はじめに：本日の読書会について

今日は、「CyberSecurityの論文を読む会」ということでお集まりいただき、誠にありがとうございます。

まず自己紹介

元々渋谷の弊社でコロナ前に機械学習の論文輪読会やKaggleハッカソンをやっておりました
https://www.team-ai.com/

我々のチームは、

具体的には以下のように進めています。

うちは大企業じゃないので、現状課題があります。

自虐的ですが、この “足して2で割った中間領域” こそ我々の価値だと思っているものの、なかなか理解されにくい状況です。

もともとは AI の論文を読む会として、2016年から渋谷で「Team AI」という名前で活動していました。

(以上イントロ)

今回は試しに、以下のような方法でやってみたいと考えています。

また、以下のような参加の仕方にも対応できます。

初回なのでトライアンドエラーで進めさせていただければと思っています。

ご存知の通り、AI 各社は非常に強力です。

短めにまとめると、

我々の最初のきっかけになった問題があります。

「耐量子暗号」って
- バウンダリーという意味であいまいでは？
- 「耐える（耐性）ってピンキリでは？」
- 「量子コンピューターってピンキリでは？」
  - それを組み合わせた「ピンキリ × ピンキリ」は一体どうなるのか？

何か問題で決着がつかない時、我々はよく“源流をたどる”アプローチを取ります。

格子暗号では、Jil Piperという女性数学者が巨匠です(米国数学協会代表)
- 20年前から量子の概念を議論
- 我々はこれを“マイルストーンペーパー”として扱う
- 数十年経っているので、数学には絶対がない点を気をつけつつ、ほぼ"依拠しても安心できるファクト"としてピン留めし、ここから論理の梯子をかけても安心できる(LLMが確率アウトプットでブレるが、このmilestone paperはブレない = どこまで確証が持てるか可視化しやすくなる)
ゼロ知識証明では、Shafi Goldwasser（チューリング賞受賞）
- この人の論文は歴史的マイルストーンとして機能
- 1980年代の論文でもとても分かりやすい

理由としては、

最近気に入っている手法です

これを何度も繰り返すことで精度が上がっていきます。

研究は“着地させる”必要があるため、AIの助け方には注意が必要ですが、査読支援は非常に強力です。

以上、長くなりましたが、こうした背景を踏まえながら本日の会を進められればと思っています。