0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Claude Codeのエラー多発、ダウングレードで直ったのに理由が分からない話

0
Last updated at Posted at 2026-08-09

8月に入った頃、業務で使っているWindows機のClaude Codeでリクエストエラーが多発した。3日続いた。「ダウングレードしたら直った」という記事を見つけて、コマンドプロンプトからCLIを旧版に入れ直したら、たしかに止まった。デスクトップアプリの方は何も触っていない。exeは元のバージョンのままだ。

その後で公式ドキュメントを読み直して、自分の対処が半分まぐれだったと知った。Claude Codeは入口(インストール経路)が複数あって全部バージョンが別だし、ネイティブ版は放っておくと自動更新で元に戻る。この記事は、次に同じ状況になった人(と自分)のために、切り分けの順番と、面ごとの正しい下げ方・固定の仕方を置いておく。

[toc]

先に切り分ける。ダウングレードは最後の手

エラーが多発したとき、手元のバージョンが原因とは限らない。あとから何も触っていないMac側の会話ログをgrepしたら、7月末に3日間で計252件(71件→124件→57件)、8月頭にも別の山があった。エラーの山は珍しいものではなく、そして山はどれも、こちらが何もしないまま数日で引いていた。だから手元をいじる前に、まず上流を疑う。

順番はこうしている。

  1. status.claude.com を見る。サーバ側の障害なら何をしても直らない
  2. エラー文言を読む。529overloaded はサーバ側の混雑。ECONNRESETUnable to connect はネットワーク経路(プロキシ・VPN含む)。401 は認証で、これは再ログインの話
  3. claude doctor を打つ。インストールの健全性と設定ファイルの異常を、セッションを立てずに診断してくれる
  4. ここまでで説明がつかず、特定バージョンから始まった感触があるなら、ダウングレードを試す

入口は1つじゃない。バージョンも別

ハマりの本体はこれだった。Claude Codeのインストール経路は複数あって、それぞれ独立にバージョンを持つ。

入口 自動更新
ネイティブインストーラ(推奨の入れ方) あり。バックグラウンドで勝手に上がる
npm (@anthropic-ai/claude-code) 起動時に更新を試みる
Homebrew / WinGet / apt系 なし(手動)
VS Code拡張・JetBrainsプラグイン エディタ側の拡張管理
デスクトップアプリ アプリ側で管理

つまり「ダウングレードした」と言うとき、どの面を下げたのかが問題になる。CLIを下げてもVS Code拡張は別だし、逆もそうだ。自分の実例がまさにこれで、下げたのはコマンドプロンプトから入れ直したCLIだけ。デスクトップアプリのexeは元のバージョンのまま残っていた。それでもエラーは止まったので、原因がたまたまCLI側にあった(かサーバ側が復旧した)ことになる。面を間違えていたら何も変わらなかったはずだ。

面ごとの下げ方

バージョン指定は公式のインストーラがそのまま受け付ける。2.1.89 の部分は戻したいバージョンに読み替え。

Windows PowerShell
& ([scriptblock]::Create((irm https://claude.ai/install.ps1))) 2.1.89
Windowsコマンドプロンプト
curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd 2.1.89 && del install.cmd
macOS / Linux / WSL
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash -s 2.1.89
npm経由で入れている場合
npm install -g @anthropic-ai/claude-code@2.1.89

下げたら claude --version で指定した番号が出ることを確認する。出ないなら別の入口のバイナリが先に掴まれている(後述)。

下げただけだと、自動更新が元に戻す

ここが一番の落とし穴だと思う。ネイティブ版は起動時とバックグラウンドで更新を確認して、勝手に最新へ上げてくる。ダウングレードで直ったつもりが、翌日また元のバージョンで起動していた、が普通に起きる。

戻したバージョンに留まりたいなら、settings.json で自動更新を止める。

~/.claude/settings.json
{
  "env": {
    "DISABLE_AUTOUPDATER": "1"
  }
}

恒久対応としては、毎回手で止めるより「最新を追わない」設定の方が楽だった。stable チャネルは1週間ほど遅れて配信され、大きなリグレッションを踏んだリリースはスキップされる。

~/.claude/settings.json(こっちが常用向け)
{
  "autoUpdatesChannel": "stable"
}

minimumVersion を足すと、これより下には更新が下げない床も作れる。

複数の入口が同居していると、もう1段ややこしい

npmで入れた後にネイティブインストーラも試した、みたいな環境だと、PATH上でどちらの claude が先に掴まれるかで挙動が変わる。「下げたのに claude --version が変わらない」ときはだいたいこれで、claude doctor が競合するインストールを指摘してくれる。消す方を決めて片方に寄せる。

白状しておくこと

  • Windows機で当時何のバージョンからいくつへ下げたか、記録を取っていなかった。なのでこの記事には「このバージョンが悪い」という情報がない
  • 「ダウングレードして直った」と書いたが、Mac側で観測したエラーの山はどれも、何もしないまま数日で収まっていた。自分の解決がダウングレードの効果だったのか、上流の嵐が過ぎただけなのか、正直区別がついていない。切り分けの1番(statusを見る)を最初にやらなかったツケで、原因を特定する機会をもう失っている
  • デスクトップアプリを旧版に戻していないのに直った、という事実も「CLIのバージョンが犯人」説と「上流説」のどちらとも矛盾しない。決め手にならないまま残っている
  • エラー件数252件はMac側の会話ログをgrepした数字で、Windows機の件数は数えていない

次に同じことが起きたときの自分用メモ

  1. status.claude.com を開く。障害中なら待つ
  2. エラー文言をそのまま控える(あとで因果を判定する唯一の材料になる)
  3. claude doctorclaude --version を全部の面(CLI・エディタ拡張・デスクトップ)で控える
  4. 下げるなら1面ずつ。下げたら自動更新を止めて、直ったかを1日観察する
  5. 直っても、どの手が効いたのか分からない状態で手を重ねない

3日ハマった実感として、一番効くのは4と5だった。焦って複数の手を同時に打つと、直ったときに理由が分からない。実際、自分はいまだに分かっていない。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?