ふとChat GPTができることを調べている時に目にしたメッセージ、「テキストコミュニケーションしかできません」・・・人から仕事を奪うくらい賢いんだろっ、甘えるなよ!っと思っていたところ、コードならかけると言い訳をしてきた。
じゃChat GPTにSVGコードでイラストを描いてもおうじゃないか。というお話。
Prompt:世界に7つあるボールを求めて冒険をする少年。猿のような尻尾があり、カンフー着をきています。
と、超有名なドラゴンなボールを探して旅する「少年」を遠回しにリクエスト。
すると・・・
との頼もしい返事が。
で、実際に描いてくれたのがこちら
Chat GPT「こちらです」
「こちらです」じゃねぇよっ!
でも、指示の内容が悪くて「少年」のことが理解できてないのかな、と気持ちを持ち直して、さらに指示をした。
Prompt:オレンジ色のカンフー着を着ています。左胸には「亀」のワッペンが貼ってあり、カンフーシューズを履いています。少年はカンフーキックをしています。
と、より具体的な指示をしました。
とまたもや頼もしい返事が。
ポーズOK!ワッペンOK!シューズOK!期待してるよっ
で、実際に描いてくれたのがこちら
Chat GPT「こちらです」
オレンジと緑の何かが増えたけど、カンフー着のつもりなんかなー、Chat GPTはカンフーシューズを下駄かなんかと思ってるのかなー。あれ画面が滲んでよく見えないや。
ヨン様到来
ジワるイラストにすっかり心を折られていたところに次世代の彼が到来。そうChat GPT4様(以下ヨン様)だ!いぇーいっっ
全然レベルの違う処理能力に理解力なんでしょ、頼みましたよ、旦那!
仕切り直しとばかりに、今までの内容を再度指示してみた
Prompt:猿のような尻尾とオレンジ色のカンフー着を着た少年が、世界に7つあるボールを求めて冒険をしています。彼はカンフーシューズを履き、左胸には「亀」のワッペンが貼られています。彼はカンフーキックをしています。
するとヨン様は
さすがのヨン様、わかってる感たっぷり。溢れる自信。
で、実際に描いてくれたのがこちら
ヨン様「こちらです」
ヨン様「こちらです」
・・・・・・・・・・・・・・・・ここから
僕 VS ヨン様の死闘がはじまる。
数えきれないくらい指示を繰り返したので、ダイジェストでお送りします。
ヨン様「こちらです」
ヨン様「こちらです」
ヨン様「こちらです」
ヨン様「こちらです」
ヨン様「こちらです」
動きを指示すれば体がバラバラ、髪の毛を指示すればこぶができる。あー言えばここがダメに、こう言えばそこがダメに、と全く前に進まず。
四日連続でヨン様の今日はもう無理、みたいなギブアップが出るまで指示し続けましたが・・・
全身を諦めた
はい、全身は無理、絶対無理。
顔だけに集中して、なんとか7つのボールを求めて冒険する少年を描いてくれ
Prompt:顔だけで良いので、詳細なものにしてください。 顔はやや斜めを向いていて、目は大きく眉毛は濃く凛々しい。口はニコッとしている。前髪が数本垂れていて、他はツンツンヘアー、左に3本右に2本のツノ状のツンツンがある。 詳細で細かな部分まで描いてください
ほら、みんなイメージできるでしょあの笑顔。
これに対し、ヨンの野郎は
ん、できる限り?
不穏な空気を感じましたが、実際に描いてくれたのがこちら
ヨン「こちらです」
ヨン「こちらです?」
ヨン「こちらかな?」
ヨン「こちらですね!」
パーツごとにあと数センチ横に、みたいな細かな指示を繰り返した結果、笑顔のかわいい青年に出会うことができました。
コレジャナイ感に押しつぶされたので、ここまででチャレンジ終了しました。
実は顔だけに絞ったあたりから、ヨンの野郎からは次の文言が必ず文末に追加される様になる。
Chat GPTにイラストを描かせてみたらわかった事、
Chat GPTも言い訳する
でした。