概要
本記事ではエンジニアが技術的な質問やツッコミをする際に気を付けるべきポイントを記載します。発言の真意を曇らすことなく、相手や周囲の聴衆に悪い印象を与えないための言葉選びをしましょう。
なお、マサカリを受ける際の護身術はこちらの記事が参考になります。
背景
ITエンジニア界隈で使われる「マサカリを投げる」という表現があります。勉強会で登壇者に質問したり slack 上で討論をするときに、ストレートかつ辛辣なツッコミを入れることを指します。主に質問者の知見が回答者よりも豊富だったり、社会的地位が高い場合の比喩のようです。
このようなコミュニケーションは、場の雰囲気を乱しがちです。当事者のみならず聴衆までも萎縮させたり、「マウントをとろうとしている」「喧嘩売ってるのか?」といったネガティブな印象を与えたり、コミュニティにいづらくなりフェードアウト、というケースも少なからず。
私の肌感だと 9 割は発言者に他意はなく、真摯に向き合っているのです。しかしながら誤解を生まないよう出来るだけシンプルに、といった配慮が煮詰まった結果、攻撃的ととられかねない喧嘩腰のコミュニケーションが生まれます。
IT エンジニアと一口に言っても、育った環境やカルチャーは千差万別です。回りくどいと感じる慇懃無礼な態度も、相手に配慮した優しさかもしれませんし、チクチク嫌味たらしいと感じる言葉は、気づきを与えるためにあえて、かもしれません。知らんけど。
本記事ではこのようなコミュニケーションロスの発生を未然に防ぐためのポイントを記したいと思います。「こんなに真剣にフィードバックしてるのになぜか煙たがられちゃう、悲しい!」というツンデレ悪徳令嬢タイプのエンジニアの皆様、ご笑納ください。
心構え
1. マサカリはフィードバック
技術者としての成長を促す有益なものにしましょう。決してあなたのこだわりを押し付けるものではありません。
公衆の面前でメンツをつぶされたと感じる方もいます。喧嘩を売られた、と感じる方もいます。
そのように感じさせたら負けです。
2. 登壇者のプロファイルや LT の趣旨を考慮しよう
フィードバックは伝わってなんぼ。いくら正論であっても響かなくては意味がありません。
相手が受け止めて、咀嚼できるよう気遣いましょう。
3. リスペクトを忘れない
知見を発表する行為に対してまずはリスペクトを示しましょう。
誤った情報を世に発信することが許せないという方もいるでしょうが、悪意があるわけではないので、優しく指摘しましょう。
投げる
1. 名乗る&名前を呼ぶ
初対面の人間が会話する際のプロトコルというものがあります。
2. 声のトーンは明るく
真剣に話してるつもりでも周りを怯えさせているかもしれません。敵意がないことを示しましょう。
3. スマイルスマイル
- に同じ。
4. 自分が間違っているかも知れない、という気持ちを持つ
自分は間違わない!という方もいますが、完璧な人間は存在しないのです。そう、完璧なコードというものが存在しないのと同じでね。
5. 枕詞をつける
- 私の知識が古いかもしれませんが〜
- 諸説あるかもしれませんが〜
- 私の知見不足だと思うのですが〜
- 講師の方に意見申し上げるのは恐縮ですが〜
- ○○○さんらしくない仕事ですね
- 言葉を選ばずに申し上げると〜
- 失礼を承知で申し上げると〜
アフターケア
1. 懇親会で話しかける
辛辣な言葉を投げてしまった、と思ったら懇親会で「先ほどは失礼しました」と言いましょう。
まとめ
マサカリを投げる時に気をつけたいことを記載しました。
攻撃的なコミュニケーションは、自分が被弾するのを避けるという説もあります。
あなたは自衛しているつもりが、意図せず周りを傷つけているかもしれません。
特にテキストコミュニケーションでは、情報量が圧倒的に不足しているので、過剰な装飾をつけないと補完できません。
くどいと感じるかもしれませんが、あなたが思う以上に人は他人に怯えるものです。
気持ちの良い関係を維持するため、スマートな大人のマサカリの投げ方を身につけて、世の中をハッピーにしましょう。
最後に
私が所属する株式会社ゆめみはブランドプロミス「GROW with YUMEMI」を掲げ、自分の成長を社会に還元することを夢見ています。成長を促すツールとしてのフィードバックを大切にしています。以下のページで我々のフィードバックに関する考え方やガイドラインを公開しているので、興味がある方は一読ください。