Pipenvとは
プロジェクトごとに自動で仮想環境を作成し、仮想環境ごとにパッケージ管理を行うことが出来るライブラリ。
他のプロジェクトに影響させることなく、そのプロジェクト専用の環境を作ることが出来る。
実行環境
- windows10
- python 3.8.7
事前準備
-
pythonのインストール
公式サイトから必要なバージョンを選択してダウンロードする。
ダウンロードファイルを実行し、セットアップウィザードに沿ってインストールする。 -
pipのインストール
ターミナルでpip --versionとコマンド実行し、バージョン番号が表示されればOK。(Python3.4以降は標準搭載)
ターミナル
pip --version
実行結果:pip 20.2.3 from c:\users\***\.pyenv\pyenv-win\versions\3.8.7\lib\site-packages\pip (python 3.8)
Pipenvをインストール
以下コマンドを実行してバージョン表示されることを確認。
ターミナル
pip install pipenv
pipenv --vesion
実行結果:pipenv, version 2023.9.1
仮想環境を作成
- プロジェクト用のフォルダを適当な場所に作成し、その中に移動する。
- 以下コマンドを実行する。
ターミナル
pipenv --python 3.8 (※事前準備でインストールしたPythonバージョン)
上記移動先フォルダいかにPython3.8で動く専用の仮想環境が用意される。
同時にPipfileとPipfile.lockという名前の2つのバージョン管理ファイルが自動生成される。
仮想環境に入る
- 以下コマンドを実行
ターミナル
pipenv shell
----実行結果----
Launching subshell in virtual environment...
Microsoft Windows [Version 10.0.22621.2283]
(c) Microsoft Corporation. All rights reserved.
プロジェクト専用の仮想環境が動作する。
パッケージインストール
- 以下コマンドを実行
ターミナル
pipenv install <パッケージの名前>
仮想環境で使用するためのパッケージがインストールされる。
インストールしたパッケージは、仮想環境作成時に自動生成された「Pipfile」に記述され、このファイルでバージョン管理されていく。