TL;DR
- GitlabのRPM追加スクリプト(
script.rpm.sh
)に変更が入り、AmazonLinux2はel/7(CentOS 7)ベースと判定されるようになった - 新規インストールの場合は問題ないが、既存更新の場合は一度最新の
script.rpm.sh
を実行する必要がある - テストが通っている声明はでているものの、Amazon Linux2は公式サポート外のOSとなっている
以下、もうちょっとだけ詳しい話を書きます。
Gitlabの公式サポートからel/6はなくなっている
これはまぁそりゃそうだろと思うんですが、el/6、つまりCentOS6のラインはGitlabの公式サポートからは外れています。そりゃあそうです。
以下のGitlabのRPM一覧ページを見ても、el/6は13.6.7を最後にパッケージのリリースがありません。
というわけで、最新版をelのラインで利用しようとする場合には、最低でもel/7
のラインを利用しないといけません。
AmazonLinux2はGitlabのインストールスクリプトではel/6
として扱われてきた
これまで、AmazonLinux2上でyumパッケージとしてgitlabを利用しようとした場合、以下のスクリプトを用いてrpmレポジトリを追加する必要がありました。
現在のスクリプトでは問題ありませんが、過去のスクリプトでは上記の条件分岐に於いてAmazonLinux2がel/6
相当と判断されるという問題があり(修正はおそらく2021年2月)、少なくとも2020年以前にGitlabをインストールしていたばあいは、el/6のレポジトリを参照する設定となっていると思われます。
修正方法は最新のrpm追加スクリプトを走らせるだけ
修正は実はそこまで大変ではなく、上記で書いたscript.rpm.sh をもう一度実行すればそれで問題ありません。
あとはyum
コマンドで最新パッケージが利用できるようになります
一応、公式にはAmazonLinux2は未サポート
これで一応動くようにはなりますが、公式の声明からもAmazonLinux2はサポート対象OS外です。
ちゃんと動かすなら、以下の公式サポートOSから選ぶのが無難そうですね