まさかのIPA試験区分再編
上記タイトルで投稿記事を書いていたら、まさかのIPA試験区分再編!
折角頑張って書いたのに…。
とはいえ、少なくとも2026年度は現行方式が継続されそう
(2026/1/19時点)なので、若干手直しした上で
投稿してみることにしました。
2026年度の現行方式の受験を考えられている方は、
何かしらの参考になるのではと思います。
はじめに
ここ数年、私はIPAの高度区分試験にチャレンジし続けています。
現在の成績はこんな感じです。
| 試験区分 | 成績 |
|---|---|
| プロジェクトマネージャ(PM) | 1勝4敗 |
| ITストラテジスト(ST) | 1勝1敗 |
| システム監査技術者(AU) | 0勝1敗 |
| 通算 | 2勝6敗 |
自分で書いていて悲しくなってきました…。が、
何度も受け続けてきたおかげで、
少しずつですが、見えてくるものが増えてきました。
- 午前2試験の難易度が徐々に上がってきている
- 午後1試験は各区分でアプローチが全く異なる
- 午後2試験の参考書は、どれもあまり役に立たない(個人の感想)
などなど。
この経験を活かして、
- 各試験のざっくり紹介
- 独断と偏見しかない3試験の比較
- 各区分ごとの独自の攻略法(次回以降)
といった、あまり触れられていない視点で
各試験の特徴を整理していきたいと思います。
各試験のざっくり紹介(PM / ST / AU)
まずは私が受験した3種類の試験
- プロジェクトマネージャ試験
- ITストラテジスト試験
- システム監査技術者試験
の、ざっくりとした紹介をしようと思います。
注:真面目な紹介はIPAの公式サイトをご覧ください。
プロジェクトマネージャ試験(以下、PM)
- IPA高度試験の花形(と思います!)
- その名の通り、プロジェクトマネージャの試験
- PM/ST/AUの中では試験範囲が一番広くてめんどくさい
- 令和以降、PMBOK7やDX・アジャイル寄りの出題が増え、
傾向ががらりと変わっている - 経験者はアドバンテージが出やすい(これはST/AUも同様)
- 午後1はストーリー風になっており、とっつきやすい
- 午後2は出題範囲が広いため、多少ガチャ運が絡む
(とはいえ出題傾向はある程度読めます) - 午後1と午後2は良問揃い。すべてのエンジニアに読んでもらいたい!
ITストラテジスト試験(以下、ST)
- PMほどではないものの、IPA高度試験の花形(と思います!)
- いわゆるITコンサルタントの試験
- PM/ST/AUの中では試験範囲は狭いですが、特化型で難易度は高い
- 令和からDX推しになり、傾向が少々変わっている
- 午後1は解き方さえ理解すればPMやAUより対処しやすい
- 午後2は範囲が狭いものの、会社情報など事前準備が必須
- ITと関係ない経営分析などの知見が必須、その勉強で心が折れます…
システム監査技術者試験(以下、AU)
- 高度区分試験の中でも、かなりマニアックな試験(※個人の感想です)
- これもその名の通り、システム監査を行う人の試験
- PM/ST/AUの中では最も試験範囲は狭いが、最も特化型なので難しい
- 平成から傾向は大きく変わってない気が(傾向が掴めてないだけかも)
- 午後1はPM/STの解き方に慣れてると逆にハマる(去年落ちました)
- 午後2は範囲が狭いものの、監査手続がしっかり書けないと厳しい
- いわゆるシステム監査の知見が必須。その勉強で心が折れます…
独断と偏見しかない3試験の比較
次に、独断と偏見しかない3試験の比較を行いたいと思います。
エンジニア馴染み度(PM > ST = AU)
-
何を指すか
エンジニアにとって、試験内容や設問の世界観に
どれだけ日常的な馴染みがあるかを指す
(ここでいうエンジニアとは、いわゆるシステム開発を行う人を想定) -
PMが最も馴染みやすい理由
「マネジメントされる側」を含めると、
ほぼすべてのエンジニアがプロジェクト参画の経験があり、
業務イメージを持ちやすい -
STが馴染みにくい理由
超上流、もしくは経営層に上申する立ち位置になる
本業コンサルでない限り、エンジニアにとっては距離を感じやすい -
AUが馴染みにくい理由
監査・被監査の経験がないと、設問の前提理解から難しい
大企業などで監査対応経験がある場合は例外かもしれない
参考資料多さ度(PM > ST = AU)
-
何を指すか
参考書・Webサイトなど、
試験対策のために利用できる情報の量と質を指す -
前提として
高度区分試験は、参考書そのものが非常に少なく、
かつ役立ち度も高くない
ここは事前に覚悟しておいた方がよいポイント -
PMが比較的恵まれている理由
鉄板の「みよちゃん本&関連動画」
この点はPMの明確なアドバンテージ -
ST / AUが厳しい理由
参考書の選択肢が非常に少ない上、
みよちゃん本のような鉄板テキストがない
また、経営分析やシステム監査関連の書籍は、
内容的に実務寄り・制度寄りの書籍が多く、
試験対策として読むにはモチベーション維持が難しい
知識詰込度(ST > AU > PM)
-
何を指すか
最低限、身に付ける必要がある知識量を指す
ちなみに知識量が少ないほど上位 -
PMが最も多い理由
PMBOK第6版・第7版+アジャイル開発の知識は最低限必要
扱うテーマが広い(特にPMBOK6)ため、
単純に覚えることは一番多い -
STが最も少ない理由
ITに直接結び付かない知識は多いものの、
純粋な暗記量という意味では最も少ない印象
ただし、午後2の題材となる業界知識は必須 -
AUについて
覚える量自体はSTと同程度か、やや多いくらい
ただし(個人的な主観ですが)、
内容が制度・監査手続中心となるため、
体感的な負荷はやや高めに感じやすい
問題エンジョイ度(PM > ST > AU)
-
何を指すか
問題(特に午後1)が読み物として楽しめるかどうかを指す -
PMが最も高い理由
PMはエンジニアあるあるのシチュエーションが多く、
かつストーリー仕立てなので純粋に読み物として面白い
あと、基本的にプロジェクト成功で終わるのが精神衛生上いい -
STは若干クセがあるものの
STはストーリー仕立てではない(物語風だった問4は廃止)
ITというより様々なビジネスや公共の問題をどう解決するか?
というちょっとした謎解き要素があるので、見方を変えれば面白い -
AUは基本、監査の話(当たり前)
AUも同じく、大半はストーリー仕立てではない(たまにあり)
経営、プロジェクト、運用について監査を行う、要は何かしらの
問題点を見つけ出し指摘するため「楽しむ」と真逆で
「淡々と処理」することが求められる※とはいえ、開発・運用・経営を横断的に俯瞰できる点では、
AUは他区分にはない学びがある試験だとも感じています
次回以降について
次回以降は、PM / ST / AU の詳細を
それぞれ記載していきたいと思います。
現行方式は2026年がラストになりそうな感じですので、
「次回で合格を何としても決めたい」方向けに
少しでも役に立つ記事になればと思っています。
私もAUはラストチャンスなので、おすすめの
学習方法があればコメントいただけますと幸いです。
あとがき
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事がどなたかの受験のヒントになればうれしいです。
今後も試験対策や実務で役立つ情報を発信していきますので、
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