はじめに
AWSはAmazon Web Servisesの略で、Amazonが提供しているクラウドサーバーのサービスです。
AWSへの理解度を高めるために、学んだことをアウトプットします。
今回はIPアドレスのことを説明します。
IPアドレス
インターネットで使われるTCP/IPというプロトコルでは、通信先を特定するのに、IPアドレスを用います。
IPアドレスは、ネットワーク上での住所のようなもので、ネットワーク上が重複しないようになっています。
IPv4とIPv6が存在しますが、今回はIPv4を説明すると、4つに区切られた最大12桁の数字になります。
例)192.168.1.2
ピリオドで区切られた数字は0~255までの数字が入ります。(0.0.0.0 ~ 255.255.255.255)
IPアドレスは32ビットで構成されます。
ピリオドで区切られた数字はそれぞれ8ビットずつとなります。(255は8桁の2進数の最大値)
簡単なイメージでいうと、1ビットの中には0か1の数字が入り、それが8個連なって8ビットが構成されているということです。
パブリックIPアドレスとプライベートIPアドレス
パブリックIPアドレス
インターネットで使われるIPアドレスのこと。
IPアドレスが重複すると正しく通信できないため、ICANNという機関がパブリックIPアドレスを管理しています。
プライベートIPアドレス
インターネットで使われないIPアドレスのこと。
10.0.0.0 ~ 10.255.255.255
172.16.0.0 ~ 172.31.255.255
192.168.0.0 ~ 192.168.255.255
上記の範囲のIPアドレスはプライベートIPであり、どこかに申請する必要がなく、自由に使えます。
IPアドレス範囲と表記方法
VPCで指定したIPアドレスはネットワーク部とホスト部に分けられます。
ネットワーク部は同じネットワークに属する限り、同じ値となる部分です。
ホスト部は割り当てたいサーバーやクライアント、ネットワーク機器に対しての値となる部分です。
例)192.168.1.0 ~ 192.168.1.255
192.168.1までは変わらないため、ネットワーク部です。
0や255は変わるため、ホスト部です。(数字を割り当てるために、変化させる)
IPアドレスの範囲を表す際に、192.168.1.0 ~ 192.168.1.255のような表現は長いため、通常しません。
CIDR表記、もしくは、サブネットマスク表記を使うことが一般的です。
CIDR表記
例)192.168.1.0 ~ 192.168.1.255
CIDR表記 192.168.1.0/24
24という数字はネットワーク部のビット長を表します。
192.168.1までがネットワーク部となるため、24ビットとなります。(1つの数字ごとに8ビット)
ちなみに、この24ビットはプレフィックス(prefix)と呼ばれます。
サブネットマスク表記
例)192.168.1.0 ~ 192.168.1.255
サブネットマスク表記 192.168.1.0/255.255.255.0
プレフィックスのビット数だけ2進数の1を並べ、残りは0を記述した表記になります。
8ビットに全て1を入れた時が255なので、プレフィックスが24ビットの時は255.255.255.0となります。
参考
「Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築」
著者:大澤文孝、玉川憲、片山暁雄、今井雄太
最後に
本投稿が初学者の復習の一助となればと幸いです。