LookerのLookMLコード管理にはGitリポジトリが利用できます。
本記事ではBacklog Gitリポジトリを連携する手順をまとめました。
プロジェクトに対しGitの構成
作成したプロジェクトに対しGitを構成します。
リポジトリURLの入力
Backlog GitリポジトリのURLを入力します。
URLはここから取得できます。
次にホスティングサービスを選びます。
Backlog Gitの場合は「Custom Git Configuration」です。
認証情報の入力
ここで設定したリポジトリがあるBacklogプロジェクトに入れるBacklogユーザーのID、パスワードを設定すれば構成は完了です。
但し、この場合LookerプロジェクトでLookMLを編集、コミットしたユーザーをバックログ上のコミット履歴で識別することが難しくなります。
常にここで設定した単一ユーザーでアクセスしていることになるためです。
ちゃんと複数人のコミッターをBacklogのユーザーと紐づけて管理したい場合はもうひと手間必要です。
ユーザー属性の追加、設定
「管理」->「ユーザー」->「ユーザー属性」より、Backlog Git認証のための追加の属性を設定します。
ここではBacklogのIDとパスワードを設定できるように追加のユーザー属性を作っています。
Backlogがユーザー名がLookerのユーザー情報と一致(例えばメールアドレス)するならばID項目の作成は省略できます。
シークレットととなるパスワードは送信先を制限する必要があるので、Backlog GitリポジトリのURLをワイルドカードで指定します。
追加した属性は各ユーザーが個人のアカウントページで設定できます。
これで準備ができたので先ほどの接続設定画面に戻ります。
ユーザー属性を加えてGitリポジトリを設定
「Use user attributes for username and password.」のラジオボタンをオンにし、BacklogユーザーのID、パスワードとそれぞれのDeveloperが認証に使うユーザー属性をプルダウンから選択します。
これで構成完了です。
Lookerプロジェクトで複数人がLookMLを編集してもそれぞれのコミッターが識別されて表示されるようになります!
Backlog Git以外のサードパーティーのGitホスティングサービスを連携する場合も同様の手順でできそうです。