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NotebookLM の Data Table で面倒なチェックリストを一瞬で埋めてみた

Last updated at Posted at 2025-12-25

はじめに

最近、NotebookLM に「Data Table」という新しいアウトプット形式が追加され、さらに スプレッドシートへのエクスポートにも対応しました!

  • 表形式での整理
  • ワンクリックでのスプレッドシート化

これにより、データの表形式への整理が一気に楽になります!

公式ポストはこちら↓

実際に、データソースから情報を抽出して、表にまとめ → そのままスプレッドシート化しているポストもありました。

これを見てふと思いました。

Gemini の知識 × NotebookLM のデータ参照 × Data Table
「セキュリティチェックリスト回答」みたいな作業に最適では?

ということで、ありがちなシチュエーションを想定して試してみました。

やってみた

今回は、 Google Cloud でシステムを構築する際のセキュリティチェックリスト
NotebookLM に回答させてみます。

チェックリストにはIPA が公開している「構築時・運用時チェックリスト」を使用します。

この Excel を Google スプレッドシートに変換し、NotebookLM に取り込みます。

次に、以下のプロンプトを追加して Data Table を生成します。

image.png

構築時チェックリストの各項目全てに対する回答を記載する
全部で14項目
列の内容は以下
要件NO セキュリティ対策要件(構築時) 区分 自社で対応可能な要件 外部委託先の活用で対応すべき要件
Google Cloudのベストプラクティスを検討し「自社で対応可能な要件」、「外部委託先の活用で対応すべき要件」に回答し、その他の列は値をコピーすること

結果

実行すると、1〜2分程度で結果が生成されました。

image.png

  • 元のチェックリスト構造を維持
  • Google Cloud のベストプラクティスを踏まえた内容
  • 「自社対応 / 外部委託」の切り分けも自然

初稿としては十分使えそうな出来栄えです!

スプレッドシートへのエクスポートもワンクリック

生成された Data Table は、ワンアクションでそのままスプレッドシートに書き出し可能です。

image.png

  • そのまま提出用資料に
  • 社内レビュー用のたたきに
  • 追加修正・コメント付けも簡単
  • Excel変換可能

「AIで作った後どうするの?」的な問題が、ここで一気に解消されます。

精度をさらに上げるには?

今回は Gemini 自身の知識で回答させていますが、

  • 構築するシステム構成図、システム仕様、提案依頼書
  • 採用している Google Cloud サービス
  • 組織のセキュリティポリシー

といった情報を 追加データソースとして与えることで、

  • 回答精度の向上
  • 「なぜその対応なのか」の根拠提示
  • 参照元(公式ドキュメント等)の明示

といった、より実際のレビューに耐える回答も期待できそうです。

他にも使えそうな活用例

今回のチェックリスト以外にも、例えば、

  • ISMS / SOC2 / PCI DSS チェックリストの一次回答
  • クラウド設計レビュー観点表の作成
  • RFP・要件定義書の比較表作成
  • 複数ドキュメントの差分整理
  • 社内ルール・ガイドラインの棚卸し

「読む → 整理する → 表にする」作業全般で活躍しそうです。


ますます便利になる NotebookLM。
来年もどんなアップデートがあるか楽しみですね。

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