はじめに
前回の記事では、
- 午後Ⅱは「正解を書く試験」ではない
- IPAは「あなたの考え」を見ている
- そのため、他人の合格論文は参考になりにくい
という前提を整理しました。
午後Ⅱでは、
「自分の考えを一貫して説明すること」
が重要になります。
では、実際にはどのように準備すればよいのでしょうか。
私の結論は、
本番で60点を取るためには、事前に80点の論文を準備しておく必要がある
というものです。
今回は、この考え方について説明していきます。
参考書の論文は「60点論文」と考える
ここで重要なのは、参考書の論文の位置付けです。
私は、参考書に掲載されている論文を、
「本番でそのまま書ければ合格できる60点論文」
だと考えています。
もちろん、参考書の論文の品質が低いと言いたい訳ではありません。
むしろ、参考書の論文は非常によくできています。
しかし、午後Ⅱの本試験では、
- 初見の問題文
- 疲労
- 時間制限
- 焦り
といった、パフォーマンス低下要因が必ず発生します。
そのため、
参考書と同レベルの論文を事前準備しているだけでは、本番で合格ラインを下回る可能性があります。
つまり、
本番で60点を取るためには、事前準備の段階では60点を超える論文を準備しておく必要がある
ということです。
私は、この論文を便宜上
「80点論文」
と呼んでいます。
本番で60点を取るためには80点論文を準備する
では、どうすればよいのでしょうか。
私の考えは非常にシンプルです。
本番で60点を取るためには、事前に80点の論文を準備する
ことです。
言い換えると、
「崩れることを前提に準備する」
ということです。
例えば、
-
事前に60点レベルの論文を準備する
→ 本番では50点になり不合格 -
事前に80点レベルの論文を準備する
→ 本番では60~70点となり合格
というイメージです。
もちろん、これは厳密な採点結果を示すものではありません。
しかし、
本番では必ずパフォーマンスが落ちる
という前提で考えることは非常に重要です。
80点論文とは何か
では、「80点論文」とは、どのような論文なのでしょうか。
ここで言う80点論文とは、
- 難解な専門用語を並べた論文
- 模範解答を丸暗記した論文
- 完璧な文章
ではありません。
私が考える80点論文とは、
自分の言葉で、一貫した判断を説明できる論文
です。
言い換えると、
本番で多少崩れても、合格ラインを下回らない論文
とも言えます。
多少表現が崩れても、
- 設問の要求を満たしている
- PMとして妥当な判断をしている
- 判断理由を論理的に説明できる
のであれば、本番でも十分戦える論文になります。
午後Ⅱで評価されるのは、文章の美しさではなく、PMとしての判断の妥当性です。
ここまでのまとめ
午後Ⅱ対策で重要なのは、
本番で崩れることを前提に準備すること
です。
参考書を読むだけではなく、
「自分が本番で書ける論文」を事前に作り込む
ことが重要になります。
これが、私が考える午後Ⅱ対策の基本戦略です。
次回予告
次回は、
「80点論文をどのように作るのか」
について説明したいと思います。
具体的には、
- 合格論文の考え方
- 学習の進め方
- 第三者視点の活用方法
といった、80点論文を完成させるまでのプロセスを整理していきます。
あとがき
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事が、午後Ⅱ対策の方向性を考えるうえで、少しでも参考になれば幸いです。
今後も試験対策や実務で役立つ情報を発信していきますので、よろしければフォローやLGTMをお願いします。