Djot とは?
PandocやCommonMarkの開発者で知られる jgm こと John MacFarlaen さんが、複雑化したMarkdownへのジレンマ1をカタチにした軽量なマークアップ構文です。
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Beyond Markdown こちらがジレンマ、是非ご一読を
インフォメーション 20240229 09:00:00 JST
- jgmさんに翻訳公開の許諾と公式レポジトリのdiscussionでの告知を許可いただきました
Pandocにも読み書き対応でサポートされました。パーサーや各言語実装の開発も行われていてその注力具合からCommonMarkに取って代わる存在として注目されています
Djot Syntax(Djot構文の日本語訳)をはじめ、各文書の日本語訳を更新しました。各リンクは上記日本語版READMEからも辿ることができます。
基本的にCommonMarkによく似ていますがCommonMarkよりも改行やインデントを用いたルールを明確にしバックトラッキングのない解析を軸として緩めるところは緩めた構文。
まったく新しい構文というよりは、あまたあるマークダウンの中で産まれるべくして産まれた存在なのかなと思います。
What if we weren’t chained to the past? What if we tried to create a light markup syntax that keeps what is good about Markdown, while revising some of the features that have led to bloat and complexity in the CommonMark spec?
-- Beyond Markdown
過去に縛られていなかったらどうなるでしょうか? CommonMark仕様の肥大化と複雑化につながった機能の一部を改訂しながら、Markdownの利点を維持する軽量のマークアップ構文を作成しようとしたらどうなるでしょうか?
各ドキュメント
取り急ぎ以下の3ドキュメントについて翻訳、文書はMarkdownユーザーならとっつきやすく、CommonMarkユーザーなら「なぜこうなったのか?」を動機面からわかりやすく伝わるよう心がけ翻訳をしました。
間違いや誤訳の指摘ご感想があれば参考にさせていただきます。
フィードバックをいただければ幸いです。
(syntax.md /HTMLはサイズXLなので折を見て翻訳します 翻訳完了しました。)
Pandocはpandoc 3.1.12 (2024-02-14)から正式にサポートを開始しました。
各種実装も増えていくようなので楽しみです。