M.2 SSD ストレージで増設する
- 既存ストレージ
- M.2 SSD 250GB
- Cドライブ
- SATA HDD 1000GB
- Dドライブ
- M.2 SSD 250GB
- 追加ストレージ
- M.2 SSD 1000GB
- Cドライブ
- M.2 SSD 1000GB
これができるならそうしたいですが、現在使っているマザーボード AB350M-HDV は M.2 SSD のスロットが1つしかありません。このため、増設する方針では SATA SSD/HDD を使うしかなくパフォーマンスが落ちる問題を回避できません。
(案3) M.2 SSD ストレージで装換する
- ストレージ
- M.2 SSD 1000GB
- Cドライブ
- SATA HDD 1000GB
- Dドライブ
- M.2 SSD 1000GB
- 予備ストレージ
- M.2 SSD 250GB
メインとなるCドライブに使うストレージを、新しく用意する M.2 SSD 1000GB に装換する方針です。装換のためには現在のCドライブのデータを旧 SSD から新 SSD にクローンする必要があります。
そのためには一時的に M.2 SSD を2枚同時に扱う必要がありますが、前述の通り、マザーボードには M.2 SSD スロットが1つしかありません。そこで、外付け M.2 SSD ケースが必要になります。
購入するもの候補
M.2 SSD 1000GB
NVMe/PCIe M.2 SSD を購入する際の候補となるメーカーは Crucial と WESTERN DIGITAL (WD) が有力ですが、価格.com で調べてみると2025年7月時点では WD の方が2025年1月に新製品を出していて、それが最新モデルとして高機能そうです。
今回はそのモデル WD_Black SN7100 NVMe SSD WDS100T4X0E (M.2 2280 PCIe Gen4 ×4) を使うことにします。
外付け M.2 SSD ケース
外付け M.2 SSD ケースはいくつかのメーカーや種類がありますが、「UGREEN M.2 SSD 外付けケース NVMe/PCIe 専用 USB3.2 Gen2 接続規格 UASPモード対応 転送速度 10Gbps」あたりがよさそうです。UGREEN の M.2 SSD 外付けケースには NVMe/PCIe + SATA 両対応のモデルもありますが、SATA M.2 は使う予定がなく NVMe/PCIe 専用のモデルの方が高機能なのでこちらを使うことにします。
ヒートシンク
今回は使わないでもよさそうだと思っています。
ヒートシンクの必要性の考察については https://chimolog.co/wd-black-sn7100/ を参照しました。
もし購入するのであれば、GLOTRENDS M.2 ヒートシンク (2280 M.2 SSD) がよさそうです。
装換手順
Amazon で注文したものの M.2 SSD が届くのに3週間ほどかかるようなので、またそのときに追記します。